書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

無邪気な野蛮さでおもちゃ箱をかき混ぜて

22歳だっただろうか。日比谷野外音楽堂で「勇気ある子供達が時代を作る」っていうロックのイベントがあってそこで「THE ECHOES」というバンドを初めて生で観た。熱心なファンではなかったがナイーブで痛みを内包した歌詞と、翳りがあるU2っぽい曲調もあって…

心の波動を感じたらそこに光は見える

ほぼ一週間、山の暮らしをしていたせいか東京、暖かい。寒冷地仕様のカラダになったのか。寒さ極まるとおしゃれなぞ楽しむ隙はない。地元の女子中学生のスカートはスラックスに変わる。東京で寒い寒いと言っては失礼ってなもんだ。目には見えない働きを感じ…

まずはただただ一生懸命に

日本なんとか保存会か、はたまた「め組」の人か。いいえ、ちゃんと仕事してまっせ。雪国なので書いている玄関先は寒いので、半纏オン。午前中に最後の仕上げをしてフィニッシュ。楽しいわ、筆仕事。蕎麦どころ長野ですから昼はもちろんザル。絶品なり。午後…

自由は責任と愛情の狭間で微笑む

今朝の黒姫は雨。目の前の黒姫山も雨煙に曇っていますが凛と気持ちのいい朝。昨日は朝から90分ゆっくり整体で心身を解放。筋肉や骨の向こう側に波動を感じ、体内の小宇宙を浮遊する感覚。世界には素晴らしい先生がいるものです。マッサージや整体の施術時に…

黒姫の 呼吸に抱かれ 湯あみどき

吐く息白く、凛とした空気。黒姫駅に降り立ち、再会を喜んで早速温泉へ。夕暮れの黒姫山を借景に湯浴み。誰もいない貸し切り温泉大浴場。人がいないのをいいことに思わず泳いでしまいました。頭に流れるBGMは中学生の時に習った「大地讃唱(漢字あってたかな…

天使たちのシーン、犬は吠えぬがキャラバンは続く

昨夕、東京に戻った。明日から長野・新潟方面、旅芸人。それまでにここでやるべきことに集中。作業台周辺に書が溢れかえっています。はい、休憩。昼食のブリトーをかじりながら。癒しの時間の始まり。旅の途中、全国津々浦々、犬との会話は続く。暖かな陽の…

光の空、青に漂う白になり

自然の色は描けない。だから真っ直ぐに感じたい。心に描くことも大切。 子供みたいに空に手を伸ばしてみる。雲だって掴めそうな気がする。 ひとつひとつが大きいから、そっとその一部に混ぜてもらおう。 最後の夜は庭でBBQ、「魔王」に「シャトーマルゴー 85…

朝エビス、昼エビス、夜恵比寿顔

旅はビールとともに。今回もこだわりの蕎麦ロード。東京から2時間ちょっと、山々は雪に覆われ、足元には薄霜。凛とした空気を体内に送りこみ、日常の枠を外してみる。新しいアイデアが湧き上がってくるかな。山頂近くの秘湯浸かった帰り、こんな美しい夕景を…

今日を夢中になれ、明日ならそこから繋がる

アンキモを作った。和食屋よろしく盛りつけ。創作も料理も試行錯誤ありてその先に笑顔があること。これが一番嬉しい。躓きながらも感動への旅人になろうじゃないか。ということで今週は旅日記、凛とした朝の新宿、出発。みなさんも素敵な連休を。

「モヒ猿」の引越しと告知

街も冬の表情になりました。一週間で3キロの減量に成功したタカノです。しかし週末からの旅で軽くリバウンド予定のコウジです。このたび書と写真のセルフコラボBLOG「モヒ-トを飲む猿、夕暮れに詠う」がタイトルも「モヒ-トを飲む猿、東雲に詠う」と変わり…

舞台を降りて話すとき、1は無限になる

来週から一週間ほとんど東京にいないのでそれまでにやっておかなければいけないことが山積。まずは・・・・・「髪を切ってカラーをしよう!」・・・余裕かましてます。いきつけの美容室で髪を切る。23時終了。帰って締め切りの作業をするのか、それとも・・…

無手勝流、燃えながらにして立て

男とは友の中に自分の人生を見つけるものである。時にどちらからともなく、「一杯やらないか?」と。店なんてどこでもいい。ビールさえおいてあれば。飲むピッチも酔うピッチも一緒。会計も半分。親友とはそういうものだ。昨夜はかつてよく朝方まで飲んでい…

匠の舞台は二度がない、時の演出

今月はスケジュールが真っ黒。しかし外科、内科両方で患っちゃっているワタシ。乗り切るためにはまず、栄養。というか静かに時間を過ごすこと。安静とは違う。止まれないマグロ系人間の俺は少々どこかが悪くても寝てられない。限界になるまでは取り込むこと…

繋いでゆきながら未開の荒野を往け

流れを生みだしてゆけ 愚直な心でいいから 義の中に種を蒔き 愛のために命を燃やし 凛としてその道を進め日々の中の小さな発見や勇気や感動を見逃さぬよう。昨日の発見・・・朝から一食も摂らずに夜に飲みだすと 胃がしびれあがること。昨日の勇気・・・オグ…

