書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

慌しく流るる時間のふちに腰掛けて

性格的に〆切りに追われて作業をするのが苦手で、なるべく余裕を持ってスケジュールを立てるのですが、今月は末〆切りの案件がひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ・・・・本当にありがたい。毎朝7時には起きて作業台に向かっています。子供服のデザイ…

大いなる野望を抱いて再訪の彼の地へ

趣味・・・スポーツクラブ。というくらいにはまっています。前夜の酒宴の足跡をその日の夜までに持ち越さない防衛手段とも言えますが・・・。しかし気持ちいい。先日、ボディスキャンをしてトレーナーに診断してもらったら水分量が低いらしく、水をこまめに…

待ち人は初夏、季節を纏った美術館にて

料理ってある意味、絵だと思う。写真を撮るには最高の被写体だ。「鮨 御苑」さんに久しぶりに伺った。季節を纏ったおいしい美術館をどうぞご一緒に。人生少しの苦味が、いわゆる艶やかさを作ってゆく。大切にしなきゃいけないものだから、簡単に見せちゃいけ…

この一歩、それが道となってゆくのだから

うん、まずは昨日会場に来てくれた数百人のみなさんに心から御礼を申し上げます。あまりないことなんだけど昨日は自分自身、描きながらものすごく高揚していました。その後の別ブースでのひとりひとりへの書き下ろしも長蛇の列をいただき、終演時間を過ぎて…

すべての働く人たちに愛を込めて

昨日、遅くに東京に戻り、朝からカンヅメで作品書き、原稿書き、ロゴ制作、Tシャツデザイン、明日の準備、打ち合わせ・・・・とバリバリやってます。働いた分しかお金にならないから頑張る。・・・ずいぶん現実的な話ですが・・・。人並み以下では次がない…

強者は寝ながら牙を研ぐ

出し抜けに 目を覚ましても 吠えないで句にもさえもキレがないのよ。眠いから。歴史と自然に触れる旅なのに偶然出会ったライオンにご挨拶してきました。しかし三下奴に一瞥くれることもなく、眠っておられました。ヤツらは夜行性だしな。夜に滅法弱い俺とし…

荷物を減らせば必要なものが見えてくる

行く道は 足下だねと 風に訊く山の朝日に目覚め、散策に出ました。朝7時、めちゃくちゃ気持ち良かったです。昨夜、宿のご主人と話し「不便さも大切なことなんですよね」とおっしゃっていました。自然の中での営みは感動も多いぶん、ご苦労も大変なものだと思…

鶯の声も耳に届くこの場所

雲上に 鳴きし鶯 幸の声 小諸で大好物の蕎麦を食べて、標高2,000メートルまであがってきました。部屋に通してもらうと…ありえねー絶景!!山、山、山。それも山頂付近。窓を開け放つと鶯のさえずりだけ。車の音も聞こえません。すごいねジャパン。湯も俺好みの…

この足だけが知りうる感動

ひとり旅 初夏を探しに 信州路 感性にも養分をと、夜明けとともに東京を飛び出し旅にでました。今回は群馬から長野の小諸。旅の宿は標高2,000メートルにある雲上の温泉宿。只今、横川で名物「峠の釜飯」を食べ、軽く3時間碓氷峠を歩きました。嘘です。足がパ…

現代のSAMURAIと大和なでしこが見る夢

昨日から始まったプロ野球の交流戦。「ソフトバンクVSカープ」、テレビの前で観戦。21時前、ストレスを黒糖焼酎で飲み干しチャンネルを替えた。昨年は5勝18敗1分け、今年も我がカープにとって交流戦は鬼門となりそうです。美酒は歯止めは利きますが、や…

てっぺんを越える止まり木の形は変われども

夜が深くなるほどに心地よい場所がある。かつてはそのほとんどはBARだったけど、今はこんな場所が好きになってきた。着物姿の女将が囲炉裏で焼いて出してくれる。日本酒が五臓六腑に染み入る。とりとめのない静かな会話。少し俺も枯れてきたのかな。それも男…

月に笑え、トーキョーシティセレナーデ

5月25日(日)新宿歌舞伎町クラブハイツ「Life」。さまざまな識者やアーティストによる命の尊厳を考えるイベント。ステージ上で1800×900の和紙に大書やります。その後にて別ブースにて100人に言葉を紡ぎます。書マラソンってな感じ、初挑戦に気合いが入りま…

創造の先に描き出される何かにむかって

アメリカ32代大統領フランクリン・ルーズベルトの言葉。「幸福は、達成の喜びと、創造的努力のスリルの中にある」大統領ならずとも、創作書家にさえも当てはまる思い。そんな中から生まれたもの。7月に結婚する夫婦に。一枚はウェルカムボードとして。もう…

ささやかな俺の覚悟、原宿青春朝焼物語

昨日の午後、用事があって久しぶりに原宿に出た。原宿。なぜか切れることのない関係が続く街。特に思い入れがわるわけでもないのに、ひとつひとつの時代に終止符を打ち込んでもなぜか繋がりつづける別れても好きな人。いや、街。そんな俺と原宿の純情ヒスト…

響かせて、育んでこそ夢は咲く

子供「大きくなったらサッカー選手になりたい」大人「どれだけの確立でプロになれると思ってるの? 怪我でもしたら台無しになるのよ」子供「じゃぁ、パン屋さんになる」大人「毎日朝早くから起きるんだぞ。それにお店一軒 出すのにいくらかかるかわかるのか…

