書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

形は持たない

帰ってきた。
どこにいても変わらぬ人と。
変わらないのは杭を打たないから。
悔いなき人生、
あちこちに杭(悔い)を打っていたら
自らがその綱に絡まって動けなくなる。
凪でも激流でも嵐でも耐えうる地力をつける、
然すればいつだって流れのまま泰然自若でいられる。

頑固にならず、
形にとらわれず、
ぶれることない、
しなやかな芯。
その自芯。

そんな話を肴にして飲む。
それを体現する玄さんと贅沢な時間。
ガッチガチな力みが消える。

脚下照顧の夜。