温泉→ビール。是、極上なる夜の在り方。
静かな住宅街の銭湯でも温泉はこんこんと湧き出ている。
「淡島湯温泉」
まずは冷えた身体を黒湯で温める。日本人の幸せ。
この後、温泉からわずか一分。数年前に何度となく
足を運んだ飲み屋でその近所に住んでいる
デザイナーと一献。五臓と六腑にビールがしみる。
焼酎ブームは去ったとはいえ、「魔王」を480円で
提供してくれる店はここしか知らない。それでも俺は
黒糖焼酎一筋。いや、一杯だけ魔王を飲んだ。
そば屋や定食屋で大盛り無料と書いてあると
自信もないのに大盛りをたのんでしまう貧乏性な
俺だからそれくらいは当然するでしょ。
ファッションデザイナーの友人と年齢別の洋服のデザイン
の違いなどいろいろ話した。なるほど一見何気なく着ている
もののdetailにそれぞれの世界のいろんな創造と美が
存在しているワケか。
数時間前に見た温泉の壁面画の富士山の絵だってそう。
創造の一端のdetail、自分で表現している上でも
かなり大きなテーマにしているこの頃なのだ。