書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

実と殻の区別がつき、細かいことは気にしなくなる

春の夜長、スコッチとチョコレートで名作「ストレイト・ストーリー」を観た。73歳の老人がトラクターで疎遠の兄に会いにゆくという事実に基づいたシンプルな物語。俺もいろいろあって十数年、兄貴とまともに話していない。だからラストは胸に迫るものがあっ…

どん底発のベルが鳴る 空を突き破れ

GW突入です。ハワイに来ました。ウソです。朝6時から自宅の作業台で筆をとっています。昨日とは打って変わって日本中の子供たちに作品を描いてます。写真は先日撮影したもの。国立にいながら南国タッチ。うん、いいではないか。いい作品を描くためにここ2日…

雨降る朝に確かな今を重ねながら

こんにちは、怠け者です。おそらく20代の終わりに、あのまま会社員としてコピーライターをやっていたらトンデモナイオヤジになっていたことでしょう。最近、個人的に書き叫んだり、言葉を紡いでいなかった。今朝、雨音を聴きながら書いた。バンドを始めたこ…

ポストカード「会葉書」販売についてのお詫び

先日告知したモヒ猿ポストカード「会葉書」の件で報告とお詫びがあります。個人のプリンター及び印刷所、出力センターなどで再三プリントを試みたのですが、満足いく画像クオリティまでには至りませんでした。本来でしたら事前にすべての作品をプリントアウ…

感じとる瞬間こそが永遠へとつながってゆく

Slow art sunday。太陽は創造を照らす。街を歩き日常をカメラで切り取ってゆく。写真を撮ることは新たな喜びを人生に与えてくれた。書や写真で俺が指針としている言葉がある。かの横山大観の言葉。「良い絵とは、ああっと言うだけでものが 言えなくなるよう…

青を描く、武蔵野の懐かしい陽射しを浴びて

快晴の国立。一橋大学にやってきた。ここ国立はほぼ故郷に近い感覚。バンドで扉をこじ開けるためにここ国立のライブハウスに出つづけて技術と経験と絆を重ねた。そうして都内のライブハウスに殴りこみをかけた。20年の歳月が流れた。時が流れても、行く道が…

洗練と猥雑の間に屹立する情熱の塊

長年の友と夢を肴に一杯。前から気になっていた「恵比寿横丁」へ。戦後のバラック市場に平均5坪ほどの小さな飲食店が13店。シンガポールのホーカーズや屋台村、横丁の様な集積型の飲食街はそれだけでテンションあがります。先日の「秋元屋」といい、昭和な居…

叩け、叩け、叩け。弱き己の芯めがけ

叩いて折れるのではない、叩いて強靭になるのだ。朝、鹿児島県奄美大島の店に飾る作品に着手。ファキンな寒さのせいか島の夜のイメージが浮かんでこないまま、数日先延ばしにしていた。いや待て、ファキンなのはこの俺だ。言い訳の前に平伏しやがった弱き自…

ちょっとというちょうどがちょんまるうまい

居酒屋こうじの酒肴。自称ポテサラ職人こうじのプレーンポテサラサーモンの炙りのせ。鯵の南蛮漬け。間もなくシーズンですな。料理と音楽と本は揺るぎない一本の道。腹案なんてありゃせんぞな。賞味期限を過ぎたら食えんぜ、総理。徳之島?外交と収益の中で…

三線の音が眩しいティダを連れてきた

昨夜、沖縄料理屋で酔ったパワーが太陽を連れきた。ただいま、公園でひなたぼっこ。ティダ(太陽)カンカン。毎年これからの季節、公園で読書が日課になります。なんでもないような時間に鋭気は養えるのだな。奄美の兄ィから電話があった。すごいノイズで声が…

シャイな太陽とダンスを踊る夜明けに

↓下の告知(この前のブログ記事)、是非読んでみてね。今朝はやりたいことがあったので5時に起床。黙々と作業。事務的な作業の時に清く正しく昭和歌謡を聴いた。悲しみtoo young、春なのに、異邦人、赤いスイートピー、守ってあげたい、Yes,No、かもめはかも…

距離を越えて見上げる空には同じ心がある

韓国から素敵なゲストが来日、笑顔交わす一献。我がカープ軍も地元6連戦を5勝1敗、勝利のすべては逆転勝ち、うちサヨナラ勝ちが3度と美味しいビールを演出。杉並区野方に上陸。5年ほど前ここで筆文字によるうどん屋の内装コーディネイトをして以来。地元っぽ…

時間という老酒、成熟して再びの出会い

高校を卒業して仲間たちとバンド組んでてっぺんに登ろうとした。当然バンドだけで食える訳もなく、ホテルで指紋が擦り切れるほど皿を洗い続けた。時間は今に戻る。昨夜、中華の名店、新宿御苑「礼華」へ。脂っこさがなく、どれも絶妙すぎる加減。全部で15品…

遥か彼方までこの道は続いているから

深夜ビールを飲みながらNHKから素晴らしい旅路の映像。熊本だ。永き旅。感じなけりゃ。人生の傍観者になるな。主人公は君だ。孤独の森を抜けて、手をつなぎ、肩を組んで行こう。こちらは去年の6月の熊本。旅に出たい。ここのところのありえん寒さと雨が募ら…

