書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

さぁ新しい旅を一緒に始めようじゃないか

ありがとう。体調に悩まされた厄年も終わります。新しい扉を開ける時が来ました。すべての人にありがとう。良き新年を迎えてください。

人と会い、杯を重ねる。その間に生まれるもの。

2010年の食べ納め。そりゃ肉しかない。食べた数だけ出会いがありました。たくさんの物語が始まりました。ありがたい。これから大掃除、ジム、買い出し。それよりもまず胃を休めなければ。

夕暮れの公園で交わした約束を覚えているか

いろんな忘年会の、いや、一年の飲み会の〆はこの仲間たちに限る。高校の同級生の暴年会。この日ばかりは記憶をなくして朝まで飲む。それがエチケットである。二日酔いさえも気持ちいいと思える仲間は宝。そして一年が暮れる。 まだまだこんなもんじゃない。…

目に見えないものをそっと掴んでみる

良く晴れた。自宅にはない空が広がる。写真は母校の隣にある公園。小学6年のときに遊んだ電車の遊具に腰掛ける。記憶が揺さぶる蜃気楼の街を二時間歩いた。 霜柱、土の匂い、燦燦と注ぐ光。 俺はたしかにここにいる。

新しい朝の刹那に思いを馳せて

地元の朝焼け。まさに一日が生まれようとするこの瞬間が堪らない。画材をキャリーバックに詰め込んで、つかの間の帰省。デジタル人間じゃないので移動は便利。どんなにパソコン環境が整備されようとも筆には勝てぬ。思いついた場所が表現の場所になる。来年…

終わりも始まりもない、今があるのだから

早朝五時、闇の中で筆を握る。ひと息つくころにようやく空が白みだす。冬のまっただ中に立つ。たくさん書いた。今年は本当にたくさんの子供たちへ書いた。その向こうに親戚や家族や親子や本人の笑顔があるはずだ。書や表現活動は俺にとって仕事という意識で…

そうなるために必要ないくつかのこと

生活をするための時間とそれ以外の時間がある。大切なのはその「それ以外」の部分。誰と過ごし、何を語り、見たり、触れたり、食べたりするのか。街がクリスマスから門松に変わった年の瀬、「せお」で夜が充ちる。料理に形容される集いし人の心。白子のぷり…

<絶対>に、近い場所に向かう道を照らして

昨夜は新宿救護センターの大忘年会。2011年も福来たりでふく料理。まっすぐに存在するステージにはまっすぐな人が存在する。 二軒目はゴールデン街。玄さんのお弟子さん「公志さん」。年齢も国籍も性別も宗教も超越した場所。心に触れ、幸せなクリスマス。二…

街の輝きはやがてにじんでゆく 時の流れのままに

昨日ジムに行ったら、ゴールドのスパッツや、赤いシャツ、サンタのワンポイント、トナカイの髪留めなどの会員がいっぱい、仮装大賞みたいな状態でした。その大半が40代から50代女性というところになんとも言えぬエネルギーを感じ、素晴らしかった。こんな夜…

静謐の森の中にビロードの箱を見つけに

クリスマスですね。ベタですが。ペタはホークスを退団して来季はどこでプレーするのでしょうか。クリスマスを前に、伸ばそうと思ってた髪をばっさり切りました。今日はチキンでも焼こうかと思っています。慌ただしい時節、ベタで些細な日常にこそ感謝したい…

死ぬ迄にやっておくべき二つの事

冬の木漏れ日に揺れる今週のマイフェイバリット。ジャンクをほとんど食べないがこれは旨いっ!と認定。「カレーモ」堅揚げでカレー味もあまたあるカレー風味と一線を画す(たぶん)。富良野の有名カレー店「唯我独尊」との共同開発で旭川、富良野の限定なの…

善悪も好き嫌いもない場所へと

廓然無聖(かくねんむしょう)。今日の空のようにカラリとした世界。昨夜は仲間と飲みながらイメージの話をした。善悪のあり方について。ものを書くということにおいて、即物的なことや現実的な話より、このイメージの部分が非常に大切になってくる。大人よ、…

“月に手をのばせ”っていうのが俺の信条なんだ。

音楽は可能性の表現だ。たくさんのアーティストにその創造性を見いだした。その中で唯一、attitudeを教えてくれたミュージシャンがいた。表現はattitudeの中で育まれた。16歳の時、テレキャスターを持ったときの源流は創作書家の中にも流れている。主張なき…

冬の朝、あなたの初心が伝わる書信

忘れられぬ今夏の猛暑。記録的な暑さの中、書いたことを思い出します。汗をかきながら年賀状のデザインに入っていました。リリースされています。こんなスタイル、いかがでしょうか。現在、「アトリアン」守谷ロックシティ店、越谷イオンレイクタウン店でお…

ガソリンが水たまりに虹を作る道の向こうへ

昨夜は兄弟分と一年の〆。性格が真逆ゆえ、シンクロする。ナポリタンでビールを飲むような。で、話題の肉横丁でビール飲みながら。ダーツでももちろんルービーきめて。トミー・ラソーダは「俺の体にはドジャーブルーの血が流れてるんだ」と言ったが、この男…

