書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

木を植える一番良いタイミングは20年前だった。二番目は今だ。

一時的に施設にいる母と面会。

泣いてた。

 

優しい人だからすべてを受け入れようとしながらも、日々に歯痒さも感じているのだろう。

 

要介護4の認定がおりた。

厚労省の定義では「寝たきりや認知症等で常時介護を必要とする重度の状態」

それが現状ということ。

 

施設を後にしてスマホでこんな記事がニュースに出ていた。

ほんとにそうなんですよね。

柴田さんの言われる通りです。

 

主のいない実家に戻り、窓を明け、家の空気を入れ替える。

 

お世話になっている近所の地域相談員さんのところに報告に行くと、

その相談員さんのご両親も大変な状況のようでたくさん話を聞いてきた。

先が見えない不安、心の支え、さまざまな現実的な手続き、金銭的なこと…。

なってみてわかる大変さを話す。

慰めるでも、どうするでもない。

ただ同じ境遇の中での傾聴と共感でずいぶんと気持ちは安定するもの。

その方も昔やんちゃしてたらしく、帰り際には

「これは贖罪ですね。今、少しでも返せるということをありがたく思いましょう」と笑って別れた。

 

ここまで来るとケアマネさん、医師、ヘルパーさん、介護士さん、

たくさんのプロの方にお世話になるしかない。

本当に助けられています。

 

その時も話していたけど

「自分だけで何もかもできるわけじゃないからこそ、自分のできることは

しっかりとやっていこう」と。

 

そんな気持ちの中でこの中国の諺がスッと入ってきたので書いてみました。

後悔、

誰にとってもそれはできるだけないように。