自己の中に潜む、相反性や矛盾。
この整合性のなさが、人間の罪と情念を生む。
俺にとってこの歪みをととのえてゆく行為が
モノを表現してゆくことに他ならない。
ムンクの言葉。
「芸術は、私の生活に、一つの意味を与えた。
わたしは芸術を通して、光を求め続けて来た。
わたしの芸術は、わたしに必要な、杖であった」
ムンクもまず自分の解放に向けて筆を取ったのだ。
自然のエネルギーを吸い込みにつれづれ写真倶楽部。
描けない形、描けない色彩。
素晴しい庭園。
紅葉だけじゃない。
彩りの競演。
節(ケリ)をつけて突き抜けろ。
季節の芸術に触れ、とても静かで穏やかな気持ちになる。
なのにここにも矛盾が生まれる。
なんだか無性に肉が喰いたい…
ヤカンに入ったマッコリをぐいぐい飲みたい。
もつ鍋をかっ込んで、〆にラーメンを決めたい。
素晴しいホルモン屋を発見してしまった。
相反した背徳と悦楽の間で悶絶する。
飲み過ぎ食べ過ぎ、さぁさぁ、身体を絞りにジムへ行くか。
見上げる空はつながっている。
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