書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

匠 達広

まがい物はない。本質に問う。偽りなき言葉。心から生まれ落ちる。酔うために飲むではない。語りが熱となる。イイカゲンじゃなく、良い加減。美しい温度で酔う。清康な夜が静かに広がる。新宿御苑「匠 達広」。本当に素晴らしい寿司屋。特に極上だったものア…

空の向こうに

昨日の実家の空。団地の高層階に登り静かに眺める。煌びやかな思い出や明るく楽しい時間という感じじゃない。怒りと痛みと悲しみと不安に突き上げられる。でも往く道に選択肢はない。現実を受け入れること。逃げることも、後回しにすることもできない。やっ…

水は流れる

溜まるから淀む。流れる水は清い。素晴らしい心と笑顔に触れて磨かれてゆくものだ。昨日の15人にそう教わった。今日も流れよう。

溝口の夜空に

昨日は神奈川県「溝口温泉 喜楽里」。いつもように入浴前にその街をジョギング。3万6676人で東京中を駈けるなんてできませんが、梅や桃が蕾を緩くした、春を感じながらの心地よいジョグ。東京の地層特有の「重曹泉」で疲れを癒す。こちら小学生以下は入館で…

松戸の龍

昨日は松戸でイベント出演。すべて一回きり。だから気合い入るんです。次を考えることもない。与えられた場所に感謝して、フルスイング。三振か、ホームランか。バッターボックスに立たせていただいてありがとうございます。これからもブンブン振り回すよ。…

明日への龍

我が家のトイレに棲む一匹の昇龍。五年くらい前に描いたものだったろうか。これまでに描いたものより、これから描くことのほうに興味がある。今夜も千葉県松戸駅前にある「cafe de KAORI」でのイベントで渾身の龍の大書のパフォーマンスやります。それまでは…

手打ちうどん作り

先日東京近郊で名を轟かせる讃岐うどん店に行きましたね。感想としては…「自分もやってみたくなった」と言うことで。昔、やんちゃだったころに友人の結婚式の引き出物でもらった蕎麦打ちセット。こんなものを使うことはないだろうと思ってたあの頃。これだか…

和が国

昨夜はひとりの男と差し向かいの酒。私心なき硬骨漢。この国の有名な言葉。「和を以て貴しとなす」。角を立てること無く、うわべだけで仲良くするってことじゃない。表面的な同調ではなく、相手を敬い、腹を割って、打ち解けてこそ「和」となるということだ…

渾身のファーストキャリア

2005年にサッカー雑誌に連載していたころのもの。この時に取材したサッカー選手が昨季をもって引退したという連絡をもらった。プロサッカー選手は絶頂期が短く、若い。彼は教師の道を往き高校サッカーの監督も視野に第二の扉を開ける。素晴らしい。終わりな…

一歩

その一歩も踏み出せないくせに泣き言いうな。その一歩さえ迷うのなら夢を語るな。その一歩に怯えるなら期待など持つな。その一歩を信じぬものなら人を批判するな。ここからしか始まらない。ここから始める。そう己にいい聞かす。

温度を感じて

風呂は少しぬるめの38度がいい。人間関係はたおやかにそして芯が熱いのがいい。男女八人お湯物語。みんな作務衣姿で、裸足で飲んで酔ったら三々五々部屋に戻って寝るのがいい。チェックアウト後、川崎にある評判の讃岐うどんの店「純手打ち讃岐うどん 綾」へ…

温泉酒豪倶楽部

東京にある湯河原へ。これより町田にある「東京・湯河原 万葉の湯」に投宿。総勢8名の酒豪ご一行、湯河原の湯か、アルコール、どちらに浸かるのやら。夜までは風呂、サウナ、原稿書きといつものルーティン。一番リラックス&集中できる場所。その前に長津田…

人離みつる宵

老舗の牛ホルモン鍋の名店「みつる」。深い漢酒。人から離れて「人離」。静かに自分の内面と対峙する。感じるものがある。禅語でいうところの「主人公」。自分自身に「おい主人公」と呼びかけ、自分自身で「はい」と返事をし、本来の自己をいつも覚まし続け…

お昼休みは…

なんとなく料理写真を撮るのがクセになっている。家にいる夜は炭水化物を摂らず、酒もほとんど飲まないから質素な料理が多いので作業の合間のランチはガッツリやる。ちょっと前に糖質制限(炭水化物抜き)をしていた時も。天婦羅と肉野菜炒めにしてみたり。…

