書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

また今日も陽が暮れる、どこの街にも


当たり前に今日も陽が暮れゆく。

ふるさとで見る夕陽はなんとも言い難い。

ガキの頃のくすぐったい記憶、
できるなら消したい出来事、
忘れちゃいけない事件、
ほのかでも充分な幸せ。

地元を離れて随分な年月が過ぎた。
街の財政や住民の暮らしに重要だった
自動車メーカーの工場が撤退した跡地には
大型ショッピングモールができた。

昭和を象徴するような巨大な団地は加速する
人口の減少に更地に変わった。

姿を変えようと、記憶の中に残る時間。

君はどんな思いで空を見ているのだろう。

いろんな感情を伴い、今日も陽が暮れる。