書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

紅葉見て 思い思いに 美しき

自己の中に潜む、相反性や矛盾。
この整合性のなさが、人間の罪と情念を生む。

俺にとってこの歪みをととのえてゆく行為が
モノを表現してゆくことに他ならない。

ムンクの言葉。
「芸術は、私の生活に、一つの意味を与えた。
わたしは芸術を通して、光を求め続けて来た。
わたしの芸術は、わたしに必要な、杖であった」

ムンクもまず自分の解放に向けて筆を取ったのだ。

自然のエネルギーを吸い込みにつれづれ写真倶楽部。

描けない形、描けない色彩。

素晴しい庭園。

紅葉だけじゃない。

彩りの競演。

節(ケリ)をつけて突き抜けろ。

季節の芸術に触れ、とても静かで穏やかな気持ちになる。

なのにここにも矛盾が生まれる。

なんだか無性に肉が喰いたい…


ヤカンに入ったマッコリをぐいぐい飲みたい。

もつ鍋をかっ込んで、〆にラーメンを決めたい。

素晴しいホルモン屋を発見してしまった。
相反した背徳と悦楽の間で悶絶する。

飲み過ぎ食べ過ぎ、さぁさぁ、身体を絞りにジムへ行くか。

見上げる空はつながっている。


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