均衡を保つためにすべきいくつかのこと

こころの中にねっとりした澱がたまり、それがポジティブという偽りに攪拌され、激しく体内を駆け巡る。深夜に憂鬱とともに嘔吐し、己の不器用さに噛み付いて唇を切る。昨日のトークライブ、ありがとうございました。俺は書くことしかできない。どんなときで…

海誓山盟、重ねてゆくことの大切さに

昨日は午後から3時間半、六本木のある会社の事務所にて書きまくり。風邪ニモマケズ腰痛ニモマケズ。俺にとって書くこと、それが修行の場。アイデアや表現力はそこから生まれる。何を書いていても筆をもつことは嬉しいし楽しい。こむずかしいことを考えず、夏…

歓喜の狼煙、氣のないところに煙は立たず

打ち合わせを兼ね、古くからの仲間と中目黒、沖縄料理で差しつ差されつ。 そこへファミリーの兄貴分から電話。中目黒のお好み焼き屋にいるとのことで合流。偶然の必然。氣は集まるものだね。5つの情熱が交錯した宵(酔い)。そのうちのひとつの情熱の炎(俺…

まずはひとつの想い、それを集めて

来年、旅をするであろう作品が仕上がった。ゴールは国立新美術館。展示どころかまだ搬入さえしていないので全体を公開することはできないけど、コンセプトには「墨の中に浮かぶヴィヴィッドな色彩、筆で書かれるアルファベット。すべてのものに区別も境界線…

季節の美術館、旬が扉をノックする

食という名の芸術鑑賞会。久しぶりに「伊勢門」さんにおじゃま。胃袋と同時に感性を刺激される。美味な想像をひきつけるメニューは<目に言う>。鮑、河豚、朝引きの地鶏。まさに<食財>。蒸し鮑。食感というより<触歓>として残る。松阪牛と天然のなめこ…

踏みしめるその一歩の意味を知れ

バンドを解散してサンフランシスコの路上で歌った。書のデビューはニューヨークの路上だった。その後、原宿表参道の路上で書きつづけた。正直に告白しよう。俺はその場所すべてで負けた。なにに負けたか?理由は明白。恐怖に打ち勝てなかった。いつだってリ…

狡猾さよりも愚直さでぶちあたれ

先ほど渋谷の東急ハンズから戻ってきた。クリスマスと年賀状と正月飾りが売り出されていました。もう一年が暮れようとしてる。年末年始の浮き足立った街の雰囲気と情緒の名残もないスピード感。月花を感じることなく消費されてゆく心と時間。俺もその流れの…

許されるなら何度でもまたやるだけ

今の自分は失敗の上になりたっている。しっかりとファイティングポーズをとったつもりでもガードはさがり、強烈なパンチをもらう。ふらふらになってもふんばる、これの繰り返し。経験を重ねるほどに古傷も疼く。俺は考える葦なのか?パスカルに聞いてみたい…

びびってなかで自分の道ばゆくこつさ

昨夜は久しぶりに中目黒。こん街でどれほどんアルコールば消費したこつやろう。ここは俺の庭やけんくさ、落ち着くとよ。なんで博多弁で喋っとぅかって?博多の音楽を好いとうし、博多は食べるもんもばりうまか。やけん自然と博多弁も身につくんばいね・・・…

動き、汗かき、新しい空気を吸い込め

まだ腰は万全ではないが、昨日からジムでのトレーニングを開始した。いやぁ、シンドイ。使わないと筋力ってあっという間に落ちますわ。でもね、やっぱり汗をかくのは気持ちいい。身体全体で呼吸をしている感じが爽快。その反動と喜びで昨夜も飲みすぎました…

想いも色づけ、歓喜なる秋色に

メニューを手がけている和食屋さんもすっかり秋を深めてきました。あん肝、海老芋、ぎんなん、秋鮭、松茸、いくら・・・カップラーメンが400円とか言えちゃう総理ならこの辺の美味しさはおわかりのことでしょう。(それよりも国会でそんなクイズを出す民主議…

秋深まりし、初心を刻む場所に立ち

毎日のように筆を握り、作品や今後の企画など考える。自分が成長しているのかどうかなんて考えることもない。「自分という星は何よりも遠い」と言うし。でもここだけは成長も変化も普遍も教えてくれる。昨日は千葉県麗澤大学の学園祭。かれこれ7年か8年連続…

三連休、パーキングから気合いを込めて

秋の恒例行事、今日は千葉県の麗澤大学の学園祭にてこれから書き下ろしします。快晴、まずは今日もお天道様に感謝。 大きな舞台でも結婚式やパーティーのスピーチであっても昔から不思議と緊張はしない。といって期待もない。ただベストを尽くすのみ。熱烈カ…

良くも悪くも器が変われば中身も変わる

昨夜は仕事が遅かったのと連日の深酒が堆積していたので軽く飲んでの帰り道。24時新宿、嬌声と怒号の浮かれ具合。無防備きわまりなき泥酔人に溢れる。24時半渋谷、享楽と興奮の坩堝。無節操きわまりなき悦楽人に溢れる。金曜の夜のテンションにハロウィンが…