書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

主張しないものにこそ深い物語がある

お世話になっているジャーナリストの方が転勤されるため送別会を兼ねた食事会。大好きな人たちと素敵な場所で一献。新宿御苑にある懐石料理「龍雲庵」。「西の吉兆、東の胡蝶」と呼ばれる「胡蝶」で25年以上料理長をされていた方の正統派日本料理。奇をてら…

描くということはこころの色をなぞってゆくこと

書とはなにか…絵とはなにか…写真とはなにか…やってもやってもわからない。「それがわかったらすぱっと筆を置きますよ」なんて言ったらかっこいいんだろうけどわかったらそれでもっともっとおもしろくなってやってゆくんだろうな。表現は俺のすべてって言って…

少年の日が、夏空に赤く溶けてゆく

初恋の人の名前や顔は忘れてしまったけど、山本浩二、衣笠幸雄、高橋慶彦の活躍ぶりに心踊らせていた少年の日は今でも覚えてる。あれからずっと広島カープの試合に一喜一憂してきた。だからすごく嬉しかったんだ、昨日は。縁あって試合前、グラウンドに入り…

背中を見せない、ないんくるある街だから

抜き差しならない街の地下に潜り込む。強者は吠えず、気遣いをする。常に見えない、悟られないところで動く。虚勢をはったり、理論武装することもない。数が集まって、個性が集まればこそ浮き上がる人間のコントラスト。人間、過去と未来の間に、人と人の間…

本気とは本当の道を歩いて知る景色

たて糸とよこ糸、織りなして生まれる色。昨夜は新宿の老舗焼き肉店、「明月館」で本物の宴。 カラダのために控えている焼き肉なだけに細胞までも喜んだね。「生きる」とは「息る」こと。「息」は「自分の心」自分の呼吸で。人生は機織り。どう出会って、どう…

我々、アーチストという名の重病患者なり

昨日、新宿救護センターのイベントにお越しのみなさまお暑い中、ありがとうございました。今回は日本で唯一のオイルパステル画家であり、光り絵アーチストの和代仁平さんを迎えてのイベント。その前に新宿救護センターの所長、玄さんのトーク。相変わらず熱…

何色にもならず、混ざれば何色にもなる

これから新宿救護センターにてイベント。今日のコーデは白。交われば何色にも変化する色。書いたものを見せるのではなく、書いてるところを見せるのがライブ。それが生きている瞬間。 今日の都内、街には浴衣美人。歌舞伎町も隅田川に負けないほどの花火打ち…

どこまで行くかじゃない、どこまでも行くんだ

5年以上前に不動産関係の案件でロゴを書きあげたことがあった。久しぶりにそのクライアントの社長さんから電話があって、次期プランについての打ち合わせで昨日5年振りに再会。開口一番「高野さん、大きくなりましたねぇ」わしゃ親戚の子供かいっ!変化って…

夜を超えて朝を超えてシトロエンの孤独は続く

昨日の夕方、外出中にメール受信。「アベフトシ、死んじゃった…」音楽好きじゃない人は知らないかもしれない。Thee Michelle Gun Elephantのギタリスト。享年42歳。同世代の硬派でクールなミュージシャンって案外メジャーシーンには少ない。数少ない、ギター…

暗闇の月が漆黒の太陽と出会うときまで

先日、夕方のニュースで松輪サバ直送の店が新宿にあると特集されてた。ならばと新宿鮪會のボスと馳せ参じた。「魚バカ」。朝にあがった一本釣りの松輪サバや金目鯛。朝どれ勝負のため、メニューはコースのみ。 品切れもロスもなくして鮮度にこだわるにはアリ…

たかがモノ創り、されどたまらなく好きなんだ

おにぎりよりはサンドウィッチのほうが好きですが山下清のように旅しながらモノを創れたらと思います。景色など、なにげない街の一コマを描くのが好き。芸術点も着眼点も独創性も欲しいと思ったことさえない。そこにある当たり前を描くこと。芸術論なんてさ…

虹の彼方、空は青く 君が胸に抱く夢も叶う

昨日の夕方、都内にいた何十万の人が空を仰ぎ、感嘆の言葉を漏らしたことだろう。ドロシー、これは魔法かい?二枚目はちょっと見にくいけど外側にもう一つ虹が。俺みたいに弱き人間は日々、葛藤し、悩み、怯え、怒る。それでもこんな一瞬になんだかとても癒…

角度や視点を変え、解放の彼方へ

東京、視点を変えて旅に出かけましょう。ビールを持ってさぁ。キャプテンはもちろん俺だ。運転席に座り、舵取りをしてる風。クルーのみなさんと。海の向こう、旅客機が飛び交ってるよ。いつも飛行機から見ていた羽田沖の船の上から鈍重な鳥が飛び立つ様子を…

海に歌うなら、ビールでクルージングタイム

連休など無縁の世界に生きてますがね。東京湾をクルージングしてます。35人乗りの大型クルーザーを8人でチャーター。太陽がいっぱいなのです。

明日にかけよう人生一路、花は苦労の風に咲け

歳を重ねることのしなやかさに酔う大人酒。人生の悲喜こもごも、修羅場を越えてきた硬骨な野武士、美しき姫君たちとその母上がやっている会員制の酒場で一献。ゆったり感、うら若い町娘やはなたれのボウズにはわかるめぇ。総勢10名、ほとんどが自分より年上…

