書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

自分に負けないための明日を描いて

昨夜は日本駆け込み寺の玄さんの講演、日本財団へ。
テキストにはない、リアルな言葉を俺はなぞってゆく。
凪に投じた小石のように、頭の中が波を立てる。

一生懸命にならず一所懸命でいい。
その仕事が好きでも嫌でも、楽しかろうが下らなかろうが、
自分で選び、そして与えられた場所で懸命にやることだ。
黙々と、誰に褒められたいでもなく。
愚痴ってるヤツ、手を抜いてるヤツに
誰が信頼した仕事を任せられるか。
そんなヤツに限って
「ここは俺のいる場所じゃない」とのたまう。
ここでやろうともしないことが、他で出来ようわけがない。

不景気、格差、産業の空洞化、円高、震災、TPP…
大手企業でさえ生涯安泰などない。
だからこそ一所懸命に生きるのだ。

帰り道に撮った一枚。

光をつないで。

父親から依頼を受けて、創った。

けして本人から電話をしてこない。
母親づてで作るよう言ってくる。
直接息子に頼み事などできるか、そういう昔の男だ。
「喝」はオヤジからの希望だ。
高齢でガンと闘うオヤジ。
「喝」かぁ。
筆を握っていてもグッとくるよな。
「感字」の真なる道。

俺もケツを叩かれた。

あれもこれも必要はない。

そのほうが大切なものがよく見える。

今朝も美しい朝。

見上げる空はつながっている。


   お待たせしました、「モヒ猿」二週間ぶりの登場。