書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

今、言葉を超える感謝を抱いて

2011年、最後に会うべき人がある。代表の玄さんはじめ、日本駆け込み寺のスタッフと男たちの宴。本年癒やしと闘志を運んでくれた漢、名前はこーじさん。Wこーじ。日本駆け込み寺は大晦日も正月も開いています。2011年、大きな和紙に刻んだ最後の絆。踏みしめ…

横を縦にするための100の方法

今年最後のジム終了。そしてこれより今年最後の貴重な宴。来年もイチローのようにオリジナルを極めます。と、必死にスマホに馴れようとしている年の瀬。

俺たちは生まれ、狭い街で出会った

どんな一年であろうが欠かせない1日がある。暴年會高校の同級生が集いし宴。説明がいらない夜ってのがあるなら、こういう夜さ。なんだか拙いブログだって?けして二日酔いでも寝不足でもないぜ。一昨日、スマホに買い換えたもんでよ、使いこなせてないのさ…

見えぬあなただから、より見えるものを

夜明け前から筆を握った。静かにエアコンの音だけが鳴く。今年の仕事納め。今年一年でおよそ3,000弱の人に言葉を紡がせていただきました。もっともっと「ひとり」から「ひとり」へと。作品を通じて、イベントを通じて、時空を越えた再会に、行きがかった上で…

そこにある色はどこにもない色

昨夜は大人三名様、割烹のカウンター、静かで豊かな宴席。今年はこういう時間が増えた。言葉が届く距離。温度を感じる距離。どこで聞いたのか覚えていないが「理想と現実の距離がわかれば、そこに努力が生まれる」という言葉のように、自分の仕事に問いかけ…

愉快に絞れ、本能を研ぎすますのだ

この年の瀬、今年を振り返ってもこれからの己の在り方を考えてみてもどうにも馬鹿騒ぎに興じる気分になれない。それならばと宴席も絞り込み身体のほうを絞り込んでいました。食事制限。以下がそのメニューの一部、昨日のブログのように見た目の美しさもない…

言葉が届く距離に夜がある

あたたかな光を連れて大人たちの美しいクリスマス。世界から美味美食が集結。ホームパーティーの安らぎ、暖かさ。大間の鮪、伊勢の海老、鮑。以前から一度食してみたかった、ふぐの卵巣の糠漬け。石川県の一部地域でしか生産されていない、猛毒テトロドトキ…

人がつながる聖なる夜に

イブの夜…料理をしていました。東京、札幌、福岡、広島、韓国…たくさんの人が集って、夜が灯る。「ありがとう」を盛りつける。静かに暖かく、こんなクリスマスが好きだ。静かに迎えた午前5時の「味噌一」。瓶ビールが似合う男になってきました。鉢を抱えて…

筆が変わり、新しいイメージが開いてゆく

今年の表参道のイルミネーションはどうなっているのだろう。12年前、クリスマス、ここの路上に座り書いていた。先日、お世話になっている方から台湾旅行のお土産に筆を各種いただいた。昨日は早速新しい筆で書いて書いて書きまくった。やっぱり楽しいよ、野…

さぁここへ座ってお茶でも飲まないか

分け隔てない心は我欲を超越したところに生まれる。ここ数日、本や報道であらためて気がつくことができた。「喫茶去」、見た目にとらわれず、人を分別せず、無心の境地へ。そういうことだ。そんな俺は、ズブズブの我欲の中。寒いね、茶でも飲むか。見上げる…

空を眺めて、捕われから放ち

月イチ恒例の温浴散歩。見ず知らずの街までチャリで風切って、電車に乗って「仙川 湯けむりの里」 へ。まぁ普通の温浴施設。それでも露天風呂と大きなサウナはリフレッシュにはもってこい。たっぷり半日、風呂&読書に耽る。そのままどこかの居酒屋の暖簾をく…

一度始めたら、ためらいは禁物

昨日は夜の課外授業、高野こうじのもうひとつの顔、さすらいの料理人。10人分のお通しのひとつ。おおぶりな鯵をなめろうにして仕込んだ。筆も包丁も一度仕事に入ったらためらいは厳禁、小さな迷いでもそれが生じればいいものはできない。そのために日頃の練…

朝陽を受けながら、愛と命と魂と

FB上で展開されています。復興みらい会議」・支援団体と被災地を結ぶ技術を一つに!・被災地を支えるヒューマンネットワーク。・支援組織ポータル団体。・支援する心を一つに。・一つの目標それは「復興」・たくさんの思い、一つの心、一つの目標。○支援する…

いいこと探して、吉祥寺あたりでウダ巻いて

吐く息が白くなる前に残りの秋を拾いにつれづれ写真倶楽部は武蔵野へ。歩いて、撮る、至福。夕暮れの井の頭公園は20歳のころから好きだった。今でも筆を持って吼えている。葛藤は硯では削れることがない。しかしそれこそが力に変わってゆく。陽が暮れて、つ…

新たに手にするために整理するべきこと

この二日、肉と炭水化物、油分をほとんど摂取していない。が、それほどキツくない。いくらか身体が軽くなったり、なにかを堪えることで、気持ちが先鋭的になってゆく。来年からこのブログの在り方も少し考えようかとも思っている。(しかし戯れ言と言えども…

