書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

この風が枷を外し、行き着くところへ

朝からサイクリング。目黒、渋谷、世田谷。街から街へと。ロックと朝の風。土曜の午前中は街がいい顔をしている。平日のようなスピードや仕事の疲弊感もなく、日祝のような浮き足だった感じもなく。街の表情は人の心模様。あぁ、ビール飲みたいなぁ。まだ昼…

2010年カレンダーいよいよリリース

今年は早めに…なんて思いつつ。お待たせしました、遂に完成です。2010年創作書家高野こうじ卓上カレンダー。価格 1,000円(税込)送料着払い(商品の安全、正確性を考慮して宅急便手続きとさせていただきます)写真、デザイン、印刷、装丁など素晴らしい仲間…

うわっつらを剥ぎ取り、本能に到達せよ

男ふたり熱き焼き肉。やっぱり肉だぜ。会話も料理もパワー漲る時間。野村克也氏の座右の銘がピタリはまる。「財をのこして下 仕事をのこして中 人をのこして上」二件目は合流で華やかな宴。なんじゃこりゃ。この茄子の長さも驚きだけどまぁよく半分に切った…

言葉を繋ぐ、新しい世代へと

やがて額装され、全国の子供たちに届けられる。いつも書いて終わりではなく、書いてからが始まりと思い、筆を握り言葉を紡ぐ。何年、何十年とそこに残ってもらえるようなそういうものをワタシは創りたい。宮沢賢治先生のように。 半日かけて書き上げ、夕方か…

俺たち人間は一部であり、全部ではない

青空。やっぱり太陽は力をくれる。 特に秋の太陽はいいね。久しぶりに富士山まで空がつながった。昨日、ラジオだかテレビで「人間の能力の次に優れているイルカ…」みたいなことを言ってたけど本当に人間が一番優れていると言えるだろうか。そんな高等な種が…

雨が塵のような儚さ、自浄する

月曜、雨の朝。実家の窓から見ている。そして本を繰る。飽きるまで。広く浅くいろんな趣味を持ってきた。しかし思えば、趣味のようなもので一番長い付き合いのあるのは本を読むことだ。心の旅、イメージの宇宙遊泳。一冊あればどこにいてもできる。写真奥は…

男は背中に龍を背負い、黙して誠実に

友人の息子の愛おしき背中。カッコいいぜ。友人のバンドWET PAINTのライブ、また別の友の高杉瑞穂(大鶴義丹監督)主演映画の「私の中の8ミリ」の上映&トークライブにも行けず。プロの場所に立ち会えないのは同じように表現する者としてすまない気持ちでい…

いつまでもずっと流されず流れてゆく

10年前からずっとそうしてきたようにここにいる。そこには汚れも喜びも愚かさも清らかさも妬みも美しさもいやらしさも透明さも苛立ちも平穏もある。生まれ落ちる刹那、ルールも予定調和もない一瞬。昨夜は歌舞伎町のちょいワルなバー「KENKEN」で言葉を紡い…

すべてはそこのある流れのままにと思いつつ

怒り爆発のその前にひとつ深呼吸する。熱くなってはだめだ。冷静に判断するんだ。と。そしてそれでも筋が通ってないと判断すれば躊躇なく行く。以前はこの深呼吸ができなくてめちゃくちゃになったけど。問題というのは解決しなければならない。けじめをつけ…

大きなその流れは人生のナビゲーション

昨日の昼に東京に戻ってきました。今回も日本を巡る1,400キロの旅。バースデイを伊勢神宮で迎えるという素晴らしいものでした。そして東京に戻り、筆とPCのキーボードに向かって過ごす。今朝も夜明けと同時に作業が進む。モヒ猿も公開したいのですがNew Mac…

嘶くように吼える涙しぶきに砕け散ろ

新潟県上越。叫び、荒れ、猛る日本海。その激しさはロックじゃない、演歌だ。焔歌、艶歌、怨歌。曇天の日本海、恐るべし。雪こそ降らぬが風雪流れ旅。沖縄の穏やかな海、日本海の叫ぶ波。島国に生まれた日本人にとって海は人生だ。

静寂の山の麓に歌は響いて

夕暮れまでの30分、露天風呂に浸かり沈みゆく太陽に向き合う。稜線を染める圧巻のショータイム、自然の描くものはなんでこんなにいろんな感情に触れてくるのか。色という分類ができない情景にただ息を飲む。我が家のような安らぎの宿、数少ない緩みの場所。…

海は凪ぎ、山萌ゆるニッポンの秋

あまりの美味さに地酒を飲みすぎた。金沢は中学の修学旅行だけどとても素敵な街ですな。朝、兼六園でお抹茶なぞをいただいて 暴れん坊将軍は加賀百万石を発つ。日本海を北上。 山の隠れ家にやってきた。山岳密教の聖地、早速行きつけとなった絶品そば屋へ。…

日本も生き様も一本の道でつながっている

どこにいるか。400キロ。金沢です。 現代の伊能忠敬。車ですみませんが。日本列島縦断、降ったり晴れたり、暑かっり寒かったり。俺は感じることでしか信じない。感じること以外に何が真実といえよう。金沢はいい。街並みも色合いも空気も感覚にフィット。今…

運命

忍の三年が終わった。今日から動の三年が始まる。新しい朝日を受け止め、伊勢神宮の内宮で手を合わせる。人間として四十一年目、熟成された味に少しばかり苦みや深みがでてきたようにも感じる。十一歳の時の溺死の恐怖から先日の病までいろいろだったけど健…

