書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

その一瞬に感じることに理由はない


多摩に吹く風は気持ちいい。

とか言いながら八王子に来たのは15歳の時以来か。
会場のホテルまでは駅からバスかタクシーだけど、
記憶を辿るように歩いた。


八王子のホテルにて書き下ろしライブ。
その場で思いを聞いて色紙に言葉を紡ぐ。
ふたつと同じものがないコレはかなりの集中力を要する。
人の数だけそれぞれの思いがあるのだから当然だ。

約二時間、感性と脳はカラカラになる。

ついでに喉もビールで潤して…
と行きたいとこをまっすぐ帰路へ。


とにかく日々いいコンディションであること
筆を握ることの絶対条件。

そのために体調管理は大切な仕事。


身体を壊してみて、健康の大事さを知るなんて
神様に「甘い奴め」と怒られるだろう。


それでも感動の旅を大切な人たちと続けてゆく。

昨日、60歳代の男性が「愛」という字を書いてほしいと
曇りなき笑顔で目の前に座った。突き抜けた輝きだった。