書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

安らぎの東の楼閣を尋ね当て

外出時の夜の日課、バッティングセンター。シラフで黙々と打つ、野球小僧になってガムシャラに。それから酔う。昨夜は美味くて、安くて、おしゃべりな中国人シェフがやってる中華料理屋「安東閣」。餃子大使、自称といえども嘘はつけん。久しぶりだが、相変…

毎日を塗り替えてゆく毎日を描き出せ

善くも悪くも気持ちの浮き沈みがもの創りの衝動になっている。まだ、外に放出できる感情ならいいが口にできない(出しちゃいけない)感情こそが厄介だ。昨夜は断酒して、遅くまで書き続けた。淡々と静かに粛々と、荒れ果てた感情をならしてゆく。清閑の夜に…

夜に腰掛けて、中途半端な夢の途中

お洒落な焼き鳥。久しぶりに「今井屋」と対面。稀少部位の串焼きときりたんぽ鍋。丁寧な仕事をしている。まず手を根を抜かない仕事をすること。プロだから技術が必要なのは当然だけど「ひとつ」を「ひとつ」と捉えて、仕事ができるか。やっぱり「ふたつ」や…

銀のスプーンをくわえず、ここに鎮座する

銀座を散歩。きれいだね、ちょっと照れくさいね。したかったのはギャラリー巡り。写真展を中心に6軒、見て回った。衝撃は一瞬で決まる。なので時間をかけない。意図や理屈など後から知ればいい。とにかくたくさんの作品を見た。その後、本屋で読みあさり。銀…

勇壮な空に永遠を描くことができるだろうか

夜に咲く、妖艶なマリーゴールド。花の名前からして夜のほうが似合うと思う。地面に座り込んで撮ったのにピンボケ(汗)それは生ビールとハイボールのせいにしよう。空はいい。なんかさ、希望を見いだせるじゃないか。こう、自分の中のちいさなビビリとかを…

願いの礫、だひたすらに空に空に

故郷から見る今朝の富士。美しい、冷たい空気が凛とした気持ちにさせる。昨日は実家でひらすらに書いた、描いた。普段からテレビをあまり見ないけど実家に帰ってくるとまったく見ることがない。ノートパソコンと筆で5〜6時間、あっと言う間。息抜きといえば…

下を向かず足元を見ろ、上を向かず空を見よ

長いレールの上、いいことも悪いこともある。とばすことも止まることも許される。地元に戻り、長期入院している同級生の妹に病室で書き下ろし。向いのベッドの患者さんにも一筆。ふたりとも病院という限られた世界の中で踏ん張って、耐えて、それでも笑みを…

感じる言葉を拾い集める甲羅干しの午後

立冬から小雪のころ、烏輪のもとで本を玩読するのを慣行としている。本は日常と乖離して喜戯の旅に出られる。こんな晴朗な孟冬の日であればなおさら。わすが数十分でも、それがいい息抜きになる。暁闇に筆を握る。翰墨のときは猛悍な感情の激浪がよせる。そ…

光を浴びて情熱の芽は息吹いてゆく

週に4日、ジムに行く。朝イチで行くことが多いので、ジムや風呂は50代〜60代の先輩方で占めらている。なかなかのツワモノどもが多い。湯船に浸かっていると、後から入ってきて勝手にお湯や水を入れ温度を調節する。リラクゼーションルームでテレビを見ている…

手間をかけるものに感動は宿るのだ

日曜の夕暮れ、コージー散歩。晩秋の街。感性に非常に優しい時間。夜の帳がおちて、「居酒屋 こうじ」をあらため「遊食 こうじ」。料理には語らい、創造がある。そこには良き仲間、佳き酒がある。そして手間がかかる。この手間こそが大切なのだ。前にも書い…

知りたい事は本気の人に聞くことだ

歌舞伎町に店を持つ、大船渡の漢にカレンダー20部お届け。震災の情報交換。清濁あわせ、今を知る。明日から大船渡に帰るとのこと、故郷で命を張る親族、友人に「感字」を書かせていただいた。ひとりからひとりへ。できることしかできないが、そこでの出会い…

皆さんは竜を見たことがありますか?

ブータン国王夫妻が相馬の小学校に行きましたね。韓流スターの誰が来日したかはさっぱりわからないけどこのふたりの美しさには魅了されっぱなしだ。金の臭いがしない、精神の美しさ。ワンチュク陛下は、それぞれの中に龍がいて「経験」を食べて大きくなると…

険しき山を登って静かな心を手に入れる

昨日、書いていた作品の中のひとつに子供たちから両親への結婚28年の記念にという依頼があった。その際に気持ちなどを記入してもらう欄に子供たち(おそらく20歳は越えているだろう)から両親に対してのいろんな想いが書いてあったのだがその中のひとつに「…

じゃがいもゴロゴロ、番長、街に出る

行き着くところ?風に聞いてくれ。さすらいのポテサラ番長、街へ繰り出す。昨夜はアジトで料理アシスタント。俺のできる唯一の仕事。大量のポテサラを仕込みました。今回は酒飲み仕様でマスタードと胡椒を強めに効かせ、隠し味にオイスターソースという大人…

太陽に手を合わせて、あるものの味のままに

身体と気持ちを引き締めるために家での夜の食事を質素にするようになり「居酒屋こうじ」をさぼっている。でもいい加減な食事は、いい加減な人間性を作る。手抜きな料理は、手抜きな仕事をさせる。よって「食事処こうじ」としてランチに頑張る。(勝手に)恒…

