書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

正しいかどうかより、楽しいかどうか

ザガットの創立者が昨日ミシュランをチクリとやったね。
「5人の調査員と5000人の普通の人」というだけあって
確かにザガットのほうは俺も行った店がいくつかあった。

でも食ってすごく明確な部分とめちゃくちゃいいかげんな
ところが両方あるしね。誰もが美味しいと認めるものも
たくさんあるけど、店のいいなりというか、暗示みたいな
ものにかけられて美味しく感じさせられることもあるし、
なんてことないものも連れや気分で感動的に思えたり
するし。そもそも「感じるもの」に線引きや点数なんて
つけられないだろ。それがミシュラン、ザガットとフランス
やニューヨークってアートなベースを持つところから
生まれてるんだからね。皮肉なものだ。

美味しいものや酒は幸せな気持ちにさせてくれる。
でもそれ以上に大事なのは人や会話や気分。
物質的なものを越えるsomething。

カレー鍋風スープをつくりながらそう思うのでした。

          
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