紳士で過激に、無邪気に真摯に

今朝は6時から筆を持って作品制作。暑い、まだ6時だっていうのにエアコンをつけたくなる罪な暑さ。そして只今、髪を切りました。1ヶ月半ぶり。銀髪・金髪からイメチェン。短髪&落ち着いたカラー。 髪だけでも秋をイメージ。あまりの暑さで今日は短パン、素…

静寂の海、暖簾の向こうで時間は止まる

また食べたくなる、そのことに理由はない。また会いたくなる、そのことに理由がないように。素敵な夜(やがて朝になり…)を過ごし、久しぶりに寝た。

言わずと腹におさめたら、奥歯を噛んででもゆけ

流れ流れてまだこうして東京のど真ん中でふんばっている。時々これまでの人生を振り返るように、高い所からこの街を見渡してみたくなる。情けないまでに弱く、脆い俺が顔をのぞかせる。とうに失ってしまったものを待ち望んだり、手にできるはずもないのに想…

本気で毎日を勝負する、それが志毎(しごと)

「匠 達広」さん再訪。今回はしっかりデジカメを持参。食という芸術作品の前に胃袋も創造性もふくらむ。理屈も説明もいらない美味しさ。今回はベスト5で紹介したります。「よっ、いらっしゃいっ」第5位 芝エビ第4位 春子鯛第3位 秋刀魚この時期からこんなに…

また今日も陽が暮れる、どこの街にも

当たり前に今日も陽が暮れゆく。ふるさとで見る夕陽はなんとも言い難い。ガキの頃のくすぐったい記憶、できるなら消したい出来事、忘れちゃいけない事件、ほのかでも充分な幸せ。地元を離れて随分な年月が過ぎた。街の財政や住民の暮らしに重要だった自動車…

氣を感じあう一瞬に創造は生まれ落ち

前に座っているのは、昨年オリックスを引退した番長ではありません。ジム通いで体が大きくなりました。とんぼでも歌いましょか。なんだかんだと忙しくしているうちに今年初参加のフットサルの試合のため、地元のそばの久米川という街に戻ってきた。 チームメ…

喉と心を潤す、静かな夜の入り口で

町工場の社長と、銀行の窓口業務の女性、血の気の多いチンピラ。まったく住む場所の異なる三人の破綻する状況が重なった刹那、事件は起こる。文庫本で700頁近く、デニムのポケットに入れるにはかさばるけど10分でも時間があれば読ますいられなくなる傑作だっ…

INNOCENTに還れ、翔べるさ高く

真夜中、地下室で爆音が轟く。久しぶりにライブハウスへ。タトゥーだらけの奴らのINNOCENTな咆哮。志高くいくだけ。最後に笑うのは誰だ。自分を信じて進むことができる、君だ。

寝静まったビル の隙間、ドアを開こう

久しぶりに居酒屋の聖地「藤八」へ。 どんなにご無沙汰しても、変わらずの笑顔で迎えくれる。からすみを皿ごと食べようとしても。変わらないってすごいこと。力み、気負い、焦り、手抜き、見栄、傲慢、勝ち気、怠惰…日々継続の影にはいろんな感情が顔を出す…

自分の為に君のその人生は存在している

誰に依存するわけでもなく、その人生を切り開いてゆく。それは誰かに愛を持って対峙することでもある。こんな素晴らしい詩がある。危険から守り給えと祈るのではなく、危険と勇敢に立ち向かえますように。痛みが鎮まることを乞うのではなく、痛みに打ち克つ…

足枷のない鳥だけが大空を飛ぶ

昨日は快晴。午後のひととき、水着でジムのサンデッキに寝そべり日光浴。6Fから空を眺める。イメージはこんな感じ。セクシーショット撮影禁止なのでジムの玄関から撮りました。古代、縄文人も「今日はいい天気だね」「狩りに行くには最高だね」なんて会話を…

達意なし、広袖の美味ここにあり

昨日の夕方、ジムでハードトレーニング。シャドーボクシングで玉のような汗をかく。そして陽が落ちて、粋な夜へと。「匠 達広」さんへ。とりわけトレーニングの後のビールは最高。そして大将の握る寿司は最高の仕事ぶり。まさに匠。こころゆくまでいただいた…

茜空、悠然と太陽を連れてゆく流れ

今朝の東京は威勢のいい雨だった。通勤、通学の人は月曜から大変だったと思いますが、創作には雨音はもってこいです。昨日、まだビールを飲むには早い夕暮れ、近所の癒やしエリアへ。都が再生水を利用して造られた小川。水鳥、魚、草花、昆虫の住処。買い物…

丘の上、夜が静かなブルーズを奏でる

男子、中坊にして勃つ。もとい…男子、厨房に立つ。久しぶりに居酒屋こうじ開店。ラストオーダーも閉店時間もない家飲みはやはりいい。美味しいイカが入りました。ちょっと贅沢な時間です。この季節、ビールが一番の癒し。夕方、大好きな釣り番組「ザ・フィッ…

雨上がりの夜空に輝く黄金の月

授業をさぼって陽のあたる場所にいた高校時代。タバコの煙とても青く、ホットなナンバーが空に溶けていった、無人の市営グラウンドの外野席。その頃からずっと空が好きだった。屋根があるところで狭い生き方なんかしたくねぇ…さすがにホームをレスするわけに…