我逢人

「我、人と逢うなり」すべては人との出逢いから。自分の未熟さを教えてくれるのも自分の世界を広げてくれるのも目の前にいる人のおかげ。人と人が出逢ってこそ始まる。ステキなヴァレンタインを。

愚鈍

名刺のニューヴァージョン。「愚鈍」、まさに俺のことだ、名刺にするにはぴったりじゃないか。それでも、いやだからこそ、自分らしく生きられる道をひたむきに往くのだ。「代表取締役」や「クリエイティブディレクター」とかそんな肩書きがあるとするなら俺…

凛として透明な朝に

Eメール主流の中だからこそ手書きにこだわる人が増えている。移動中に打たれた選択肢の中の言葉なんかより向き合って心から絞り出す想いのほうがいいに決まってる。何度書いても気分、気候、温度、時間、場所、風、陽、音によって変わる。書くという行為は単…

素足の宴に

源泉かけ流しの湯を堪能したあと、たまには洒脱なイタリアンバーでワインをかたむけてみるが。やっぱりガラじゃない。本物の居酒屋荻窪「いちべえ」へ。畳敷きの日本スタイル。店長のオススメで上質の物語を読むように日本酒をいただく。これがいいのだ。華…

温泉赤鯉団

三連休ですね、はい、いつもと変わりなく温浴施設行脚です。埼玉の「天然戸田温泉 彩香の湯」に足をのばしてきた。高濃度の鋳物羽釜の源泉かけ流し露天はひなびた温泉宿の情緒にあふれ、薬草で燻された漢方薬風呂はこの上なくりラックス。まったなしの「初め…

嵐のなかを進むなら 顔を上げて前を向こう

地元に戻り、母校の気の置けぬ仲間と一献。同級生がやっている立川の牛タン屋「てっしん」、ここを母港と呼ぼう。歓喜なる海原へと続く旅の力となる宵。20年ぶりの再会も、いつもの笑顔も、母港「てっしん」から未来へ続く。1968(69)年生まれ、みんないい顔…

想いを極める

いい店です。東中野「あげは」。そして無条件に素晴らしい仲間と杯を交わす。この一瞬のために生きているという実感。本気の言葉だから響く。「おしゃれ」とか「かかわいい」とかじゃなく心の奥に響く覚悟を俺は筆を通して表現したい。いつも一歩。それしか…

つながる言葉

昨夜プリッキンと芋焼酎で友と語る。本や映画や旅のこと。いつだってイメージを旅する話が好きだ。そのエリアが近い人と会えばなおさら。本がイメージをつなげてきた。フランス革命にも地球滅亡の時にも宇宙にもライ麦畑にも注文の多い料理店にも行ける。サ…

アダン筆

雪が降り積もる明け方の東京、Yさんから戴いた沖縄土産のアダン筆をおろす。アダンの気根で出来ている軸と一体の筆。初めて使ったけど豪華なタッチに合う。どっしりとして素朴な感じは沖縄っぽい。2009年、沖縄に行ったときの写真を取り出してみた。沖縄は本…

筆入れ

今朝方いつものヤマトさんが持ってきた。天井へと聳える500超のカード。いよいよ一枚一枚に筆入れが始まる。怒濤の一ヶ月、その向こうに喜びが咲くように。今日も書いて生きる。

感じる方角

今年の恵方は南南東ですが西南西に向かって走り出しました。昨日はこちら「いこいの湯」へ。よもぎの塩サウナがいい。二階の休憩所の採光性がよく暖かい。またそこに「VOW」が置いてあって楽しい。たとえモツ煮ラーメンがまずかろうと風呂にさえいればご機嫌…

ふろ考える

風呂で一考。言葉が頭の中でグルグル回っている。塩サウナで流す。壷湯であふれさせる。マッサージで脳もほぐす。よし、やるか。夜はカープレッドの酒で仲間たちと第一回農民サミット。春から農園やります。手づくりの世界をつなげて。

カープパスタ

いよいよプロ野球もキャンプインですよ。野球ファン、カープ愛に生きる身としては今年も勝負への熱い気持ちが高まります。作業を一区切り、さて、昼食を作ろうと思っても…カープレッドのパスタになります。金華ハムと海老の頭の出汁の優勝祈願バージョン。興…

如月の頃

二月朔日。春への足取り。いつも筆を使うけどたまにはサインペンで縁取りして、あくまでも手書きにこだわります。節分のランチョンマット完成。美味しい料理が乗ることでしょう。カレンダーはかつて熊本で戯れてきた羊の写真をモチーフに。絵の具をスポンジ…