昨日の深夜、知人が他界した。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
夜中とも夜明けともつかぬ午前3時ふと
目を覚ました。少し疲れていたけれど
目を閉じてもまったく眠れる感じがしない。
なぜか落ち着かず、しばらく雨音を聞いていると
あなたが天に召されたとあの人からメールがありました。
誰にでも優しいあなた、きっと病床の中でも
みんなに気を遣っていたでしょう。
僕が桜の花を描いた額を持って行ったときも
チューブの入った身体を苦しそうに起こしながら
必死になにかをしようとしてくれましたね。
そんなあなたらしく、多くの人が寝静まった時間に
そっと旅立たれたのでしょうね。
でもありがとうの気持ち、しっかり届きましたよ。
こちらが伝えなければいけない言葉なのに。
一報をもらってすぐ、ベランダに出て空に手を合わせました。
そして筆をとりました。
あなたの側に届けますから、一緒に天国に
持っていってくださいね。
その前にここにその思いをとどめさせてください。
多くの言葉は交わせなかったけど
最後に握った手の暖かさはあなたのこころの温もり。
あなたの遺志と闘病の頑張りをここに残る僕らが
引き継いでゆきますから、痛みから開放されて
どうかゆっくりおやすみください。
5月25日、ついにステージには立てなくなったけど
そこから静かに僕らを見守っていてくださいね。
合掌。