書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

キツツキ鳴く空

全裸で窓を開け放ち、湯に身を沈め、エビスのプルトップを抜く旅の朝。こんな時間のために生きているのかも知れない。透徹とした心を持って、理屈を飛び越えて、感謝を忘れず怠惰に溺れず。「一書渾身」創作書家 高野こうじ

名も知らぬ美しさ

環八や山手通りを走る車の名前は知ってるけど野に自生する花の名前はわからない。六木木ミッドタウンで流れる音楽は知ってるけど朝もやに響く鳥の囁きの種類はわからない。テレビはないけど、大自然はそれ以上のエンターテイメント。標高約2000メートル。わ…

旅を抱け

4時半に起床。明けゆく空、サラな空気を吸い込んでからひと仕事。そしてブーツを履いて、旅に出た。走り去る車景、スピードが増すほどに日常が乖離してゆく。太陽よ、躍動の輪郭を描いてくれ。3日ほど大自然の中で蓄電します。「一書渾身」創作書家 高野こ…

水に、空に、世情に泳げ

つれづれ落書き。誰に頼まれたわけでなく、なにも考えず、気分の音楽をかけて。そんな感じで筆を取ることは大事。まずは遊ぶ心から。我がカープ軍、チャンスはピンチと思っているかのふがいない打撃陣。一試合平均得点2点ちょい…。FCバルセロナのほうが点取…

知るためじゃなく、感じるために

昨日もエビスを飲みながら長崎と鹿児島出身の人と話していた。旅に行くのは知るためじゃない。美味い名産品も、地酒も、こんな時代クリックすれば手に入る。そうじゃない。空気の吸い込んで、景色の変わる速度を楽しんで、そうやって暮らしてきた匂いを嗅い…

春は和らぎ景は明らかなり

昨日の太陽を見てしまったら作業場に籠っていることなんかできない。筆を持ってチャリにまたがる。風を切って隣のそのまた隣の駅を過ぎる。しだれ桜に溶け込み、若葉の眺め、春和景明。まさにそんな陽気だったから。すべてをほったらかしにして芝生に横にな…

嵩まし減量法

居酒屋こうじ、我慢のランチメニュー。今回は嵩ましで減量に励んでいます。初日はしばしお昼の餃子との別れに。激ウマ手づくり餃子にラーメン定食。ラーメンの麺はこんにゃく、スープは煮豚を作ったときの煮汁を使った脂分のないローカロリースープ。だんだ…

美しき敗者

昨日は立ち技格闘技Krush@新宿FACE。汗や血が飛び散らんばかりのリングサイド。これでも過去に一応ボクシングをかじった身、男子の本能が研ぎすまされる。メインはプロ無敗の新進気鋭の19歳と再起を賭けた元王者31歳の対戦。実にシビレル試合、結果は試合巧…

行くべき道に花は咲く

友人の祝い事があって飲む。太古から祝いや祭りには酒があった。覚悟というオールで歓喜の海へ。

足を止めて、明日を射止める

〆切との闘いだった一週間。目の疲れと長時間筆を持っていたので肩がバキバキに凝りまくっている。しかし筆を置いた瞬間に泥のように寝るというのは精神的Sの俺としてはなんだか気持ちイイ。週末も変わらず書くけど、いっぷくもちゃんとしないと。愛用の湯の…

心にロックと島唄が響く夜

これは必然なんだろうけど不思議と島の友が多く、不思議とウマが合う。奄美大島のアニィと島の友人がやっている新橋にある「ばなっち」へ。本場の料理ともてなし。あの太陽と蒼い海で育った人たち、そりゃあったかい、そしてやっぱりてげてげで気持ちいい。…

愛とは常に平等でなければならない

先週末の話になるけど、いきつけのラーメン屋「輪」の営業最終日に最後のあの味を刻む為に予定外だが伺った。いつも深夜に行くので、太りやすい体質の俺は失礼ながらラーメン一口、あとはつまみと酒というラーメン屋というよりも居酒屋使いをしていたけどこ…

不退転の覚悟に吹かれて

昨夜はオジキとアネさんと寿司屋のカウンター。いい、実にいい。前に進むことを楽しんでいる人に風は吹く。そしてちゃんと人を包みこみながら。人の上に立ち、牽引する帝王学ってのをウニの旨味と一緒に。言葉以上のサムシングが黒糖焼酎を美味くさせる。こ…

道場破りの番長が往く

おい、そこのキミ、持ってるんだろう?おとなしく出せよ、そしたら勘弁してやっからさ。ん、持ちあわせがないだと?そーか、そーか、じゃここでジャンプしてみろ。なんだよ、持ってるじゃんかよ、始めからそう言えよ(ボコッ)ちげーよ、そっちじゃねーよ、…

情報という足枷に歩みを止めぬよう

キーボードを弾けば、他人の意見が溢れている。善意なのか、自慢なのか、その風呂敷に限りは無い。昨日、石川梵写真展「THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶」を観に武蔵野市吉祥寺美術館へ。震災直後から今までの被災地を撮った写真展。震災から一年が過ぎ、…