心で飲む酒、盃に同じ味はナシ

ホルモン集会。聖地「赤ちょうちん」に7人が集合。毎度のことながら生ホルモンと焼き物、スープなど最高に美味い料理ばかりだが、マッコリも本当にいける。以前から決まっていたこの夜の集いがはからずも哀悼の盃になってしまった。少々飲み過ぎてしまいま…

黄泉の国から風を届けて

昨日の深夜、知人が他界した。心よりご冥福をお祈り申し上げます。夜中とも夜明けともつかぬ午前3時ふと目を覚ました。少し疲れていたけれど目を閉じてもまったく眠れる感じがしない。なぜか落ち着かず、しばらく雨音を聞いているとあなたが天に召されたと…

母なる大地の懐に我ら人の子の喜びがある

この世界に産んでくれた喜びに感謝。良かったらプリントアウトしてメッセージカードに使ってください。余白にメッセージをどうぞ。実家に帰れない俺は、いっぱいのカーネーションを送りました。母ちゃん、ありがと。

たった1人しかいない、あなたの命を救いたい

5月25日歌舞伎町クラブハイツにて新宿救護センター6周年記念 チャリティーイベント「LIFE-たった1人しかいない、あなたの命を救いたい」というNPO法人日本ソーシャルマイノリティ協会主催のイベントがあります。天台宗比叡山 酒井雄哉大阿闍梨さんが特別ゲス…

全力の果てに僕らが見えるものとは

昨夜は友人のヘアサロン「Nitty Gritty」にてカット&カラー。スタッフのCooの技術者としてのデビュー戦。いい感じにしてくれたし、飲みにいく?写真暗いですが左からオーナーのUとスタッフのCooとモデルのTさん。そしてこの夜唯一の酒飲み、情報番組のコメ…

夜をたとえるならそれは気泡に似て

冬に別れ、それきり僕はシャンパンをやめた。しゅわしゅわとゆるやかに、気泡は止むことなくそれはまるで僕の感情のようで、だからといって飲み干せるほどの強さを持ち合わせているでもなく。あれから季節は移ろいゆき、もう空は夏の絵を描き出している。一…

旅人の楽団、歓喜の音を探して

たどり着く場所を探して旅をするわけじゃない。少しだけそのときの何かを刻み、また次にいくだけ。「永遠の特別」より「とびきりの日常」であり続ける、旅。山中の切り株のベンチにひとり腰掛け、鳥のさえずりを聞く。鳥の種類も花の名前も知らないけど感性…

自然が与えてくれた空気という名のご馳走

標高2400メートル、まだまだ雪が残っています。童心に帰り、ソリ遊び。途中、山小屋に寄り、主人と談笑。冬は-38℃、生活は雨水を利用し、太陽熱による電力ゆえテレビはニュースと天気予報を1日30分だけ観るだけ。もちろんパソコンもなく、携帯電話も電波が…

斜面には初夏告げる息吹き

天然岩魚との一本勝負。きっちり胃袋に納めました。四年ものの岩魚は鯛のように甘く、弾力があり、淡水魚とは思えぬインパクトのある味、おいしゅうございました。タンポポ、土筆、タラの芽、水仙、スズラン…色づく季節に心癒やされます。冬の寒さにじっと耐…

その先の日本に手をかけろ

3日ほどGW休暇を取り、なかなか熱い8人旅の始まりです。胃袋と肝臓には休みを与えずに行ってきますっ!おっ、車内販売、「スミマセン、ビール10本ください」

人と人とが奏でる喜びの調べ

無事イベント終了。家族連れで子供に作品を書き下ろすことが多いので暖かい気持ちになります。写真は終了後のスタッフ。こうしてたくさんの作品が書けるのもスタッフの方々の尽力あってこそ。来場者、スタッフ、俺。みんな人。このリズム感が雰囲気を作る。…

北へ向けて渾身の龍は舞う

明日から旅にでるので、昨日はこもりきりで一日中制作に入った。GWの賑わいから隔離された静かな時間。1mほどのちょっと大き目な紙に、心を込めて大好きな「龍」を描いた。カラーにするつもりだったけど、いいイメージが浮かんできたので、強さと明確な覚悟…

高く飛ぶときのために力をためろ

やりたいとかやりたくないとかじゃなくてやらなきゃならないことがある。やらなきゃいけないことがある。それは大切な人を守るために、それは生活のために。文句も愚痴もこぼさずに、黙黙とやる。その覚悟が人間をでかくしてゆくんだ。兄弟分が仕事を辞めた…

そのステージの真ん中にいるのは誰だ

昨日、鯉の話をしました。我が広島カープ、巨人に連勝です。リードオフマン、赤松。大活躍。ルーキー小窪、攻守に活きがある。栗原もここ約10試合くらいで調子をあげてきました。ルイス好投。石原のリードもいい。上機嫌。安心して飲みに出かけました(また…

春風に踊れ、皐月の鯉の吹流し

ジムへの通り道、先週から鯉が泳ぎだした。故事では鯉だけが竜門を登りきり竜になった。空を気持ちよく泳げない俺はいつか龍となることをイメージしてジムのプールでせっせと泳ぐ。昨日、ジムで腹筋をしていたらとなりのヒップを鍛えるマシンに、おばちゃん…