書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

歓喜とため息に覆われた朝の街を見下ろして

束の間、実家に戻ってきた。

父の描いた柚子。

従姉の描いた白百合。

俺にもその血は少しは流れているはずなんだがな。


ふるさとは空が大きくていい。

写真のごとく、そこはおもちゃ箱かジオラマか。

夢や、悲しみや、愛や憎しみや喜びや願いがちりばめられた。


午前4時過ぎ、目が覚め、まんじりともせず夜明けを待つ。
何度も階上に登り、太陽を探す。

ここにあるすべてを引き連れていく、

見上げる空はつながっている。