書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

待ち人は初夏、季節を纏った美術館にて

料理ってある意味、絵だと思う。
写真を撮るには最高の被写体だ。

「鮨 御苑」さんに久しぶりに伺った。
季節を纏ったおいしい美術館をどうぞご一緒に。

人生少しの苦味が、いわゆる艶やかさを作ってゆく。

大切にしなきゃいけないものだから、簡単に見せちゃ
いけない。守るために強い殻ができ、思いはその中で
熟成されてゆく。

一見煌びやかに見え、感嘆されるたいがいのものは
見えないところでたくさんの努力を重ねている。

輝きは毎日の弛まぬ努力と仲間との調和の中に。

白は決して主張はしないけれどすべてのものを
引き立たせてくれる。なかなかできることじゃない。

時に襲ってくるぬめっとした感情。でもそれで終わらせない。
対峙して乗り越えたときにふっくらとした柔らかい感情に
変化する。

誰でも彼でもうまく合わせ、如才なく取り繕う者よりも
ちょっと棘のあるほうがその中身は確かかもしれない。


お腹いっぱいになった?