魚種にもよるのですが、旨い魚は鮮度が一番。
美味しい鯵が食べたいなら釣ってくれば良い訳です。
今回は大津港、石田丸さんにお世話になります。
団体行動が出来ないなら乗合船を横目に自らボートで行けばいい。
朝7時、汗かいてポイントまで。
この自給自足感、アナログ感の快感。
そして誰もいない、鳥の鳴き声しかしない海は感性を穏やかに刺激してくれる。
竿からも刺激が。
中型ながら実に美しい東京湾の鯵。
途中からクッションゴムを仕掛けから外したのでアタリが直感的に。
あちこちポイントを変えて気がつけば6時間海の上。
どうにか晩酌分は釣ることができました。
自宅に戻り、大切にいただきます。
まずは握り。
大葉の爽やかさと相まって身の濃さが良い感じ。
刺身で呑む。
ビールをチェイサーに日本酒が沁みる。
これ、ぜったいやりたかったヤツ。
サックサクのフワッフワ。
今まで食べた鯵フライの中でダントツイチバンの最高傑作。
東京湾の鯵、これが最大のポテンシャル引き出す料理法ではないかと!
他にもイシモチの中華蒸し、鯵の骨煎餅と海の恵み、余すことなくいただきました。
かなりの距離を漕いだのと、アンカリングの上げ下げで身体はバキバキ、食べ終わると同時に疲れで撃沈。
しかし年に数回あるかどうかの素晴らしい天候で誰もいない静かな海に漂い、得難い経験をした一日。
ものづくりのための良いインプットになりました。