桜ってやつもライバル心があるのかね。
ウチから見える境内の一本しかないの桜の木は
三分咲きなのに、目黒川の桜たちはいい感じに咲いてきてる。
たくさんの人に見られる自尊心かサービス精神か、
それとも人の熱気による温度の上昇のせいか。
エニウェイ、ひとつ思うのは散るから美しいんじゃなくて、
咲くから美しいんだ。
ぐずぐずしてないでやるしかないぜよ。
旗を掲げて生きる仲間たちと情熱の一献。
日本料理界で活躍する必殺料理人と。
花冷えのこの頃、みんなで
塩ちゃんこの名店「悠」で鍋をつつく。
黒糖焼酎「まんこい」とともに。
河岸を変え、友人のおかまちゃんの店で
芋焼酎「一刻者」とともに。
タクシーに乗り、西新宿の友人の店で
黒糖焼酎「れんと」とともに。
流れ流れてライダースの襟を立てながらも
ハートは熱い深夜4時。
目黒川の桜の気持ち(俺の勝手な思い)と
だぶらせ、花を見つめる。