書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

明日にかけよう人生一路、花は苦労の風に咲け

歳を重ねることのしなやかさに酔う大人酒。

人生の悲喜こもごも、修羅場を越えてきた硬骨な野武士、
美しき姫君たちとその母上がやっている会員制の酒場で一献。

ゆったり感、うら若い町娘やはなたれのボウズにはわかるめぇ。
総勢10名、ほとんどが自分より年上。
それぞれがそれぞれの世界のトップランナー
こんなやんちゃで礼儀知らずの愚か者に人生を
教えてくれる先輩がいることは本当に幸せなことだ。
いくつになっても学ぶことばかりだな。

すっかり盛り上がり、てっぺんを迎えるころ
ホームタウンに戻り「もう一軒討ち入りじゃぁ」
といつもは行くところだがスッと帰る粋。
酔いながらも、いろいろと整理したいことがあるから。

朝から筆をとる。

そしてジムに行って泳ぐ。泳ぐ。泳ぐ。
最近は暑さのせいでマシントレよりスイミングが多い。
ひたすらに泳ぎ、ひたすらに悩み、考える。
水の中で「無」になることなんてない。
水の中はこうしたことをするには雑音もなく逆にいい。
そもそも欲だらけの人間に「無」なんてありゃしない。

以前、密教の聖地、高野山に登ったとき、お坊さんに
言われた「小欲を持たず大欲をもちなさい」を思い出す。

まぁ、いろいろある。

しかしひばりさんもこう唄っておる。
「生きる試練に 身をさらすとも
 意地をつらぬく 人になれ」
と。


我が作業場の目の前の神社では今日から蝉が泣き出した。

夏です。