書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2007-01-01から1年間の記事一覧

過ぎ行くは甘美なる想い出、新しい航海へ

二日前、地元の永遠のやんちゃ坊主たちと21回目(21年目)のボーネン(忘年会)を終えた翌朝、だましだましやってきた身体がついにメーターを振り切った。熱が急上昇、動くことさえできない。久しぶりにダウンしました。あと12時間ほどで新しい年になるん…

痛みがやがて喜びにかわるまで

風邪薬を飲みながら昨夜は通っているボクシングジムの忘年会。トレーナーの自家製ダレの焼肉、会長の特製もつ煮などいつもは汗臭いジムにいい匂いと笑顔があふれていた。俺はいつも人がほとんどいない時間帯にトレーニングするので喋ったことのない人ばかり…

世界をかける想い、スミレの香にのって

ついに体調を壊し、昨日はすべての予定をキャンセル。残りのタフな忘年会にむけて薬を飲み、ベッドに身体をうずめ体力をチャージ。今朝がたいくらかよくなってきたのでロードワークに出たものの10メートルも走らないうちにリタイア。またしても持病の腰痛が…

イメージはいつも空を仰ぐように

ものを創っているからとかではなく、こうして言葉を綴ってみたり、想いを響かせあったり、感性をくすぐってみたりするのが好きだ。そして人の笑顔を見るのが幸せ。友人の女流書道家の作品展に顔を出した。完成度の高い連作。見せ方も額装も素敵。俺も昇らね…

夜が踊る、武蔵野に吹く風にうたえば

昨日は今年最後のジム修行。世はクリスマス。しかしここは汗のリング。スパーリング相手はなんと18歳年下。もちろん負けるわけにはいきません。むしろ、手加減されないように頑張った。夜は俺の育った愛すべき多摩で一献。絞った分だけビールがうまい。一…

触れ幅大きく、しなやかにいざゆかん

今年の世相を表す漢字は「偽」だった。官庁、食品、政界、スポーツ・・・「嘘だろっ」ってなことがたくさん起きた。来年に向け、ここは小さくまとまらず大胆にその反対に突き抜けていこう。そう、「偽」の反対語「真」に向かって。

誰の上にも平等に鐘は響く

クリスマスと忘年会の混合飲み会。さんざん飲んだ後、卓球&ボウリング。燃える女たち、むきになる男たち。危険なヤツらだから顔出しはさせないでおこう。アホになれることはまことありがてぇことだ。みなさん、素敵なクリスマスを!A very Merry ChristmasL…

交差点にあふれる欲望と後悔

年内の仕事もあと少し。構想と打ち合わせぐらい。肝臓にひたすらエールを送りながら、怒涛の忘年会ラッシュ。日本はクリスマスよりも忘年会と銘打ってこの時期、人は集まる。今を祝うことより、忘れてしまいたいことが多いのかな。タイトルはどうあれ、久し…

救うとは抱きかかえること、盾になること

PM7時、西新宿にある洒落た和食のカウンター。白子、あんきも、えんがわ・・・季節を肴に男ふたり静かに語りだす。「オレに対する誹謗・中傷?そんなん関係あらへん、<だからどないやの?>って感じや。真実はいずれはっきりする。そんなとこで生きてへんか…

正しいかどうかより、楽しいかどうか

ザガットの創立者が昨日ミシュランをチクリとやったね。「5人の調査員と5000人の普通の人」というだけあって確かにザガットのほうは俺も行った店がいくつかあった。でも食ってすごく明確な部分とめちゃくちゃいいかげんなところが両方あるしね。誰もが…

YesとNoの間にある黄金を見つけ出せ

越えるために、簡単にカタがつかないこともある。前進するために、対峙しなけばいけない痛みもある。明日のために、今日流す涙だってある。終わらないから、句読点を打っていく。歩きつづけるために、荷物を軽くする。雲が流れて光りがさすように、空を見上…

大事なことは小さい声で囁け

成人して間もなくの小僧のときからBarに行くのが好きだった。味もよくわからないのにバーボンのロックを飲んだ。あれから少しだけ大人になって楽しみ方が変化してきた。Barは声をはらないでいい。静かにしゃべるから穏やかな時間を過ごせる。大声で威嚇する…

満ちるほど、人のために生きる

新宿救護センター所長 玄さんの著書「死ぬ前に読め!」の出版記念パーティー。EXILEのATSUSHI氏からビデオレター。初めて会ったときEXILEを知らなかった玄さん。CDを手渡されたとき、EXCELのソフトかと思ったらしい(笑)。自由な玄さんらしい。これで8冊目の…

過程を語りたがるのはたいてい敗者だ

ヒンギスか誰かが↑こんなようなことを言っていた。「あれだけやったのに」「しょうがない」「自分が悪いわけじゃない」ぜんぶ言い訳になるから俺の辞書からは削除。やるべきことに限界はないし、あきらめたくないし、他人のせいにもできないし、ものごとには…

瞬間の閃きが感性の底からわくときに

椿山荘で行われたあるパーティーに出演。正面玄関のイルミネーションが美しい。今回はいつもの書き下ろしパフォーマンスのほかに列席者が選んだ一文字漢字をステージ上でライブで書いてお披露目するというパフォーマンスをした。要するに俺がチョイスした言…

