書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

音楽・本

I can't get no satisfaction

今朝、制作前のウォーミングアップの一枚。 筆と墨ならではのかすれや強弱を確認しながら。 色を使った絵を描いたりしますが、やはり黒と白というシンプルな世界、好きです。 まだまだ満足なんてできません、 到底できっこありません。 修練を重ねてゆきます…

ブルースに溢れて

昨日は久しぶりに家でゆっくり呑み時間。 ちょっとツマんだ後、どブルースを聴きながら、黒糖焼酎のお湯割りをキメ、ほろ酔いで落書き。 ブルースの間は美しい。 チョーキングやサスティンは人生の悲哀、表現者の孤独、内なる慟哭だ。 詰め込むばかりが表現…

映画 空白 

漂流したまま、辿り着けないそれぞれの気持ち。 気になってた映画「空白」を観た。 万引き、交通事故、モンペ、いじめ、マスコミ報道、無関心、崩壊、自殺、孤独、偽善、罪悪感… これらがずっとストーリーに張り付いてゆく。 エンドロールの余韻に何を見つけ…

レコードジャケット

デザインの仕事に携わることがありますが、学校に通ったわけでも、美術書を読み漁ったわけでもない。 14歳から触れ合ってきた、レコードジャケットが先生であり、教科書だった。 1970年後半の頃のアートワークス。 これらの影響がデザインや絵の素地にある。…

叫ぶふたり

東京、まともに要請を守ってる飲食店は今年まともに商売できた日はほとんどない。 飲食店だけではない。 今年に至ってはこれ、国、都の政治責任がほとんどだろう。 また延長? やり口に怒りが止まらない。 ふざけた政策、いや策もほとんどないお願いばかり。…

新曲 からっぽの風

言葉にせずにはいられなかった。 緊急事態宣言の中、ジュンヤから連絡があった。 「この状況、やるしかないでしょ」 表現する必要があった。 リモートレコーディングでついに完成。 咆哮する音楽ユニット「WISE&STUPID 」、 コロナ禍で書き下ろした新曲「か…

風 書道

都会の真ん中 空を見つけた。 ロックな姿勢を崩さない老舗ライブハウス、club doctor屋上。 MVの収録。 空とビルのコントラスト。マンハッタンかサビルロウの屋上か。 メッセージある曲と撮影が出来た。 完成が楽しみ。 風が通る場所で、静かに叫び続ける。

音の営火

音という営火に言葉の風を送ろう。 ハイボールを飲みながら未来へのBluesを。 ギターや筆を持つ時に大事なのはイメージだ。 イメージを持って響かせろ。 奏でるのは正直な言葉だ。 太く揺るぎない想いだ。 借り物や真似事やそれらしいものはもう耳や目ににし…

sidvicious イラスト

セックス・ピストルズのベーシストでパンクス達のアイコン、シドビシャス。 表現したいなら、すぐにしろ。 そんな彼の言葉が響く。 わずか21歳にして、その前に謎多き殺人で死亡した恋人ナンシーを追うように薬物の過剰摂取でとっととこの世を去った。 テク…

構想週間

イカれた音楽ユニット「wise&stupid」のリモートレコーディング。 大きいのではなく、小さなやつで。 コロナ禍における感情を歌にせずにはいられない。 いい曲ができました。 まだ磨いているとこですが新しい音楽観が芽生えて楽しみです。 新作の絵の構想も…

人にやさしく

久しぶりに鉛筆画。 the Blue Hearts 人にやさしく 休業したり、バイトを外されたり、友達とあそべなかったり、おばぁちゃんのとこ行けなかったり、学校楽しめなかったり、収入が減ったり、踊れなかったり、歌えなかったり、泣けなかったり、眠れなかったり…

クローゼット

実に久しぶりの映画館 24時間ぶり。 その前に、密にならない17時半からこのビルの上へ。 かに三昧。 炙りは本来の甘味が出ますね。 蟹しゃぶ、雑炊、デザートまで堪能して、いざ。 クローゼット。 淡々とした流れの中から痛みと葛藤が浮き上がってくる。死を…

罪の声

実に久しぶりの映画館。 検温、除菌頑張られておりました。 罪の声 期待を上回る素晴らしい作品でした。 グリコ森永事件をモチーフにした凄まじいリアリティと創造性が見事に融合。 キャストも忖度なしの実力派揃い。 重いテーマだけどエンターテイメント性…

黒いギター PASSION!NOT,FASHION!

