書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

いつか来た道

最近は書道関連の本をよく読んでいる。大海を知らずして自分の器を知りようもないというワケだ。基本から大家の作品まで。バットを持って王貞治を真似たりギターを抱えてジョーストラマーを気取ったりしてきた。もいっかい、この道でかっこよく生きたい。道…

洗心

通いの温泉のメンテナンスが明けたのでジョギングを終え、今朝一番に三日振りに露天風呂にダイブ。青空のもと、誰もいない大きな湯殿に浸かる。心まで洗われる。洗心清白、初志貫徹。進むのだ、知恵と準備とイメージを持って、乗り越えていくのだ。昇竜の如…

鶏白湯

昔から麺類ではダントツに鶏白湯がいい。濁り、コク、まったり感。だからか知らぬが香港からメニュー制作の依頼が来た。好きなものを思い続け、公言すれば仕事にも繋がってゆく。高級ブランドも豪華なカブリオレも華美なアクセサリーも好きじゃない。これま…

やー(おまえ)とわん(俺)

久しぶりに奄美人と再会の一献。奄美大島に出来るラーメン屋のロゴを書いた。奄美大島出身の元力士 盛久くん、初対面にして兄弟の盃。恵比寿にある67代横綱 武蔵丸関の餃子屋「67餃子」を取り仕切る硬骨漢。アスリートとモノ創りは同じ言葉をたくさん合わせ…

漫然なき道

やり続ける理由は飽きないからだ。単純なこと。夢中なれば飽きない、本気になれば飽きない、共有するから飽きない、喜びを知るから飽きない。もんそんなことは子供の時に公園で覚えたことだ。それなら今でもできるだろう。慢心せず、漫然とせず。一度しかな…

さやの湯処

久しぶりに板橋区の「さやの湯処」へ。都内では稀有な源泉かけ流しの強塩泉。ここはリラックスしにと言うよりガッツリ湯に浸かるのがメイン。泉質が強烈ゆえに、入り過ぎに注意の看板も。湯が素晴らしいからあちこちから人が集まってくる。華美や奇を衒うの…

余自熟吾

いつも応援していただいている方からバレンタインギフトでいただいたワインを抜栓。飲みながらお絵描き。写真も絵も下手の横好きだけど贈り物には絵、みたいなとこがある。飲んだら筆を持つまいと決めた時期もあったけどいかなる時でも書いて、描いていたい…

島人の詩

奄美大島から。 島に帰省した友人が送ってきた写真。 書いたのは七〜八年前だったろうか。今でも島の店でこうして生きている。昨日、日ハムの栗山監督が開幕投手に大谷選手を指名、その際に手紙を書いたらしい。「言葉だけだと流れてしますから形として書き…

出張書き下ろし。会って、話して、感じて書くたった一枚の書。呼んでもらえたらどこにでも行って書きます。iPhoneから送信

朝のカラス

この辺りに住んでいた頃は一睡もせずによくこの朝の空を見上げた。今は朝イチでやってきて店のオープンを待ってそそくさと用を足し、あっと言う間に車に乗り込む。そしてひとり静かに露天風呂。で、作業場に戻り制作。人混みから隔絶した時間から感じ、考え…

ホーボーへ

雨の日は絵が描きたくなる。これからの旬であり、よく釣り上げた愛着があり、可愛い鳴き声を発して、煮ても、焼いても、生でもとにかく美味いヤツ。魴鮄(ほうぼう)。雨の日はそのように晴れの日もそのように。

形は持たない

帰ってきた。どこにいても変わらぬ人と。変わらないのは杭を打たないから。悔いなき人生、あちこちに杭(悔い)を打っていたら自らがその綱に絡まって動けなくなる。凪でも激流でも嵐でも耐えうる地力をつける、然すればいつだって流れのまま泰然自若でいら…

蒼にありて

夜明けを待って故郷をジョグ&ウォーク。7キロ。まだまだ知らない場所があり、こんな長閑な風景にも出会う。汗をかき、考えを巡らせる。昨日は涙を堪え、母とワインを空けた。やはり前を向いてゆくんだ、軽薄な啓発じゃない、青い空を見てひとり息を切らせ腹…

