書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

Hello with Dartyface/Muddy Sunny Blue 全曲解説「混線と発火〈Outlet Fire〉」

Hello with DartyfaceのセカンドEP

中学の時、エロ本は裏山に隠していました。

雨が降ると友達とえらく悔しがったこと思い出します。

なのでここで歌詞掲載と主に歌詞面からの全曲解説しますw

 

ラストは「混線と発火〈Outlet Fire〉

 

↓聴きながら読んでみてください

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混線と発火〈Outlet Fire〉

 

作詞 タカノコウジ 作曲 ISO BARRETT 

 

僕は君 君は僕
僕は誰 君はどこ
世界は混線ずっと絡まっている

目覚めのミルクの前に
爆弾が落ちてきた
世界は終わりを望んでいるらしい
君との別れを予期しているらしい

それが悲しいから君を連れてゆく
生きる意味など見いだせなくても
「このまま」はいらねぇよ
これ以上を掴みにゆく
それだけで未来は拓けるだろ

セイウチとエッグマン
逃げ惑う火曜の午後
こぼれたミルク人類を飲み込む
ノアの方舟に君を乗せてゆく

誰かが描いた物語の脇役じゃ
平和の地図は手にできないから
世界で最初の虹を見にゆこう
完璧は必要ないから

たぶん楽しいから君を連れてゆく
生きる意味など見いだせなくても
「このまま」はいらねぇよ
これ以上を掴みにゆく
それだけで未来は
それだけで未来は

 

************************

The Beatlesの「I Am the Walrus」から始まるストーリー。

ジョンは鏡の国のアリスがモチーフとなって作ったそうですが

これはノアの方舟の物語と繋ぎながら大切な人を守るという物語に。

 

タイトルの「混線と発火」

こんがらがった不条理を根絶やしにする

不条理という「コンセント発火」というニュアンスもあります。

 

2回目のサビ前の空ピックが個人的に好きです。

 

カットアウトに驚かないでくださいね。

トラブルではありませんw

 

 

 

●好きなワンフレーズ

「「このまま」はいらねぇよ
これ以上を掴みにゆく
それだけで未来は
 」

 

もともとこの曲がラストかなと感じるところもあって

最後に記しておきたいと思って。

 

何とか五曲、解説?出来ました。

こういう感じだったのかと思ってまた聴いてもらえたら嬉しいです。

 

今朝は地元に戻り、リリースされたばかりの今作を聴きながらジョギングしました。

エロ本を隠していた裏山は未だ開発されることもなく自然のままです。

 

 

 

各配信サイトからも聴けます。

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Hello with Dartyface/Muddy Sunny Blue 全曲解説「風に立つ時」

Hello with DartyfaceのセカンドEP

昔、旅雑誌で原稿書いていてあちこちに旅が出来て楽しかったです。

(もう早くブログ書き上げて野球中継に間に合わせたい模様w)

なのでここで歌詞掲載と主に歌詞面からの全曲解説します。

 

四曲目は「風に立つ時 

個人的に思い入れ込めて作った曲です。

 

↓聴きながら読んでみてください。

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風に立つ時

 

作詞・作曲 タカノコウジ 

 

今、風に立つ
黄昏の淵で
声を震わせて
目を閉じて静かに感じる

生々しいほどに
遠きあの日が蘇る

ベンチの背もたれに腰掛けて
俺たちは鈍色の空を見た
越えられぬフェンスに手をかけた
その痛み、音に溶けてゆく

今、風に問う
来た道と行く道を
誰かに求めずに
忘れずに驕らずに 

徒然なるままに
青きあの日をなぞってみれば

この手のひらから溢れてく
一握の砂さえも残らずに
それでも信じる夜がある
その光、闇に解けてゆく

ブリキのライフルを明日に向け
俺たちは競うように駆けてゆく
越えられぬフェンスに手をかけた
その痛み、音に溶けてゆく

今、風に立つ
創造と安寧を…

 

************************

今のメンバーは10代の頃からの仲間です。

そして今もこうして音楽を創っている。

音楽への純粋さは当時と変わらないと思う。

 

そんな10代の景色と重ねがらメロディを紡ぎ、

今だから感じるものを言葉にしてみた。

 

前作の「オレンジ」もそうだけど

切ない気持ちがメロディになる。

いろんな記憶はそこに詰まってる。

 

 

 

 

 

 

●好きなワンフレーズ

「ブリキのライフルを明日に向け
俺たちは競うように駆けてゆく
 」

 

当時の他のメンバーもみんな小、中、高校の時の友達。

会う機会は年イチくらいになったけど

この詩の部分はそこにのみ、思いを寄せたもの。

今だって競うように駆けているかけがえない友達。

 