東京は連日の雨。 画材まみれのアトリエでイヤホンで爆音ギターを弾く。 こもり切って、一人になって、気持ちを整理。 15の時に買った安いテレキャスター。 今でも一応音が鳴る。 唯一、形として現存する俺の表現のルーツ。 もともとなんの肩書きもない、傷…

破 アート書道

1985年リリースされた、RCサクセションのギタリスト仲井戸麗市ソロファーストアルバム「THE仲井戸麗市BOOK」。100年後でも聴き継がれるべき日本のロック史上に残る名盤。 「打破」という曲の一節<世界中のヤバイNEWSも 茶の間のTVで知る 14インチ分程度のNE…

自分の感受性くらい

今朝は詩人茨木のり子さんの詩を読んだ。 午前4時、朝を迎える前の深い闇の中で。 有名な詩がある。 その言葉は「弱さ」をボリボリと掻き毟って滲んでゆく血のようだ。 だから時々この詩を読み返し自壊しそうな考えを自戒する。 コロナ禍の中、「自己責任」…

ロケットに乗って、と今日の落書き。

1989年ごろに当時やっていたバンド「NEON DOLL」で「ロケットに乗って」という歌詞を書いた。 日本語のタイトルも政治的な内容のものもあまり作らなかったけど、確か詞先(歌詞が先)でスタジオでジャムりながら作った曲。 ふと思い出した。 当時は宇野内閣…

ふたつはいらない

アトリエの画材置き場の傍にギターが置いてある。 そうなると、気まぐれでペインティングが始まる。 赤と黒を混ぜて塗り、黄色をシュッと飛ばす。 楽器も自己表現、どうせ下手なんですから鳴りよりもオリジナリティ。 表現しなきゃ何も変わらない。 表現する…

ブルーススパイスチキンカレー

カレーはブルース。 簡単ではないがその道のりの深さが味になる。 まずはマスタードシード、ローリエ、パクチーの根でテンパリングして玉ねぎを飴色になるまで時間をかけて炒める。 ニンニク、生姜そしてクミン、カルダモン、コリアンダー、チリ、ターメリッ…

こんな気持ちうまく言えたことがない

ギターを持った人ならば必ずやりたいフレーズ。 ジャガジャーン(ジャーン)。 例えば The Rolling Stones/Jumpig Jack Flsh T-REX/20th Century Boy The Beatles/A Hard Days Night Mr.Children/名もなき詩 など。 狼煙って感じ。 衝動でいいんだって。 そ…

wise&stupid、発動

半年ほど前、行きつけのライブハウスのカウンターでさっきまでステージで歌ってた彼は俺に一杯のビールをおごってくれた。 乾杯をして、他愛のない会話の中で落ちてきた「今度一緒に何か作らへん?」 それ以上の言葉は次のバンドの演奏でかき消された。 そし…

抽象画×DJ mix

DJのShouta Murakamiがmixした音楽作品のジャケに自分の抽象画作品を使用。 こういう音+絵のアプローチいいね。 前半の感じは制作時の世界観、それが音になった感じ。面白い! アンビエントな雰囲気は創造の篝火となり、そこにじわじわと近寄ってくる本能と…

落書きの歌

一度止まるとなかなか流れは戻らない。 ただ公私に色々考えさせられた長い時間、戻ることはないとわかっていた。 考えては、落書きと料理と酒で一息つく。 ipad落書きをする時間はたっぷりある。 流れは戻らないなら、新しい流れを築くだけ。 バンドマンしか…

fight or flight

自粛休業中の仲間の店で歌うたいタカノコウジの動画収録。 広い店内、二人だけで。 まずはこうして点と点から始めていこう。 仲間の店も間も無くリスタート、これは実に喜ばしい。 表現者は人繋がる最前線に立ってこそ。 書も絵も音もすべてイメージを抱き、…

アーティスト難民が行く道は

都のアーティスト支援事業の応募が殺到して、わずか一日で打ち切りになったというニュース、大きく扱われなかったけど報道されました。 簡単に言うと、登録できた人が活動の動画を都の専用サイトにアップすると出演料相当として10万円が支払われるというもの…

stayhome singing

家にいる週間。 今日はマンションの貯水槽清掃で断水中、 水が出ないから料理も出来ないし、歌おう。 書くか、作るか、歌うか。 いっぱいある、 そこから家時間の楽しみ見つけていくよ。 医療、運送、スーパーの方々、闘っている人のためにもね。 家でクリエ…

居酒屋こうじ

昨日は暴風雨の中、母の入院先に必要なものを届けに行く。 面会禁止はもちろん、いよいよ病院に入る前にもれなく検温チェック。 コロナ受け入れの病院に限らず医療の現場は今、本当に大変です、そんな中一生懸命従事されている方たちの姿をたくさん目にする…

リンゴな週末

普段からそうなんだけど、 Kindleで本を読んで、 アップルTVで映画を観て、 Illustratorでデザインして、 Garagelandで音を録ったりして、 ひとりでいることが好きだけど 結局、appleとともに暮らしてるんだな。 静かに過ごしたい。 いつも。 自分で決めれば…

ギターメンテナンス

10年以上、クローゼットで眠っていたギターをメインで使ってみようと引きずり出しみた。 音は所有してるギターの中では一番好きだったけど、若き日の俺の虐めに会いあちこちボロボロ。 自らの行いが招いたことなので、今回時間をかけてセルフメンテナンス。 …

超えてゆけ、侍゛

どんな苦境にあっても想像力は忘れずにいたい。 鉄板を挟み、熱々のステーキを喰らい、染み入る男酒をキメながら流儀を教わり、ひとりアジトに戻り想像力の羽を広げる。 心で鳴っているかが大事。 形や、見えるものだけにとらわれてはいけない。 その向こう…