春の色

畑から春を呼んでみた。その声はまだはっきりとは聞こえないが一歩づつ近づいている。植えたのはエディブルフラワー、食べられる花です。どこまでも貪欲です(^_^)皿に描くのが楽しそうやね。iPhoneから送信

削る言葉

リハを終え、恵比寿ガーデンプレイス38Fへ。 この近所に住んでいたころよく来たなぁ。 ひとり暮れなずむ空を眺め集中。 会場に戻り、集中。 会のテーマである「愛 夢」を叫び、揮毫。 今回スタッフ無しで臨んだためライブの写真なしで終演後模様です。 キャ…

弓を引く前に

今夜は恵比寿で開催されるとあるパーティーで大書の揮毫。どの筆で何を書こうか。準備とイメージに時間はかけるけどあとはその場の空気や波動みたいものを感じてなにが生まれるかは俺もわからないところがある。「爆発力」それがライブだと思っている。

楽天市場にて

楽天市場でも作品をご購入いただけます。出産祝いから還暦祝いまで、大切に書かせていただいております。詳しくは楽天市場から。レヴューでいただいた声も大事に今日も筆をとらせていただきます。どう考えても書で表現することが好きなんです、この道で生き…

旬感に生き

問わず語りの夜、己に対峙する夜更け。荻窪「motenasi」人間の温度がある場所で新たなる挑戦とイメージを描く。旅だ。正しい場所に向かう旅。パスポートもいらない、政府に咎められることもない。まっすぐに人間と繋がってゆく旅、そこに行くよ。iPhoneから…

鼓動

プロモーション用のDVDを制作中。五感のすべて、いや、第六感までも使って伝えられないか。そのためならいろいろやるよ。やってるのはすべてMacだけどね。

文化的夜

同意しました。ダンダダン酒場。これまでの人生、これを体現してきました、こうも言われたら看過できません。甘めの餡が多い中、しっかりした味付け、野菜たっぷりが多い中、強烈な肉感とニンニク強めの味付け。なかなかの肉汁と全粒粉のもっちり皮。こうい…

風の強い街

先週の地元ジョグ。 携帯をポケットに入れ、iPodからロックンロールを響かせ、地元の朝を駆け抜け、息を切らせて思い出の公園に着く。 高校生の頃、寝てるんだか起きてるんだかもわからずなんとか授業を終えて家路に着くと当時バンドをやっていたギタリスト…

Daddy’s boots

雪が降った昨日の東京、はかったかのように札幌の義父からボアつきのクールな長靴が届いた。東京生まれの俺にとって長靴を履く機会など皆無に近い。子供の頃、買ってもらったばかりスニーカーが嬉しくて家の中で履いて怒られた経験ってあるよね。その感じで…

底からのイメージ

長い夜。 逆境の中からイメージをする。足元を見る。感覚と方向性を見定める。「試練」とはまだやれるという進むための「過程」にすぎない。生涯、一書家。

牛タン てっしん

作品の届けもあり立川へ。ご依頼いただいたYさんからは義母のお仲間の作品最古参は昭和7年生まれの方に!Mさんからはご友人と25年お世話になった方への作品。場所はもちろん、世界一の牛タンてっしんへ。高校の同級生からの作品の依頼、人生のいろんな節目に…

如月の詩

あっという間に過ぎてゆく如月に思いを込めて。底冷えの寒さの中から春に手を伸ばす時。陽光を求めて。2015高野こうじ感字カレンダーにはそれぞれの月に思いが刻まれています。作品とは受け取る方の自由に委ねるというのがスタンスですが、このブログだけで…

動くからこそ

玄さんの講演を聞きに多摩の永山へ。自殺、DV、鬱など深淵なテーマ、リアルな言葉が突き刺さる。特に鬱は身近に体験してきたこともあり感じるところが多々あった。書家として自分が体験してきたところをそういった場で表現してゆく想いも高まる。その後も作…