開戦前夜、猿は海観て夢を見る

甘栗むいちゃいました的にフラリと来ちゃいました、三重県です。6時間。400キロ走破。日本の礎、お伊勢さんに手を合わせるのです。今日は外宮まで。明日が祈りの本番。俺の中では三重は三指に入る食の宝庫。 松坂牛、伊勢エビ、アワビ…今夜は豪勢に酔わせて…

ここを越えるためにここに楔を打て

紹介します。この度、新しく創作書家こうじの相棒になりましたiMacさんです。パソコン歴十数年、初めての生娘です。俺色に染めてあげます。しかし前のG5くんのHDの損傷ですべてのデータが移行できない。そのためだけに一万円也アップルにお支払いしたのに。 …

水平線を寂寥という茜が染めてゆく

陽が昇れば当然陽が沈む。今日はその両方のわずかな瞬間に太陽と向き合った。なかなか出来ない快挙だ。沸き立ってくる衝動とかみ殺す悲嘆。闇は恐怖だ静寂は孤独だ太陽と手をつないでいたい。しかし光を作るのは闇だ。その時々に明暗のコントラストは変わる…

心まで太陽に干されてみる午後

海岸沿いを歩いていたらスルメイカが天日に干されてた。そうか。海岸のベンチでタカノの天日干し。 1,200円なり。波と風と時々聞こえる車の音。 こんな時間があったんだ。干からびたカラダにビールを。しかし周囲には店も自販機もありません。

命を浴びて一日はゆっくりと覚醒する

旅先でも夜明けに起きる。 旅人の朝は早いんだなぁ(尊敬する山下清画伯風)朝日は一日の命だ。ソーラーパワーのように朝日からエネルギーを貯めて一日の動力源とする。 地上40メートルの展望温泉に浸かり、次の場所に。その前に腹が減ったのでおにぎりを二…

太陽に勝る良薬はナシ、いざ海へ

今、必要なのはMacintoshではなく(昨日新品に買い換えましたが)太陽だと気づき、旅に出ました。温暖な港町を巡ってます。灯台に登った。地球は丸い!只今、海岸の岩場に降り立ち太平洋と対峙。打ち寄せる波の慟哭、行雲流水。Do it boy.慢性的なトラベル中…

去り際はきっちりとケリつけて

パソコンはいよいよ最悪の事態をむかえた。こうして年代物のiBookを引っ張り出してとりあえずメールだけでもチェック。しかしこんなに不便なものを使っていたのか。テクノロジーの進化、恐るべし。パソコンの頭脳がすべてイカれていて、データの移行も出来な…

カタチあるものに懇願の包容を

ついにビジネスパートナーであるiMac G5が壊れた。 まだ一年も経っていない付き合いとはいえ、この忙しい時に機械ってやつは空気が読めんな。時間と金と気力の浪費。怒っても、嘆いても機械は頑張ってくれないのでとりあえずただの白い箱と化したG5を連れて…

振り向くな、振り向くな、まだ道は続いている

道の先にあるものはわからない。わからないものにすがりはしない。ただひたすらに今日の一歩を刻むのみ。振り向くな、遠くを見るな、足下を照らせ。 約12時間、仲間と地元で朝まで飲み、一睡もせず都内の自宅に戻った。 結構元気な俺です。ロードワークとシ…

静寂の夜明け前、感性は東から

ふるさとの朝は早い。それにしても、もう少し寝たい。大量のアルコールか薬がないと眠りが浅い。 俺はジミヘンやカートコバーンになるのか。今朝は夜明け前から筆を握る。筆を握ると集中力が高まる。やっぱり朝だ。太陽と共に生きるのだ。全国へ行く作品が元…

自分基準の強さが優しさに変わるまで

自分を変えないこと。つまり嘘をつかぬこと。見栄とかその場の雰囲気とか強がりで吐き出された無責任な言葉は見抜かれて、自分の評価に繋がる。まだ指摘してくれる人がいてくれればありがたいがたいがいは相手の腹の中で収まる。自分を変えない、これには2…

手に入れたいのは救いの歌なんだ

いい季節になりました。生ビールは通年ですが熱燗が美味しくなりました。あわびをつまみにクッと一杯。魚も脂の乗ったいいものが出回っています。宮城の戻り鰹、大間のマグロは極上だった。興奮のあまりちょいピンぼけ、寿司屋慣れせぬ証か!?最近は焼き魚…

人生は走っても廊下を走ってはいけません

来月、中学校で講演があるのでその打ち合わせに向かった。創立60年の学校。黒板、ダスターシュート、給食のワゴンを運ぶ昇降機、蛇口に結ばれたネットに入った石鹸…懐かしいです。俺にとっちゃ109よりヒルズよりH&Mよりも普遍的でスタイリッシュな空間だ。…

あの頃の風は相変わらず街になびいて

昨夜ふるさとに帰ってきた。駅に降り立つと風も匂いもあの頃のまま。変わらないものを感じられることは今の俺にとっては救い。今朝は6時からベランダで雨音を聞きながら読みかけの小説を捲る。集中ができない。いろんなことが起きている、覚悟を持って対峙し…

情熱があぶり出す詭弁の傍観者、雄弁な挑戦者。

昨夜、出先から携帯で我がカープ軍の試合をチェック、敗北を知る。この一敗で今シーズンとブラウン政権の終焉を告げる。141試合目にしてCSの夢は散り、今年もまたBクラスに沈んだ。ハートの弱い万年エース候補、ノーアウトで四球を出す抑え、終盤の大事な時…