書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

行雲流水

その昔、ベルサーチのスーツなぞ着て六本木を徘徊していたころから向こう10年もの間、年の半分は朝まで飲んでいた。早寝早起きなんて暮らしがあるなんて、ジンクスを気にする生活があるなんて、思ってもみませんでした、当時の自分は。昨日もいつも通り朝6時…

剣砥挑来

プロ野球ファンの一年が始まりました。たまに飲み会なんかに友人の子供がいたりして、そんな時、子供はポータブルのDVDでアニメかなんか熱心に見てるでしょう?そんな感じでテレビの前に座り、見入ってました。夕方から焼き鳥の串打ちなぞしてツマミをがっち…

自場

昨日は横浜のスタジオで収録。スゴいものが出来上がるよ。3.5mの大書を書いた。ここにいるのは強力な引き合わせとエニシがあったんだ。磁力が作用してるから、命懸けで与えてもらった磁場を自場にすべく墨まみれになって叫びながら書いた。1.5メートルの筆を…

納豆の非常識

俺、知らなかったよ。納豆が好物のひとつで、納豆ご飯なんて日本の誇り高き最高の相性だと思っているわけ。でもねぇ、最近知ったんだ。納豆ってご飯とかき混ぜないんだって!?以前15人くらいで酒飲みながらふとそんな話になって分かったんだ、納豆とご飯と…

いつもここにある

6年前、奈良県にある小学校に作品を創らせていただいた。先日その制作依頼をくださった方から今でもしっかり飾られていますとの連絡があった。一年生が卒業するまでの歳月の中に作品があり続けていることに感謝。残るものを書いているのだから本気にやる。…

光に続く道を

先週末、母を見舞いに、約25年前、くも膜下出血で母が運ばれた病院に再び訪れた。当時成人式を迎えた俺は、式の帰りに寄った病院の廊下で「ちくしょう、ちくしょう」と呟き、リノリウムの冷たい床にボロボロと涙をこぼした。封印していたいろんな光景がフラ…

赤に染まる路

下赤塚を抜けて埼玉戸田温泉再訪。往年の地方の健康ランド然としたハード面が気になるもののここの泉質はとにかく素晴らしい。赤茶けた生源泉はちょっとぬるめでゆっくりと芯まで暖まってゆく。夜は久方の「居酒屋 こうじ」。今回のテーマはなんでしょう?厚…

耐えて、咲こうじゃないか

ふるさとに戻る。母の入院先の病院に咲く花をじっと見つめる。いいもんだね。愛、深くいきたいね。そしてそんな作品をひとつでも多く残したいね。

風にある街

ご悪友にめでたごとかあったので花粉症を封じ込めて桜を愛でに行った。その男と束の間の別れをしたのも20年前の桜の季節だった。世田谷の公園の昨日の桜は良かったな。ついでに疲労困憊の鉛のような身体でベッドを軋ませないようにゴッドハンドのマッサージ…

悩み方、違ってます!

日本駆け込み寺の玄さんの著書「悩み方、違ってます!」が昨日発売。替えのないひとりひとりの人生がある。しっかりと根を張って、自然のサイクルを感じながら、力一杯に生きる。借り物でも、場当たりでも、絵空事でもない本物の言葉と大胆な行動力。ページ…

農民記念日

仕事柄?やはり「手しごと」というものにこだわりがある。温度には感情が生まれるから。「創る」には感謝や感動が宿る。その一部として、農作業始めました。女優農民、料理農民、デザイナー農民、映像農民、書家農民で畑を耕す。まずは堆肥を混ぜ、寝かせ、…

花粉に吹かれて

画材を買いに吉祥寺へ。例年ならカメラを片手に井の頭公園に桜を愛でに行くのだろうが。これが外出時の正装です。花粉が入り込む余地ナシ。ユザワヤの隣の椿屋珈琲の入り口の生け花をチラ見するのが精一杯。室内での作品制作が捗るねw良い春分の日を。

行ってもいいは言ってはいけない

日本野球の矜持を世界に誇示するのですからWBC、そりゃ真剣に見てきました。しかし昨日の8回のダブルスチール、アレはない。プレッシャーがかかるあの場面にベンチの指示は「ダブルスチール、行けそうなら行ってもいい」。走者の二人は盗塁の選手ではない、…

丘の湯

成人式の記念作品もすべて納品し、ちょっと一息。久々にのんびり風呂に浸かろうと。よみうりランド「丘の湯」。しっかしよ、花粉症がもうひどくってよ、露天風呂にもゆっくり浸かってられねぇんですわ。それでも風呂はいい。中庭には梅も咲いて。結局、作業…

Power to the 東北

俺のルーツは音楽、そこから怒りや苛立ちや悔しさや悲しみを表現してきた。先日のイベント「国分町駆け込み寺LIVE~路地裏の燻った正義~」は仙台国分町のライブハウスMACANA。おお、THE COLLECTORSの先に玄さん。バンド時代は客を睨みつけ、つかみかか…