 

次回は表題曲「混線と発火〈Outlet Fire〉」。

 

各配信サイトからも聴けます。

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Hello with Dartyface/Muddy Sunny Blue 全曲解説「不可解な真実-Rotten truth- 」

Hello with DartyfaceのセカンドEP

小学生の頃、図書館でアサヒカメラを見るのが好きでした。

もうインタビューどうでもよくなっちゃったね、

なのでここで歌詞掲載と主に歌詞面からの全曲解説します。

 

三曲目は「不可解な真実-Rotten truth- 

 

↓聴きながら読んでみてください。

www.youtube.com

 

不可解な真実-Rotten truth-

 

作詞 タカノコウジ 作曲 ISO BARRETT 

 

Oh疑惑の名において
断罪を繰り返す
Oh疑惑の名において
誰かが改竄する

見えるもの 黒く塗って
見えぬものがevidence

The truth is rotten inside
Fuckin ghost fairytail
物陰から顔を出す
男どもの舌を抜け

Oh遺憾の名において
労役を放棄する
Oh遺憾の名において
口軽が跋扈する

聞いたこと 忘れちゃって
罪の行方セクレタリー  
The truth is rotten inside
Fuckin ghost fairytail
物陰に隠れこんだ
男どもを炙り出せ


Oh欺瞞の風吹いて
要点は不問とす
Oh欺瞞の風吹いて
忘却を良しとする

市井なんて無知だから
目先変えまたwrongdoing

The truth is rotten inside
Fuckin ghost fairytail
物陰から顔を出す
男どもの舌を抜け

The truth is rotten inside
Fuckin ghost fairytail

you busted

 

************************

これは今作の楽曲がほぼ決まりかけてた時に

この曲のデモがISO BARRETTから送られてきた。

 

完成度も非常に高く、これまでにないダンサブルな曲調で

今作が四曲入り予定から五曲入りになった作品。

 

軽やかでスタイリッシュなトラックに乗せるは

永田町への怒り!グレーカラーポリティシャンへの憤り!

嘘を憎む気持ち。

 

歌詞を読んでいただけたらそれがソレです。

 

 

 

●好きな(吠える)ワン(ツー)フレーズ

「見えるもの 黒く塗って
見えぬものがevidence
 」

「聞いたこと 忘れちゃって
罪の行方セクレタリー」

 

言いたいことが溢れてジムの中で

iPhoneに言葉を書き込んだこと思い出します。

 

次回は表題曲「風に立つ時」。

 

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Hello with Dartyface/Muddy Sunny Blue 全曲解説「Muddy Sunny Blue」

Hello with DartyfaceのセカンドEP

音楽雑誌「ARENA37℃」には高校生の時、投稿した手紙が掲載されたことがあります。

2013年に廃刊(意外とながく発売されてたんですね)につき、ここで歌詞掲載と主に歌詞面からの全曲解説します。

 

二曲目はタイトルチューンでもある「Muddy Sunny Blue」

 

↓聴きながら読んでみてください。

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Muddy Sunny Blue

 

作詞・作曲 タカノコウジ

 

ど真ん中を突き破る
正真正銘のカタマリ
正義ヅラの中毒者
愛の地平に朽ち果てる

逃げてるワケじゃない
まして隠れる場所もない
陽の当たらぬ漂流者
そいつらの言霊が浮遊する

夜に引っかかった孤独
それだけがだったひとつの希望
Muddy Sunny Blue
余力を残して散りはしないぜ

窓辺のテーブルに
赤いシミが広がってる

悲しんでるヒマはない
慟哭を即刻蹴散らせ
枯れ木賑わす同調性
ホラを吹いたら燃え尽きる

夜に引っかかった孤独
それだけがだったひとつの希望
Muddy Sunny Blue
余力を残して散りはしないぜ

 

************************

前作のレコーディング中になんとなく出来ていた。

 

最後一押し、という感じだったけど

イントロのギターのフレーズが生まれて一気に完成した曲。

 

歌詞にもある通り、

理屈抜き、

「正真正銘のカタマリ」

これを作りたくて。

 

ロックバンドですから

「カッコイイ」

それだけでいい。

 

ギターの鋭さ、

カッコイイ。

 

 

 

 

●好きなワンフレーズ

「夜に引っかかった孤独
それだけがだったひとつの希望
 」

 

匿名性の、正義ヅラの中毒者。

夜に立つ、陽の当たらぬ漂流者。

 

孤独を感じられたら次に行ける。

 

 

メンバーの<カッコイイ>と思う感度のシンクロ。

リードトラックになりました。

 

次回は表題曲「不可解な真実-Rotten truth-」。

 

