書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2022-01-01から1年間の記事一覧

reel so good

今再び、釣りにハマっている。 久しぶりに道具などチェックしてみると、種類、品質など良くなっている。 そしてネットを使って入手が簡単。 ヨドバシドットコムだけでこと足りる。 コロナの影響もあってか、それだけのニーズがある市場になっているんだね。 …

抽象画の旅 夏の終わり

過ぎゆく夏に一枚。 キャンバスの上から塗料を滴らせる「ドリッピング」、流し込む「ポーリング」という技法で作品を躍動させる、ジャクソンポロックという抽象画家が生み出したと「アクションペイティング」という分野。 そんなことも知らずにやっていまし…

男たちの晩夏

秋を運ぶ風、夕餉。 空の下。 男たちは静かに夏の淵に立ち、思う。 どこにゆくのか、 を探すより。 ここに在ることから始めよう。 一日一生。 今日やったことだけが明日につながる。 だから一日の積み残しがないように。

中野 ゆきだるま

まだまだ日中は暑く、ちょっとバテ気味。 そんな中、素敵な誘いをいただきました。 17時、夏の終わりを感じさせる夕暮れ、久しぶりにこちらへ。 中野「ゆきだるま」。 ワンアンドオンリー、比類なきジンギスカン。 ここのラム肉食べたら常識が一変します。 …

抽象画の旅

自分にとって抽象画を描くという行為は 内面を曝け出すこと。 抜け出せぬトラウマや、 願望、 人には言えないこと、 愛情、 幾重の感性や想いの層から滲み出し 作品が出来上がってゆく。 だからいい絵が描けると浄化された感覚を伴う。 そして抽象画はそれが…

鮎の塩焼きと日本酒

地元エリアは米軍基地がある福生が近いせいか 古き良きアメリカの流れを汲む店が多い。 車の免許を取ったら買い物や食事、デートはたいがい福生だった。 映画で観てたフェンスの向こうの基地という小さなアメリカに憧れていたのかもしれない。 日本の会社だ…

利運と恵みを

遠くにいる仲間の誕生日に 美味しい料理と共に一筆贈る。 明るく、おおらかで穏やかな人柄に寄せて。 仕事でもプライベートでも変わらぬスタンス、 描くことを楽しく。 想いを馳せて。 彼女の誕生花、 ベルガモット。 花言葉は「やわらかな心」。 まさに、と…

スパイスカレー混ぜそば 

吉祥寺モンタナのインスパイア、 カレー混ぜそばの一回目の試作。 イメージは出来ています。 まずは王道のスパイスキーマカレー作り。 スパイス香る中、黙々とカレー作ってる時間はやはりいいですね。 麺はつけ麺用の太麺、茹でたら締めずに鶏油とガラムマサ…

君の知らないメロディー

授業をサボって/陽の当たる場所にいたんだよ/寝転んでたのさ/屋上で/たばこのけむり/とても青くて RCサクセションのトランジスタラジオの頭の歌詞。 そんな場所があの頃の俺たちにもあった。 先日、母の施設に行った帰りに周り道して当時山の入り口にある辺…

九州国際大学付属高校 野球部 イラスト

数日前に都内に住む友人からLINEがあった。 「また来てます」 の短いメッセージと一枚の写真。 母校の応援に熱闘甲子園。 友人とはコロナ以降、会えていませんが こんな現在地を交換するのはいいですね。 心の動くままに。 そんな彼の行動力と純粋さに筆が走…

3年ぶり、やります

すっかり涼しくなった頃に。 今年はやれそうです。 3年ぶりに千葉の麗澤大学へ。 諸々まだ変更も出るかもですが。 まずは大学と学生の皆さんに感謝です。

信 筆文字

今年は猛暑に豪雨、心配になることばかりですね。 エアコンを浴び続けるのが苦手なので 気持ちいい作品作りを考え、目覚めがどんどん早くなります。 朝まだき、黎明の頃、窓を放ち新しい風が入る時間に筆を持ちます。 小筆の二本持ちで割れや粗さを出します…

うんめうに

母の故郷は岩手県宮古で漁師をやっていた。 子供の頃に何度かしか行ったことがないけど朝焼けの美しさ、獲れたての魚の旨さや釣りの楽しさを知ったのはその原風景がベースにある。 よくウニや帆立、イクラや鮭を送ってくれてた。 先日お世話になっている方の…

筆文字 ラインスタンプ リリース

筆文字ラインスタンプ をリリースしました。 筆文字オンリーは意外と初めてでした。 よろしければ遊んでください。 よろしくお願いいたします! いや、 仏恥義理で夜露四苦!