理由がないものこそが大切なもの

美味いビールと焼酎に合うための息抜きの「居酒屋こうじ」。客人はいないので好物を作ることにした。自称 ポテサラ番長。卵は体質的に太る傾向にあるので、入れません。マヨネーズも大量には使いません。そのかわり、ひき肉や玉葱を飴色になるまでソテーした…

昨日と今日のすき間をぬけて熱いハートを燃やすぜ

今日もブッチギリにカットンデ筆を握っています。今年最後の大作(4/6判)も書き上げました。どこに出すわけでも、誰に贈るでもない、ただ書きたくて書いたものです。こちらは一年の感謝を込めて、それぞれの人を思ってハガキ一枚一枚に心を込めて。今年ももう…

希釈できないひとつのものがあるから

答えがないからおもしろいんだけど答えがないから苦しむ。昨夜は深夜まで原稿を書いていた。言葉が浮かび、それを形にしてゆく。そこに生まれる温度差。イメージと実際が乖離してゆく。これがキツい。数字で表すことのない、表現で生きているくせにときどき1…

伝えることで繋がってゆく偉大なる輪の中に

師走とクリスマスと妙な高揚感で渋谷はボイルしている。これ以上街が浮かれるその前に昨日は渋谷中をかけずり回って年内最後の額や和紙や画材を大量購入。ああ、スッキリ。話は変わって、告知です。来年1月20日より国立新美術館で開催される「Heart Art in T…

退屈を飲み込んで錆びついた鐘をたたき割れ

東京生まれ、東京育ちゆえ、郷愁感も東京に対する異質な感情もない。それでも始まりの景色というものはある。先日新宿を歩いていた。なんとなく空中に輝くイルミネーションが気になって光の元へと向かって進んだ。まぁそれ自体はたいしたことなかったんだけ…

俺はおとこ 泪見せられないもの

人生を肴にして酒を飲む。なんて言うには早いが、いろいろと沁みるものです。感謝も痛みも。ホルモンでも食べて元気だしていこ。うまかった。東京は久しぶりのしとしとと降る雨。「雨奇晴好」晴れても雨でも、どちらも素晴らしい景色で、趣があるという意。…

ここにいることを知るための空

地元の空。いろんな感情を吸い込む、でかい青空。昨夜は地元の仲間たちと忘年会。指紋が擦り切れるほど皿を洗い続けた10代の終わり。 人って意外に変わらないんだな。立ち位置よりは後からついてくる。ただあることに意味があるんだ。 ふるさとの空は静かに…

白か黒か、僕は出せない答えを抱えて

マイペースな師走を過ごしています。地に足付けていたいから。昨日の夕方、近所を散歩。自分の中に問いかける。道はひとつではないけれど己はただひとつ。比べるものなどとっくに置いてきた、それが確かなものであろうとなかろうと必要とされることでただひ…

そこに会話があるから手間と暇を費やせる

ご無沙汰していた「居酒屋 こうじ」。「高野さん、店やってるの?」ブログを見た人に、そう聞かれますが「居酒屋 こうじ」とは家で作る料理のことです。ありていに言えばただの趣味です。でも何ごとも本気でやりたい性分です。酒飲んで、料理作って、ガヤガ…

教えるとはその価値を知るということ

先日、ハワイから来ているゲストに頼まれて渋谷という街を案内した。思い入れは別としても人生で一番来ている街ではある。しかし改めて案内するとなるとどうしたものか。そんな風に渋谷を考察するのも楽しいけど。結局メインストリームの流れよりも、サブカ…

愛は生きること 愛を生かして生きること

今日は書きたいことがあったけどそれよりも書き止めておきたいことがあったので。この曲をBGMにしてお付き合いください。今日12月8日はJOHN LENNONの命日。30年。俺がジョンを知ったのは遅い。中学の同級生の唐沢くんや近所の蕎麦屋のにいちゃんにさんざん…

感動は心で生き抜く者への最大の褒美

ニュースで今日は暖かいとか、天気がいいと知ることはできる。ならば歩いてみるのだ、その空を見上げに行くのだ。知ることと、感じることはまったく違うのだから。昨夜は新宿歌舞伎町。玄さんと男酒。歌舞伎町にはたくさんの玄さんファンがいる。街を歩いて…

ここに立ち、ここからまた歩いてゆく

昨夜は新宿救護センターでラジオパーソナリティの山本シュウさんのトークライブに潜入。ちょっと遅れて着いたら満席、立ち見。外から応援。胃痛のち腰痛のワタクシ、途中で失礼させていただきましたがセンターの存在をより知ってもらう意味でも良かったです…

夢にかかった汚れをぬぐいさろう

年に一度のやんちゃ坊主の祭り。ロックンロールブラザー集結の忘年会。かれこれ20年前にライブハウスで出会った仲間だ。新宿の片隅の中国料理屋。ここ正面玄関、開けるのになかなか勇気がいるやろう。でもね、ここの餃子以上の餃子を俺は知らない。干し豆腐…

色づいたその一瞬にパッとなくなる儚さよ

東京に夏のような熱さと春一番のような突風が吹き荒れた12月の空を切り取りにサイクリングに出た。東京というキャンバスは冬の彩りを始めている。山手線の外側を周り、新宿方面からの帰り道。自転車をこげないほどの向かい風。一句詠んだわけではない。風笑…