【告知】第11回 エイズチャリティー美術展

本日から12/17まで品川区民ギャラリーで「第11回 エイズチャリティー美術展」開催。アートを通じてエイズを考えるコンセプトの美術展。渾身の龍を描いて出展しています。イベントの題字も書かせてもらいました。お近くの方は足を運んでみてください。入場無…

ホルモン、男気、ゆくさきゃ横浜

新しくオープンするステーキ店のロゴなどの打ち合わせで横浜 野毛エリアへ。桜木町といえばイベントなどでクイーンズスクエア横浜 、クロスゲートなどみなとみらい方面に行くことばかりだったけど、野毛ってディープでいい。打ち合わせ終了後、待っていたも…

時空を越えて夜はまわりつづける

いい顔をしてる人たちが好きだ。大人になると生きざまが表情に刻まれる。その昔、根城にしていたエリアで久々に飲んだ。西麻布、「やきやき三輪」で一献。あのころ、ストレスを薄めるために飲んでいたワイン。夜明けに手をかけても酔うことはなかった。いい…

知ること、それすなわち行動にすること

せっかく覚えた技術、早速ウチで実践。なんでも我流の俺だけどやっぱりね、ちゃんとやるとそれなりになるもんだね。これまでで一番美味いイカ玉が完成。えっと、美味さの秘訣は・・・わっかんねぇ。腹が減ってた、これに尽きるだろうね。サーモンとタコのマ…

感じあうことから生まれる、しるし

西の空を夕陽が赤く染め、やがて夜のとばりが下りる。高層階からスクランブル交差点を眺めビールをひとくち。ただの人であればいい。よけいな肩書きや飾りなんていらない。そのままの姿が一番素敵なんだ。Love is real, real is love, Love is feeling, feel…

創造の向こう側へと連れて行く旅

本はいつでもどこでも創造の旅に連れて行ってくれる。最近もっぱら石田依良作品を読み耽ける。電車の中はかっこうの本の旅の場。昨夜深夜12時過ぎ、仕事を終えて電車に乗る。本を広げる前にまわりを見渡せば9割のお客さん爆睡or爆酔。お疲れさまです、ゆった…

考えて動け、動きながら考えろ

厨房から試行錯誤。普段とは違う立場からいろいろと刺激を受信中。明歴歴露堂堂、「見よ、見よ、聞け、聞け」禅師の喝破。どの世界でも五感を働かせ思考し、行動する。書画に返ってくる気付きアリ。近くでは見えないものが視点を変えて我を知る。昼は筆持ち…

街に佳食の息吹きが生まれる日

12月5日、時を同じくして仕事させてもらった二軒の飲食店がオープン。前日、歌舞伎町の博多ラーメンの店のメニュー書き。博多で十数店舗出している、本物の博多らーめん。食材もスタッフも博多からやってくる。博多弁マニアの俺としてはみんなの話し声が最良…

男たちの挽歌、闇に口ずさめ

この頃、飲みに出ると同世代がオーナーや責任者だったりすることがよくある。仕事でも同世代の経営者に会うこともざらだ。価値観、哲学、生き様はさまざまだけど同世代と聞くと肩のひとつでも組んで「頑張ろうやい」と思う。はじけ方、枯れ方、どちらも男の…

モヒートを飲む猿、夕暮れに詠う

前々回のブログでアップした書と写真のセルフコラボレーションを新しいブログを立ち上げて専門でアップすることになりました。タイトルは「モヒートを飲む猿、夕暮れに詠う」▲タイトルをクリック!でお気に入りに追加願います。「つれづれ」はほとんど酔いど…

夜の鼓動、風の中に言葉を見つけた刹那

1996年10月に「ときには空」でメジャーデビュー。2枚のアルバムと8枚のシングルを発表して2000年夏に解散したapple&pearsが一夜限りでステージに帰ってきた。日本のメジャーシーンの中でも希有で上質なポップバンドはこの夜だって色褪せることなく、今を響…

雄弁なる沈黙と、寡黙な情熱

ここ何年か頭の片隅でずっとイメージしていたものがある。やりたかったけどやれなかった作品。機械は感情と思考がないから苦手だし、めんどくさいと敬遠しがちだけどこのイメージを具現化させるためにはやらなければならない。作業台PC前から離れなくなりこ…

享楽的輪郭、時間のかけらを集めて

作業台から見える神社の境内、木々が色づいてきた。ん~、京都行きたい。そんな午後、教育関連の仕事をしている友人からメール。写真が添付してある。我が母校!懐かしい。無形ながら現在につながる確かなものを育んできたものがつまった場所。この正門の前…

冴え冴えとした朝に筆を滑らせて

昨日は来年国立新美術館に出展する作品の納入。帰り道、街はすっかり冬。青山も渋谷も恵比寿も通る過ぎる街が冬を身に纏うようになってきた。急に冷え込んできた寒さの為か、ちょっと気持ちがぶったるんでいた。そこで今朝は夜明け前に起き、筆を握る。人に…

鍋は濁れども、人は濁点取っていけ

歌舞伎町に新しくオープンする店舗の看板書き。すでに入り口の上に看板は設置されていたのでワンボックスカーの屋根に登って書く。よって身体は冷え込む。冷え込む?ならば・・・鍋っ!それも大好物のコラーゲン。グツグツと煮込まれるほどに旨味が増す鶏鍋…