2012年カレンダー「四季即是空」完成

2012年カレンダー「四季即是空」完成しました。12枚の空、それは励みであり、怒りであり、希望であり、感謝。震災以降、俺は空を見つづける。毎日のように空を撮りつづけ、この空はつながっていると叫んだ。よかったら手にしてみてください。☝写真をクリック…

秋を纏った色づく街にたたずめば

秋のつれづれ写真倶楽部、井の頭公園。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」よりも象の「はなこさん(64歳)」に感性は動きます。動物園に行けば立ち位置は子供たちに混ざって最前列。急ぐことはない。何度でも噛み砕いて考えるんだ。カエルと哲学します。…

明日から 何かがはじまるよ ステキな事だよ

今朝は四時半に起床。まだ今日という日は闇の中。録画していた、今夏宮城県で行われた「ARABAKI ROCK FEST.11」を観る。東北の空に響いた、多くのミュージシャンの言葉。中でもサンボマスターの「I love you & I need you ふくしま」、そのライブシーンに朝…

光が連れてくる陰さえも抱えて

朝ぼらけのふるさとを後に自宅に戻った。夜明けを告げるふるさとの空。冬の凛とした空気の中、勇壮なる富士の美しさよ。東京は久しぶりの光が注ぐ温かな朝。写真を撮るのも楽しい、有意義な寄り道。一年中、花を描いているが、未だに名前を覚えない。それよ…

感じながら、分け合いながら、暦を重ねて

昨夜は地元に戻って朋友たちと飲みあげた。街道沿いの小さな街、ネットで調べても飲み屋のサイトは一件も出てこない。一軒目が牛角、二軒目はサイゼリヤ。選択肢がないが豊かな夜だった。明けて朝から動く。震災から八ヶ月目今日、カレンダーの納品。12枚の…

自分に負けないための明日を描いて

昨夜は日本駆け込み寺の玄さんの講演、日本財団へ。テキストにはない、リアルな言葉を俺はなぞってゆく。凪に投じた小石のように、頭の中が波を立てる。一生懸命にならず一所懸命でいい。その仕事が好きでも嫌でも、楽しかろうが下らなかろうが、自分で選び…

淡々と静かな時間の中に身を寄せて

気分屋のくせに臆病で、人見知りだけど淋しがり屋。しかしそんな自分勝手な矛盾に苦しくなると筆を持つ力が宿る。やっぱり書くことが自己救済で、透明に触れることができる。気分を変えるのはやはり静かに創ること。キッチンっていう砂場でガキみたいに遊ぶ…

自分に嘘をつかないもっとも正しい方法

魑魅魍魎、群雄割拠、生き馬の目を抜く東京(故郷も東京だけど俺の中ではまた別の意味を持つ)に移り住み深遠なる時間が経つ。空もあり、欲もある。虚もあり、実もある。昨日は東京のオヤジが世界的に有名な俳優と対談する機会があったのでその末席を汚させ…

新しい日を刻むために必要ないくつかのこと

昨夜はいつもの「あかね」。雨なのに昨夜も満席。軽めにして、早めに寝て、早朝に起きる。先にも書いたけど一ヶ月のはじまり(朔日)も大切なように、一週間のはじまりも大切。体調を整え、太陽の時間に気持ちを合わせる。完成の折には、改めて書きますが201…

その空気にこころが晴れる家がある

先日の学園祭終わりにかねてからお世話になっている早稲田ハウス金光社長のご厚意で新松戸にあるモデルハウス「一日わが家」で宿泊体験させていただきました。ロゴを書かせていただいております。リビングでみんなで美味しい料理とワインを頂きながら歓談。…

解体、創世、そして夢は無限に広がってゆく

「夢玄會」再開。マンパワーの結集。日本駆け込み寺スタッフより報告。玄さんのドラマ『愛・命~新宿歌舞伎町駆け込み寺』。渡辺謙さん主演で来月テレビ朝日系列で放送予定。玄さんの声はよく通る、これはコミュニケーションにおいて非常に重要なことだ。ひ…

心の音を聞いて、言葉は生まれ落ちる

ありがとう、ありがとう。昨日の麗澤大学学園祭、たくさんのご来場に感謝。四時間半ノンストップ、爽健美茶をふたくち飲んだだけ、史上最高の90人越え! 基本的に名前の漢字を使い、ひとつひとつ即興で言葉を紡いで90人。集中力が切れることなく、ひとりから…

いつもの場所で秋晴れの空に快哉を叫べ

二年半、宮沢賢治ばりに暑さ寒さに負けず 路上で書いてきたからわかる。この季節の野外が一番いい。遊ぶだけなら、春もいいけど、創造的な何かはやはり秋。 これより千葉の麗澤大学で書きます。こんなオンタイムな情報はFBにアップすべきだが、すべての発信…

火に集えば、そこに非あらず

日本駆け込み寺の親睦会に。月の始めのいい酒。みんなで焼く。デカイ!スーパーもんじゃ。山に登り、頂にあがり、そこにとどまることなく下山。そしてその経験を活かしてまた次の山に登る。言うなればこの姿勢の中で研鑽の旅。絆っていうザイルで繋がってい…

朔日にムチを入れ、駄馬は走り出す

激動の一年もあと二ヶ月か。ついカッコつけてしまうことも酔払って玄関で寝てしまうこともすべて等身大でいきます。書を連れて町に出よう。タイソウに床の間に飾られる様な書にゃなりたくない。当たり前の日常の中にある書でありたい。凛としてぶれることな…