また漕ぎ出す

三日ほど海を見ながらのんびりしてきました。 今回のブログ、過去のトラウマの告白もあるのでちょっと長いです。 本当にありがたいことに知り合いの保養所を完全貸切にさせていただき、 居酒屋など夜の街に繰り出して現地の方々との接触することも断ち、 自…

葉月 筆文字

八月朔日。 「毎日暑いですね」と挨拶するには度を越した痛さです。 気分だけでも、軽やかに書きました。 民芸紙に顔彩で着色。 和紙と絵の具でも大丈夫です。 ペンてるの筆ペン使用。 よろしければ、涼しい部屋で手軽に遊んでみてください。

吉祥寺 モンタナ

昨日は画材購入や、諸々の所用で吉祥寺へ。 午前中に行ったにも関わらず、あまりの暑さで少し移動しては休み、涼み、水風補給。 昼には帰ろうと思ったけど猛暑で捗らず、 きつい旅だぜニューオリンズってことで以前から気になっていた「モンタナ」にランチ突…

深い翠の中へ

先日制作した作品、納品を終えた。 翠を何層にも重ね深みを出し、 和紙を水で溶かし塗料に混ぜ、光の当たり方で陰影が浮かぶようにし、 金の差し色で清らかな流れをつける。 書き出しから淀みなく、乾燥などもあり3日間、良い集中を保ち完成に至りました。 …

季節の外で

日本にはいろんな料理がありますが、個人的に旅館の料理が一番贅沢だと感じるのは少量をいろんな器でたくさん食べられるからだと。 山奥の旅館の鮪や、自生の野菜を無理くり供されたりと贅沢と美味しいが必ずしも一致しませんが( ・∇・) 豆皿が好きなもので…

刹那に繋がる

昨日は日本駆け込み寺のイベントで書き下ろしやらせていただきました。 こんな時期なので人数を絞っての開催でしたが、実に心の距離は濃密で響き合いの時間になりました。 やらない、ではなくやり方を変える。 こっちは叡智で対抗しないと。 集中が勝り、写…

メッシ名言

何のゆかりもないカープに来てくれた メジャーリーガー秋山選手に敬意の晩酌。 広島の地酒、亀齢 純米酒 香葉。 カープも二軍含め感染者40人超で入れ替えや補充が出来ないギリギリの状態。 昨日も先制され、ちょっと打てる感じもなく。 途中からパリサンジェ…

音の邂逅

実家で片付けをしていたら懐かしい物が出てきた。 カセットテープ。 TDK AD、SONY CHF、maxell UD1… 懐かしいですね、またまったくわからないですかね。 世代によって分かれるところですね。 FMステーションのカセットレーベル!、 ラジオから録音したライブ…

新宿・歌舞伎町日本駆け込み寺 20周年記念連続企画【第3回】 「コロナ禍の大相談会」

7月23日(土)、日本駆け込み寺のイベントにて来場者様に即興書き下ろしさせていただきます。 以下詳細になります↓ ■新宿・歌舞伎町日本駆け込み寺 20周年記念連続企画【第3回】 「コロナ禍の大相談会」 出演 玄秀盛 ゲスト 高野こうじ(書家) とき 2022年…

木を植える一番良いタイミングは20年前だった。二番目は今だ。

一時的に施設にいる母と面会。 泣いてた。 優しい人だからすべてを受け入れようとしながらも、日々に歯痒さも感じているのだろう。 要介護4の認定がおりた。 厚労省の定義では「寝たきりや認知症等で常時介護を必要とする重度の状態」 それが現状ということ…

THE MODS 「続・約束の夜」

闇を彷徨ってた15歳の少年の気持ちを奮わせた一枚のレコード。 心を開くことがうまくできなかったけど、 レコードを聴いている瞬間だけは気持ちが昂っていた。 そして少年はギターを持った。 やがて人前で演奏をした。 自分を表現すること。 救われたのだ。 …

motenasi もてなされ

いろいろと状況を知っている彼はそれでも多くを語らず、 「こうじさんの大好きな鰻、目の前で焼きますよ」 そんな連絡だけで夏の素材を感じにこちらへ。 ひとりカウンターに座り、大将が紡ぐ世界に入ってゆく。 生しらす、赤クラゲ、ズッキーニ、とうもろこ…

酒涙雨 書道

日本語の持つ想像力。 書道の愉しみのひとつです。 太古から連綿と続く言葉、 その歴史からふっと生まれる新しい言葉。 気候、風土、文化、習慣、宗教、芸能、自然、祭り、儀式、収穫が生み出す日本語。 それは史実の語り部になる。 生きているうちにどれだ…

コチュジャン イラスト

何かしていなければ気が休まらない。 動き続けることで考える暇をなくす。 そんなことってあるかと思います。 邪念や心配や不安を打ち払うように動き続ける。 そうやって成功している人も知ってる。 何が推進力になるのか、 何を思って選択するのか。 その人…

たどり着くまで、僕は夢中になって緑の森を流浪する

絵の制作中。 着想までは時間がかかる。 書き始めたらずっと集中して時間を忘れている。 長くても、短くても。 これは1日目の途中段階。 一晩乾燥させてまた塗り重ねます。 完成作はご注文者様に渡ってから出す予定ですが この段階とはまったく違う感じに仕…

荻窪の地下室から

2年半振りにライブハウスに帰ってきた。 15歳からこんなにも生の音楽から離れたことはなかった。 「俺たちが成し遂げたいのは<状況は変えられる>という社会的雰囲気なんだ」 壁のジョーはそう言ってる。 この日は仲間のバンドが二つ、生の真なる鼓動にイン…