生きるを諦めない男の足跡を遡れば

本日21時より。テレビ朝日。「ドラマスペシャル 愛・命~新宿歌舞伎町駆け込み寺~」2万人を命がけで救った実在の男、玄さんの物語。試写で観たがそうとう過去もえぐっている。普段テレビはほとんど観ませんが今夜は酒もやらずテレビの前に集合。この年の瀬…

ネオンに輝く幼き日々の情熱が

20代半ば過ぎの頃の三年間、一年300日は六本木がホームグランドだった。仕事して、終わってから明け方近くまで飲む。タフな毎日だった、しかしそこには濃い人間が集まりそれはエキサイティングな毎日だった。もちろん今に十二分に活かされている。昨夜そのと…

ひたすらに五感で磨け、心の玉を

ツキイチ日本財団で開催の日本駆け込み寺、玄さんの講演の最終回に出陣。普段飽きっぽい俺ですが、終始ガッツリ心にメモ取った。なぜならば剥き出しのリアルがあるから。会場で松戸ビッグママとの思わぬ再会や、その後の打ち上げも嬉しい限り。駆け込み寺広…

教えられるのではない、感じとってゆくのだ

滋味あふれ、慈悲深い夜。今、世界中のどこよりも好きな海。「緋色の海」。いろいろと食べるけど、こちら奮える美味さ。理屈なき無抵抗。こんなに素晴らしい毛蟹を食べたのは生まれて初めて。11kgのブリカマ。こんなにでかくて、繊細な旨味。何を喰う、誰と…

激動の一年を感字で吼えろ

年末の恒例行事、日本漢字能力検定協会が「今年の漢字」を発表した。日本漢字能力検定協会、2009年、公益法人としての多額利益問題が発覚。言葉の世界の末席にいるものとして義憤を覚えるなんて正義感など持ちあわせてはいないが、今だって忘れちゃいない。…

紅葉見て 思い思いに 美しき

自己の中に潜む、相反性や矛盾。この整合性のなさが、人間の罪と情念を生む。俺にとってこの歪みをととのえてゆく行為がモノを表現してゆくことに他ならない。ムンクの言葉。「芸術は、私の生活に、一つの意味を与えた。わたしは芸術を通して、光を求め続け…

匂いを感じる街の中でブルースを刻めば

俺は東京の多摩で育った。いろんなところをぐるりとまわってやっぱり原風景に戻ってきた気がする。武蔵野エレジーな莫逆の友と一年数ヶ月ぶりに再会した。風に誘われるように歩き、悲喜飲み込んで空を見上げる。目隠しをされて連れてこられた道じゃない。蹴…

愛・命 新宿歌舞伎町駆け込み寺 試写会

17日、21時、10CH(東京では)放送、「愛・命 新宿歌舞伎町駆け込み寺」の試写と記者発表に呼んでいただき、六本木グランドハイアット東京へ。急ぎ足で向かっていると。九年前に屋号を書いた店、ヒルズ近くの出店を発見。 「燃」、よろしく。すごく心待ちに…

2012年の最初の想いをしたためて

朝6時の作業場、いつもよりも空が明けるのが鈍い。やけに寒いなんて思っていたら8時過ぎ、雪がちらついてきた。こんな日は炬燵に入って、みかんでもかじって年賀状書きなんていいじゃないでしょうか。なに?まだ?ご用意しています。モヒ猿シリーズの年賀状…

生命の火の周りに集う宵に

生きるために人を活かす。その燭に心と情熱が明る夜。夢を食いつぶすな、夢を紡げよ。「緋色の海」いやね、魚を食べるならここ。極上の脂のノリ。〆の白子汁まで完璧。感動する食。駆け込み寺 玄さんのドラマのOAも間近。謙さん主演で12月17日、21時、テレビ…

ボクサーにように闇切り開け 魂こがして

「一文字感字」の源流がある。子供の頃はよくいる悪ガキよろしく、勉強嫌いで遊んでばかりいた。そしてそんなヤツの唯一できる教科は「体育」や「音楽」だったりする。俺は「体育」や「音楽」もまるでダメだった。でも国語だけは抜けていた。本を読むのが好…

見える人へと大切に届けたいんだ

彼と出会ったとき、俺は22歳、バンドをやりながらホテルで指紋が擦り切れるほど働き、水浸しの洗い場で水虫に悩まされながらスタジオ代を稼いでいた。彼は16歳、そのホテルの中華レストランのぺーぺーの料理人の駆け出しだった。先輩たちにいじられてもいつ…

凛とした空気に触れて心に染みいる温かさ

週のはじまり、月曜はまずは曙陽に向き合うのだ。今朝6時過ぎ。まさに旭日昇天の勢いを借りようというワケだ。ベランダに出て、凛とした冬の朝ぼらけに対峙する。寒いがエネルギーを充塡。胃袋にも暖かなエネルギーが必要な冬。「遊食 こうじ」のスペシャル…

今していることが次の時代の輪郭を描く

…つまりはね、日本もすっかりクラゲになっちまったってことよ。古いか新しいかなんてまぬけな者たちの言い草なのよ。と長渕な日曜日。しかし日本男子、気概がない。若い世代はわからないが、屋台骨の俺らの世代の男にクラゲが多い。己の指針ってのがもっとビ…

「うぬぼれ」とという一歩が志を構築してゆく

昨日読んだ読み物の一節。「うぬぼれは自惚れと書くように自分に惚れ込まないととできないことがある。志もそうやろうと思う。他人の評価や他人の価値観など関係ない。自分を自己採点するだけ。なぜなら志の神髄は、他人から与えてもらうのではなく、自分か…