書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

Hello with Dartyface/Muddy Sunny Blue 全曲解説「風に立つ時」

Hello with DartyfaceのセカンドEP

昔、旅雑誌で原稿書いていてあちこちに旅が出来て楽しかったです。

(もう早くブログ書き上げて野球中継に間に合わせたい模様w)

なのでここで歌詞掲載と主に歌詞面からの全曲解説します。

 

四曲目は「風に立つ時 

個人的に思い入れ込めて作った曲です。

 

↓聴きながら読んでみてください。

www.youtube.com

 

 

風に立つ時

 

作詞・作曲 タカノコウジ 

 

今、風に立つ
黄昏の淵で
声を震わせて
目を閉じて静かに感じる

生々しいほどに
遠きあの日が蘇る

ベンチの背もたれに腰掛けて
俺たちは鈍色の空を見た
越えられぬフェンスに手をかけた
その痛み、音に溶けてゆく

今、風に問う
来た道と行く道を
誰かに求めずに
忘れずに驕らずに 

徒然なるままに
青きあの日をなぞってみれば

この手のひらから溢れてく
一握の砂さえも残らずに
それでも信じる夜がある
その光、闇に解けてゆく

ブリキのライフルを明日に向け
俺たちは競うように駆けてゆく
越えられぬフェンスに手をかけた
その痛み、音に溶けてゆく

今、風に立つ
創造と安寧を…

 

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今のメンバーは10代の頃からの仲間です。

そして今もこうして音楽を創っている。

音楽への純粋さは当時と変わらないと思う。

 

そんな10代の景色と重ねがらメロディを紡ぎ、

今だから感じるものを言葉にしてみた。

 

前作の「オレンジ」もそうだけど

切ない気持ちがメロディになる。

いろんな記憶はそこに詰まってる。

 

 

 

 

 

 

●好きなワンフレーズ

「ブリキのライフルを明日に向け
俺たちは競うように駆けてゆく
 」

 

当時の他のメンバーもみんな小、中、高校の時の友達。

会う機会は年イチくらいになったけど

この詩の部分はそこにのみ、思いを寄せたもの。

今だって競うように駆けているかけがえない友達。

 

 

次回は表題曲「混線と発火〈Outlet Fire〉」。

 

各配信サイトからも聴けます。

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