料理ってある意味、絵だと思う。
写真を撮るには最高の被写体だ。
「鮨 御苑」さんに久しぶりに伺った。
季節を纏ったおいしい美術館をどうぞご一緒に。
人生少しの苦味が、いわゆる艶やかさを作ってゆく。
大切にしなきゃいけないものだから、簡単に見せちゃ
いけない。守るために強い殻ができ、思いはその中で
熟成されてゆく。
一見煌びやかに見え、感嘆されるたいがいのものは
見えないところでたくさんの努力を重ねている。
輝きは毎日の弛まぬ努力と仲間との調和の中に。
白は決して主張はしないけれどすべてのものを
引き立たせてくれる。なかなかできることじゃない。
時に襲ってくるぬめっとした感情。でもそれで終わらせない。
対峙して乗り越えたときにふっくらとした柔らかい感情に
変化する。
誰でも彼でもうまく合わせ、如才なく取り繕う者よりも
ちょっと棘のあるほうがその中身は確かかもしれない。
お腹いっぱいになった?