ブル一スカイドライブウェイ

昨夜のパフォーマンスの模様は帰ったらPCよりアップします。うまそうな地酒とコアな仙台肴を買いこんで帰京の最中。仙台では美味しい時間を満喫したので昼食は栃木のコレのみでハングリ一ウルフに変貌してゆきます。「一書渾身」創作書家 高野こうじ

石巻市立門脇小学校

震災から2年。約束の地、石巻。かつて紅白で長渕剛が歌いあげた門脇小学校に立つ。熱いものがこみ上げてくる。静かに合掌。伝えてゆくべきことがたくさんある。「一書渾身」創作書家 高野こうじ

仙台参上

先ほど、仙台到着。まずはとにもかくにも、「国分町駆け込み寺」へ。暖かな光が差し込む。東北の空を見上げる。震災から二年、何度となくこの地に立つ。冷たく凛とした風を受け、「今」を五感で感じます。「一書渾身」創作書家 高野こうじ

ここからそこへ

昨夜、茨城県守谷市の成人式の作品のすべてが仕上がった。527枚を書いたのではなく、527人に書いた。ここ最近はほとんど外出もせず、こもって筆を握った一ヶ月半。昨夜の日本酒は五臓六腑に沁みた。そして明日から仙台へ。15日には玄さんのイベントで書かせ…

ハナタラシランナー

山塚アイさんとサンプラザ中野くんがバンドを組んだワケではない。春を待ち望んでロードワークに勤しむはずが完全に花粉症にやられてしまって外に出るのも大変だ。こんなにヒドいのは初めて。意を決して走ってみても鼻水、くしゃみ、目のかゆみが止まらない…

光の道

東日本大震災で700人以上が死亡・行方不明となった宮城県名取市・閖上(ゆりあげ)地区で昨日、犠牲者の追悼に、800個の灯籠が光の道を作った。四枚の書を書かせていただいた。ゆ=夢り=凛あ=愛げ=元祈りをささげます。

笑顔の先には

友人に贈った作品。誰に対しても分け隔てない、オープンで温かい心とどんな時も笑顔をたやさぬ友に。いがみ合っては咲かぬ花。厳しさに対峙して向き合って、しっかりと踏み出せるよう。ちょっと面映いけど笑顔の先までたどり着きたいなと思う、まだまだ旅の…

オフクロが来週から入院のためふるさとに戻る。痛みの青空。イメージや言い伝え、なんてものではなく、「当たり前」なことに感謝。多くの言葉はなくとも伝わると願い、不器用でも嘘なく。「一書渾身」創作書家 高野こうじ

多摩川べり

地元の多摩地区に戻って、朝の多摩川沿いをジョギング。花粉にやられながら、黙々と走る。思い出に胸を締め付けられながら明日はもっと良くなることを願って。支えてくれる人、支えるべき人、その人たちに感謝して走る。さて、お気に入りの温泉施設「国立温泉…

Still waters run deep

花咲く季節。ただただ黙々と。感情はうねる。静かに、しなやかに、粛々と。俺は俺を信じる。揺れながら、溺れそうになりながら。花咲く季節に向かって。

新成人に向けて

成人式、豪雪に見舞われた関東地方。あの日から片時もリストとカードと筆とペンを離さずひとりひとりへ言葉を紡いでいる。茨城県守谷市の成人式の贈り物、530人の新成人に一点一点、作品を創っている。(いろんなアレで写真はぼかしています)親御さん、親族…

腰痛の友

中途半端な姿勢で書くことが多いので腰痛は慢性的な長いおつきあい。嫌いなヤツだけど、仲良くしないと大変なことになるのでそのために毎日欠かせない大好きなことが「入浴」。自宅からそう遠くないところに銭湯を発見。露天もある、壷湯もある、高濃度炭酸…

えにし

昨日は「女ひとり 韓国ごはん旅」の出版記念パーティー。出版社、編集、イラストレーター、原作者、本の登場人物、関係者が大勢集まりド派手に飲みまくり。書家の顔して、裏タカノはカメラマンでもあります。朗らかで元気になれる本の内容の通り、関係者のみ…

静かな街の美しい佳店

昨日の夕方、毎月メニューを書いている池尻大橋の和食店に出来上がったものをお届け。凛とした佇まい。静謐で暖かですね。池尻大橋「おわん」。ここのご主人はメニューも作品と捉えてくれている。食材、料理、器、照明、雰囲気、酒、どれも素晴らしい。書家…

手打ちうどん こうじ家

完成は始まり。かなりなレベルでできました。前回行方不明だったアシスタントは焼酎サーバーの陰にいました。しっとりとダマもなく混ぜたら踏んでは、畳んで、踏んでは、畳んで。日向ぼっこしながらねかし(熟成)。出汁は飛魚と昆布鰹の二種類。いい感じや…