ひとつひとつ黙って書くことで生命は光を得る

雨音を聞きながら筆をとる。4月の半ば、書き続ける場所に暖房が入っている。なんなんだ。春はどこへ逃げた?乾燥しているのか、暖房のおかげだろうか墨がよく乾く。出産祝い、ウェルカムボード、新たな季節に飛び立つ子供たち…筆を持つときの気持ちの入り方…

変わりなどない、だから変わらぬままに

ソメイヨシノが過ぎ、八重桜が開花しだした。写真は暗いですが。何がどう咲いているのか。個人的には八重桜のほうが好きだ。鮮やかな発色やあのボテッとした花のフォルムがいい。そしてひと騒ぎ終わったあとの静謐さも。なんかこう12月25日の夜のような、1月…

拡散の中に潜れ、集中がそこに

朝からニモに負けずに泳いだ。波のない静かなジムのプール。今日は月イチのジム集中Day。午前中スイミング→読書→館内のカフェで昼食→そこで作品のイメージ作りとひとりで営業戦略会議→マシントレーニング→入浴。これがかなりの気分転換になる。シチュエーシ…

どこまでも続く空、できるだけ遠くまで飛ばしてみせる

身体はここにあっても想いを飛ばすことはできる。インターネットなどの手段で世界は小さくなった。しかし俺の精神は相も変わらずアナログである。変えようも、変えることもない。行かなけりゃ、会わなけりゃ、観てみなきゃ、触れてみなきゃ、食べてみなきゃ…

時間と手間をかけるほど、味わい深く沁みてゆく

料理でアートな週末。ちょっと前からイメージの中にあってね。居酒屋こうじ特別仕様。全15品のつまみ膳「彩食健美膳」とでも呼ぼう。当店(当家)すべて手作り、出来合いのものは一切使っておりません。時間をかけてひとつづつ生まれてくる喜び。 北海道産サ…

小さなものを見逃さないから大きなものを得る

半袖で過ごす浜辺。釣りのほうですが。「なんだよ、俺じゃ不満か?写真まで小さくしやがって」海には潜らずには済んだ。そしてプールで泳いだ。今回は世話になってる兄貴分の別荘に宿泊。大浴場もプールもあるごっついマンション。すげぇや。東京に戻ってき…

静けさや やんちゃ飛び込む 海の中

釣れなければ潜ります。 真鶴の春の海はとても静か。旅は有形無形のバワーをくれる。ベランダから眼下に広がる海、ステレオからハワイアン。

海と空が青を奏でる丘を目指して

桜散る東京を抜け出し、つかの間の旅人してきます。昨日の熱く、深い夜について昼にブログをアップしたつもりがあがってなかったようでして。金本選手のように連続記録ガンバリマス。

ノイズの中で街角の絵画はそっとつぶやく

木村拓也さんが亡くなられた。広島カープ時代スイッチヒッターのユーティリティープレーヤーとしてたくさんの勝利をもたらしてくれた。巨人にトレード後もあの巨大勢力の中で明確な立ち位置を見いだし、活躍された。特に2007年は印象的たっだ。倒れたという…

これと決めたらただ静かにひとつの道を歩く

ゴジラが開幕戦で火を噴いた。彼の哲学は素晴らしい。巨人で四番、ヤンキースで四番、エンゼルスでも四番。星稜高校時代から観てるけど神経の太さがいいね。知り合いが包丁一本、歌舞伎町に新しく仕事を始めたので祝杯を上げにふらり。徳を説くことも、声高…

思考しろ、判断せよ、戻れなくなる前に

今日は朝から2時間ジムでハードトレ。細胞や筋肉、血管、臓器など身体の内側から覚醒して氣が体内に巡りだす。そして玄米ご飯と味噌汁を軽く食べるのが健康法。筆を持つ手から感性が響く。話は変わってだ、ファンは嘆いている。カープ、開幕ダッシュに大コケ…

重なるところから生まれてくる花の美しさ

花散し、雨の東京。昨日で見納めだだったかな。今年は快晴の桜は撮れなっかたけど目黒川は一服の画を描いてくれた。昨夜はめでたいことがあったので。ザ・ヤキニク。数年前にメニューを書かせてもらいました。米沢牛一頭買いの焼肉店「遊牧」へ。肉とはこう…

太陽も風も雨も寒さも矛盾も

目黒川の桜も雄弁に語る。我が身もその様に黙して語ろう。グダグダとこぼすでもなく、怒りは自分の中に、静かに涼しげに黙々と突き進もう。日本人の心やなぁ。

告知

明日(4/4)、TBS「サンデージャポン」(am10:00)にて私も理事として名前を連ねさせていただいている新宿救護センターと所長 玄さんの特集がオンエアされます。ひとりでも多くの人に存在を知っていただきたいです。是非ともご高覧ください。 創作書家 NPO法…

ケジメという節をつけて竹のように天へと

四月、年度と季節がカチッと変わった。ここ数日、多摩の地のたくさんの桜を眺めてきた。そして絵を描いている親父と「街を歩いていてもいつも色彩やバランスの勉強だな」と、話した。怠惰せず、謙虚さと向上心を。過ぎ去りしことには執着せず、しかし感謝を…

その一瞬に感じることに理由はない

多摩に吹く風は気持ちいい。とか言いながら八王子に来たのは15歳の時以来か。会場のホテルまでは駅からバスかタクシーだけど、記憶を辿るように歩いた。八王子のホテルにて書き下ろしライブ。その場で思いを聞いて色紙に言葉を紡ぐ。ふたつと同じものがない…