先ほど渋谷の東急ハンズから戻ってきた。
クリスマスと年賀状と正月飾りが売り出されて
いました。もう一年が暮れようとしてる。
年末年始の浮き足立った街の雰囲気と
情緒の名残もないスピード感。
月花を感じることなく消費されてゆく心と時間。
俺もその流れの中のいるひとり。
甘い汁だと思うからそれが毒になる。
最初から腹をくくって泥水を飲んだほうが
まだいさぎいい。
なんだかわかってしまったと思ったことこそ
なんにもわかっていなかった。
俺は器用に如才なく立ち振る舞ったり、
駆け引きができない。
でもね、経験の中から上手なやり口なんかを
使ってみようとするわけ。でもうまくいかない。
営利のためのスマートな駆け引きも戦略も
ない上に、いっちょまえの顔してそんなひとたちと
渡り合おうとするのだからタチが悪い。
奇をてらうわけでもなく、計算することもなく、
シンプルに一生懸命に表現すればいいんだよね。
冬の訪れになんだかいろんな痛みが教えてくれる。
書いて表現することしかできないから
もっと書くことを愛し、対峙してゆこう。
久しぶりに自分にむけて描いてみた。
苦しみの中で明日の光を見つけたんだ。
その光がまがいものであったとしてもいい。
期待より希望のほうが美しいじゃないか。