書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

匠とは平面ではなく、立体でみる技術なり

新宿伊勢丹にジャケットの直しに行った。とすれば素晴らしきあの寿司屋はもうすぐそこだ。「加賀鮨」さんへ。ネタはもちろんのこと、シャリもいい。そして会話や、真心のこもったサービスが実に気持ちいい。究極のさりげなさとでも言おうか。なので自然と心…

我の上に我なし、我の下にも我なし

そのままを描くことしかできない、その思いをぶつけることしかできない。でもそれで高野こうじは立っている。必要とされなくなっても描き続けるだろう。でも筆を持っている自分が必要とされて誰かと繋がっていることはやはり嬉しい。「嬉しい」なんて凡庸な…

この場所にあるべきものをただ知りたくて

腰痛持ちの方、けっこういるのですね。こうなってみてメールや電話にて御心配やいい鍼灸師を紹介していただいたりとありがたいかぎりです。原因について思い当たるふしは多々あれどどうも同じ姿勢が良くないようです。作品制作などしていると半日以上作業デ…

断りもなく魔女は一撃をくらわせに

例によって太陽がてっぺんに昇りきるまでに集中してやりたいので日の出過ぎからがさごそと創作モード。そこに突然、魔女が現れ俺の腰を一撃。激痛とともにその場に崩れ落ちる俺。「急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)」いわゆるぎっくり腰(西洋では魔…

心の風通しなら白木のカウンターで

思うようにならないからまた面白い。すべては自分の力不足。もっとも力足らずのくせにカードを持っているかのように蹂躙しようとする輩もいるからまたそれに憤ったりもするが。ありのままの感情でありたいけど、怒りや憎しみだけを栄養にして、ものを創造す…

背筋を伸ばし威儀を正しめてまた歩け

「飲む・打つ・買う」は如何なものかと思うけど「飲む・食う・語る」はやめられません。だから節制も同じようにしないとね。素材で食べられるちょっといいものを少しづつ。ホームパーティーでない限り、自宅では素食。節制とジムがないと俺はどんどん太る。…

頭も感性も働かせてこそ芸は磨かれる

お世話になっているイベント関係の方に招待され、ブラザートムさんのライブに行ってきました。笑ったぁ、ちょっとじーんときた。エンターテイメントとして確立されたステージ。アドリブのようで完成されている。間、つなぎ、溜め、伏線、いい意味の肩透かし…

転がるように走る、もっともっと先まで

東京はいい天気です。やるべきことがしっかりとあったので今朝は5時に起床。すっかり日の出が遅くなりましたね。夜明けを待つ間にかたかたとキーボードを響かせ原稿書き。その後子供服の制作にとりかかり、店が開く時間になって画材屋とビックカメラに。これ…

イロトリドリの自然の絵画

日常の隙間をポコッと抜いてふらりと東京を離れた。新潟に来ました。誕生月の今月は旅人になろうと決めていた。 10月三度目の旅、できたら一年中こうしていたいけど。しかしまた帰る場所があるから旅なわけで。暖かい人情にふれ、山の中を分け入って秘湯に浸…

感じる、小さくても偉大な生命の讃歌

古くからの付き合いのあるソウルメイトの娘たちと初めての対面。1歳9ヶ月と生後2ヶ月。もうすでにしぐさや表情が女の子している。本能なんだね。ここには書けないようなやんちゃをしてきた仲間たちがこうして日曜の昼下がりに愛娘を抱いている姿を見ることが…

今日という今はこの瞬間に未来を紡ぐ

海の幸、絶景露天風呂、美術館、ワイナリー・・・好きなものにすべてをあずけ、昨日の夜遅くに帰京。曜日感覚を失い、気が付けば・・・・誕生日でした(笑)マジで・・・。こうしている今も今日中に締め切りは上がるのかと作業デスクにはりついているような…

土と水と創造が温もりを発する刹那に

30代のうちにずっとやりたかったことを今のうちにやっておこうと思った。別に死のうしてるわけじゃないからね(笑)焼き物の街にやってきて念願の陶芸をしました。書をやってもうすぐ10年、ヘタながら絵を描いて、写真を撮って、次に一度やってみたかった創造…

本音の中に見いだす壮大なる覚悟

ちょっと忙しい日々、ジムにも思うように行けないので体調管理だけは気をつけています。昨夜はお台場Zepp Tokyoの上にある「culture culture」へ。貧困をテーマにしたトークイベントに玄さんがスペシャルトークで出演だったのでボディガードとしてついて行っ…

次へ向けてその10年の龍は舞う

楽しかった。これにて龍はしばらく描くのをやめる。ありがとう。

和服の女とダンサーの奇怪な物語

こ「なぁ、機嫌直せってば」女「・・・・・・」こ「だってクラブのパーティーに行くには 相応しい恰好じゃないだろ」女「・・・・・・」こ「着物が地味すぎるなんて言ったことは謝るから、 こっちむけよ」女「・・・・・・」こ「あぁそう、なら俺ひとりで行…