各配信サイトからも聴けます。

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Hello with Dartyface/Muddy Sunny Blue 全曲解説「Midnight Bloody Love」

Hello with DartyfaceのセカンドEP

今作もロッキンオンからの二万字インタビューのオファーが来ていませんのでここで歌詞掲載と主に歌詞面からの全曲解説します。

 

まずは一曲目「Midnight Bloody Love」

↓聴きながら読んでみてください。

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Midnight Bloody Love

 

作詞 タカノコウジ 作曲 ISO BARRETT /タカノコウジ

 

泡を吹いてる 気狂いピエロ
光をなくし行く末は
死刑台へのエスカレーター
郭公なら飛んで行った
銃弾の雨 狼の午後
その雨に散る ボニーとクライド
脱獄の果て ザックは風
頽廃運ぶ タクシードライバー
お前の正義で黙らせてやれ
お前の正義で黙らせてやれ
お前の正義で黙らせてやれ
真夜中の血塗られた愛
その中で眠りにつく
Midnight Bloody Love

希望奏でる 白いファルコン
宇宙の真ん中 デボネアが行く
煙の向こうに 何を見たんだ
純粋という バドワイザー
俺も同じさ 救われたんだ
ロックンロールの ザラザラに
衝動だけで しばらくの間
暴かれた世界で 生きてみるさ
お前の正義でトドメを刺せ
お前の正義でトドメを刺せ
お前の正義でトドメを刺せ
真夜中の血塗られた愛
その中で眠りにつく
Midnight Bloody Love

戻る場所など最初からない
悲しみだけを連れて走る

Midnight Bloody Love

お前の正義で黙らせてやれ
お前の正義でトドメを刺せ

星へと続くroute16
悲しみだけを連れて走る
国境を越え銀河を抜けて
悲しみだけを連れて走る

shut them up with your justice

 

 

************************

「真夜中の血塗られた愛」?

一曲目になんとも相応しいw

 

乾いた感じの静かなる呟きがやがて大きなうねりの叫びへと

展開してゆくやっぱり一曲目に相応しい曲。

 

好きな映画の単語が浮かびそれを繋いでゆく一番の歌詞。

 

そして前作の制作中にチバユウスケ氏が旅立たれた。

二番ではそう、彼へ送る言葉。

 

彼のギター<ホワイトファルコン>は確実に希望を奏でていた。

 

 

 

●好きなワンフレーズ

「衝動だけで しばらくの間
暴かれた世界で 生きてみるさ
 」

 

もうそこに立ち返ろうと思った。

時間は無限ではない。

衝動、それで動けばいい。

 

力強いグルーブに乗せた詩の朗読のような呟き曲は

我々の得意技でもありますので今回の一曲目になりました。

 

次回は表題曲「Muddy Sunny Blue」。

 

各配信サイトからも聴けます。

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Hello with Dartyface<Muddy Sunny Blue> 配信開始

我ら新人バンド

Hello with Dartyface

のセカンドEP「Muddy Sunny Blue」


忌野清志郎さんの誕生日の今日、配信リリースされました!

 

以下よりいずれかから聴いてみてください。

linkcloud.mu

apple musicは歌詞が反映されます。

 

書や絵を描くように

真剣に音楽制作しました。

 

今作もロッキンオンから二万字インタビューの依頼はないので

次で楽曲解説します。

 

五曲分…

事前に書いておけばよかったな。

 

カープの試合が始まる前には書き終えられるか。

 

良かったら聴いてください。

 

桜、満開近し!

 

喜寿 書道

先日の大書教室、

三世代、三世帯、8名で賑やかにやりました。

 

喜寿の祝いにご本人とお孫さん(中3、高1の女性)が書く姿を皆さんがにこやかに見守る。

お父さん、ビール飲みながら。

 

最高です、

こういうことなんです、

やる方も見る方も

書道を楽しんでもらいたい。

 

物静かな感じに見えた中3の女性は

本番で筆を持った瞬間、実に力強く

凛々しく一気に書き上げた。

 

その集中力と内に秘めた熱情に

圧倒されました。

 

そんな内側の気持ちをぶつけたらいいのです、

表現は誰かの評価のためではない、

もっと苦しくて、嬉しくて、清々しいもの。

 

お祝いの気持ちを込めて私も即興で書かせていただきました。

とても微笑ましく、エキサイティングで、穏やかな時間でした。

ありがとうございました。

 

 

 

卯月朔日、今日から新しい年度の始まり。

作品制作、教室、イベント、

ありがたいことに色々と入っています。

 

心と心のつながり、

感動の共有、

感性の解放、

 

そこにだけ生きる、

そのために生きる。