自制と犠牲の狭間で自分を超えろ

母の通う地元の接骨院。先日一筆書かせていただき、できました。かく言うワタシは整骨院へ。全身鉛のように固まり、捕らわれに精神が重く、発想を柔軟にすべく、まずは身体から。きら整骨院で全身マッサージ。心と感性の部分に関しては己で克服してゆくしか…

湯楽の里、再訪

趣味が入浴の例のシリーズです。実家から車で30分、国立にある「湯楽の里」再訪。またしても曇天で富士山とは対面できず。しかしとびきりのリフレッシュ。それほど広い施設じゃないけど、露天の空は大きい。器の小さな俺がリフレッシュできる理由はそこにあ…

大河の一滴

地元に帰ってきた。誰かが潰れるまでじゃなく、みんなが記憶をなくすまで飲む。ふるさと、そこは源流。歓喜の海原へとつながる大河の一滴。始まりを知れば、今がわかる。目隠しも足枷もない。俺は自由。「一書渾身」創作書家 高野こうじ

春霞の向こう側

この街に住んでちょうど一年が過ぎた。その間に旧友たちと絆を深め、新しい仲間が出来、いくつかの常連となる店を見つけた。そして桜の季節にひとつの旅立ち。いきつけのラーメン屋「輪」が今週末で閉店。最後の絶品つけ麺をいただきます。ご主人は香川で奥…

激流を越えてゆけ

早朝5時半、この季節、筆を握るにはちょうどいい時間なんだ。今日という日の目覚め。想像したものを創造。彩色は「あかしや彩色筆ペン 彩 Sai」。BGMは「stiff little fingers」。言葉を書くのは瞬間なんだけど、一番の集中。最近のタカノ作品の特徴でもあ…

常軌を外れ陸蒸気にて上気する

陽光を浴びて、とある店舗の中庭で作業。俺が路上でやっていた時からかれこれ12年来の付き合いになる社長がやっている店の看板を書く。書いているとどこからか桜の花びらが舞い降りてくる。はらはらと散る花、ぐびぐびと飲む宵。打ち上げは中野の名店、炉端…

椿姫が野武士になるまで

快晴だった日曜日、花より芸術、テアトル銀座に美輪明宏版「椿姫」を観に。連日満員だそうだ、すごいごい。楽屋挨拶を終え、銀座をダッシュ。花より団子。ファミリーで新宿「今井屋」。比内鶏の極上白レバー。一本590円と驚きの価格だがそれはもうフォアグラ…

武蔵野満開狂騒曲

今年も飲まない花見。たくさんの人がピンクの光の中、頬を赤らめ楽しそうにビールやチューハイを飲む。素敵な光景だ。人ごみに行くことがほとんどないもので、一滴も飲んでないけど完全に人に酔いました。

赤く染められた偉業

烏骨鶏の卵をいただきまして、アシスタントも心なしか嬉しそうで、ポテサラ番長の作る「烏骨鶏のポテサラ」。今回はおろしたての生わさびが隠し味。そんなしてカープ軍の試合を観ながらビールを飲んで一日が終わろうとしていたのですが…気がつけばドキドキし…

俺たちの桜

宮城県の冬桜の押し花を使って揮毫。強い根を持ち、堪えて咲いた花。東京にも、幾ばくもなく東北にも、今年も桜が咲く。ひとり静かに見上げるのも、笑顔を重ねての花見酒もいい。儚さと壮麗さ。日本の美しい風景と慣習。そして大言壮語もなく、黙々とやるし…

なごみを運ぶ湯に浸かり

ひとの価値観とはじつにいろいろである。ダイヤモンドだけがダイヤモンドではない。趣味:入浴特技:長湯夢のワンダーランド日帰り温泉。入り口の写真を撮り忘れたので店のムームー姿(爆)。今回は荻窪「なごみの湯」。二十代半ば、役者をやっていたころ稽…

good day sunshine

明け方の5時から筆を握っていると「ちい散歩」が始まる時間(東京で9:55〜)になると休息が必要になるもの。で、カメラぶら下げてコージー散歩。沈丁花の香りの中で。水曜の午前10時、陽射の快適読書。さすがに眠くなるzzzz蒼空を抱いて。威風堂々。

浮かぶ春に乗せて

陽光を浴びて手しごと家ランチ。自家製しめ鯖の炙り丼好物納豆と豆腐の味噌汁北海道より直送でいただいた甘鮭行きつけの居酒屋の女将にもらった漬物。田舎風の質素な贅沢。体調が優れぬ時こそ、人の手で作られたもので中から栄養。卯月を描く。桜の押し花を…

誠実な光

大切な月のはじまりに、大切な人と集う夜。大久保にある大阪。東京人の自分が言うのもナマイキですがいままで「お好み焼きって基本的に一緒」って思ってたんだけど、どうもその勘違いに気付いてしまいました。ホントにココはウマイ!ねっ、Sサンっ!昨夜は超…

All you need is…

春の命感じる朔日。生まれて抱きしめられる。そこが原点。守られるということを本能的に知る。愛を受けて、強くなってゆける。ジョークにもならない時代、四月一日だろうが嘘のない愛に触れていたい。