書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

光が連れてくる陰さえも抱えて

朝ぼらけのふるさとを後に自宅に戻った。

夜明けを告げるふるさとの空。

冬の凛とした空気の中、勇壮なる富士の美しさよ。

東京は久しぶりの光が注ぐ温かな朝。

写真を撮るのも楽しい、有意義な寄り道。

一年中、花を描いているが、未だに名前を覚えない。

それよりも光りと共存する、色や形が素晴らしいではないか。

コンプライアンスも、鶴のひと声も届かない、
崇高なる自然のエネルギー。

汚れたものや、まがいものなど触れたくもない。

作為的なものなどなおさらだ。

世界中の質素で力強くて、美しい才能よ開花せよ。

俗物の権化の俺はそう願う。

愚かさをのみほし、

見上げる空はつながっている。