朝ぼらけのふるさとを後に自宅に戻った。
夜明けを告げるふるさとの空。
冬の凛とした空気の中、勇壮なる富士の美しさよ。
東京は久しぶりの光が注ぐ温かな朝。
写真を撮るのも楽しい、有意義な寄り道。
一年中、花を描いているが、未だに名前を覚えない。
それよりも光りと共存する、色や形が素晴らしいではないか。
コンプライアンスも、鶴のひと声も届かない、
崇高なる自然のエネルギー。
汚れたものや、まがいものなど触れたくもない。
作為的なものなどなおさらだ。
世界中の質素で力強くて、美しい才能よ開花せよ。
俗物の権化の俺はそう願う。
愚かさをのみほし、
見上げる空はつながっている。