書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

時間という老酒、成熟して再びの出会い

高校を卒業して仲間たちとバンド組んで
てっぺんに登ろうとした。

当然バンドだけで食える訳もなく、
ホテルで指紋が擦り切れるほど皿を洗い続けた。


時間は今に戻る。

昨夜、中華の名店、新宿御苑「礼華」へ。



脂っこさがなく、どれも絶妙すぎる加減。
全部で15品以上オーダーしたと思う。
でも最後のデザートまで感動しながらいただいた。
(ウマ過ぎで写真は途中であきらめましたわ)

そこの料理長はかつて皿洗いしてたホテルの中華の料理人。
約20年ぶりの対面。

坪山料理長。
当時彼は16歳だった。

今では押しも押されぬ有名店の料理長、いい顔してた。


深遠な時間を超え、巡り合う喜び。
そして尊敬する人を介して巡りあわせてもらった喜び。


指紋を擦り切らせて夢に生きていたあの頃の情熱で一暴十寒。