静かに燃えてこそその熱は高し

東京から持参した石垣牛と名古屋コーチンに地元の食材を合わせてBBQ。火は命のごとし、高い温度で底から静かに煌々と輝き続ける小さな火のような力で。3日間も筆をとらずのんびりした。帰京して明日はいよいよトークライブ。30代最後の龍を思いっきり描きま…

静寂という音を感性に共鳴させて

どうだんツツジ、紅葉、山ぐり…。野生の鹿や熊(!)までも出没する大自然に抱かれて思惟せず感じながら。14日のイベントに向けて磨いています。俺もいつもフレッシュであるために。みなさんも素晴らしい連休を。10・14(火) 新宿LOFT PLUS ONE

空を見上げ風の吹くまに

巨人の優勝か。読売ファンには申し訳ないけど仁義ある広島カープの一員としては心は寂然たるものだ。あれほどのサラリーをもらってるんだ、優勝しても何の不思議もない。巨人、阪神、中日。今シーズンも金持ちが覇者の席を競う。しばらくはテレビを忘れよう…

感謝を増幅させる言葉に出会えたなら

「ぶつかって謝る人と怒る人」さて、あなたはどちらでしょう。怒りながら謝る人はそれはそれで笑えるかな。竹中直人(だっけ?)を思い出すね。プライベートはもちろん、仕事でも携帯電話は小さな事務所のような重要度。 案の定、昨夜行った焼鳥屋で見つかり…

すべては人間の手からはじまるもの

たくさんの人の知恵と協力を拝借して昨日パソコンが無事復活を果たしました。メールやらも復旧。思ったよりもメールはきていませんでしたが(汗)関係各位にご迷惑おかけしました。しかしまたやらかわすわ、オレ。昨夜、渋谷で日付が変わる頃。デニムの左の…

自然だから変わらないでいられる

新宿にある老舗フレンチ「クープシュ」へ。フランスの田舎町の一軒家に招待されたような温もり。このムール貝、最高にC'est bon! な一品。ビストロフレンチらしい愛情や安らぎに満ち、生き馬の目を抜く新宿で時間を止めたような空間。変わらないっていうこと…

汚れなき悲しみに今日も小雨の降りかかる

雨上がりの散歩はもう一種の癖のようだ。処理速度が遅く、唐突に固まったり、やるべきことを勝手に放棄する福田内閣のような旧式のMacintoshを引っ張り出し、なだめすかしながらなんとかパソコン作業をしている日々。当然必要最低限のことしかできなし、しな…

いまここはきっと誰かのとなり

先日、来年の年賀状の本が出たと書きましたがもう再来年2010年の年賀状を制作しています。虎を描いてもピンとくるのはセ・リーグの優勝争いのタイガースくらいでしょうか。仕事のスピード感にのまれぬよう、自分のリズムでしっかりと地に足つけてひとつひと…

打ち抜くとは己にまけぬ力なり

俺は俺でなく俺たちであるんだ。かつて読んだジャマイカを舞台にした本の中で彼らは「You&I」と呼ばずに「I&I(他人などいない)」と関係性を示したその感じで俺たちは日曜の昼下がりに無邪気に白球を叩き、そしてまた追いかけた。青春という中に佇んでい…

一杯の水を分け合えたならその先に井戸はある

いきつけの美容室に新しいスタッフが入った。10/14に向けて髪を切ろう。いつもは何も言わず、あ・うんの呼吸でオーナーにカットしてもらうのだけど、この店の店外社長を名乗る俺としては若きカリスマ美容師に切ってもらわねばね。初めてでひと言ふた言交わ…

トークライブ出演のお知らせ

まったくどれだけ自分の生活はパソコンに依存していたのかと、なくしてみて改めて感じる秋の昼下がり。いつもはi tunesだのみの音楽も久々にヴォリュームをあげてステレオで聴いてみた。ロックの音の洪水にテンションがあげながら。そんな熱き情熱でライブを…

パソコン故障による関係者へのお願い

関係各位お世話になります。10月1日午前、仕事/作業で使っているパソコンが故障しました。3日現在、復旧のめどはたっていません。関係者並びにインターネットからの作品のご注文をいただいている方々には多大なるご迷惑をおかけし、申し訳ありません。1日以…

勝利がグラスを満たし、夜に溺れる

CSが絶望的と言いながらも赤に鯉した者の弱み、昨夜も神宮球場に我がカープの応援に行ってきた。大竹(広)、由規(ヤ)の好投で8回まで両チーム散発の4安打。ビールと固唾を飲んで迎えた9回、東出選手の好走塁で我が軍の勝利を決めてくれました。 ワシは肉…

尽きるまで燃えることができたなら

感情の起伏の激しい熱かった昨日。昨日のインタビュアーはラジオDJの山本シュウさん。響きあう熱いトークとなりました。14時から約2時間も喋った、過去の生い立ちからの濃密な記事として近いうちにネット配信されると思います。その流れで絶品牛鍋とビールを…

唯一無二の色となり、この時間を抱いて

慌しく過ぎる時間に身を預ける中にあって、料理を創るのは時間を抱く行為でもあります。赤ワインが飲みたくてオーリブオイルを新調しました。バジルとニンニクを利かせたトースト。King of salad。シーザーですね。鶏肉と根菜のクリーム煮。冷え込んできて、…