書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

愛とは常に平等でなければならない

先週末の話になるけど、
いきつけのラーメン屋「輪」の営業最終日に
最後のあの味を刻む為に予定外だが伺った。

いつも深夜に行くので、太りやすい体質の俺は
失礼ながらラーメン一口、あとはつまみと酒という
ラーメン屋というよりも居酒屋使いをしていたけど
ここのスープは最高だった。

最終日ということもあって店内は大盛況、たくさんの
お客が最後の挨拶と味を求めて行列をなした。

右隣の女性はラーメンに餃子。
その隣の女性は中盛つけ麺に餃子。
左隣の男性はラーメンおかわり。
食べる、食べる。
愛されているんだ。

そのごったがえしているなか、いささか酔った
学生とおぼしき常連が店主に頻繁に話かけてくるが
優しい声で店主が一言。
「他のお客さんもたくさんの来てくれて、最後の挨拶は
きっちりしたいんだ、そういうの分かるだろ?」
銭儲けじゃない、そういう愛情が店を育てたんだろうね。

ラクリの前に情熱。
金の前に愛。


昨日は籠りきって一日中、書いた。

筆を置くなりベッドに倒れ込んだ。

愛情を持ってひとつ、そしてひとつへ。