書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

甘鯛のすべて

仲間が釣りあげたものを

余すことなくみんなでいただく。

 

なんと贅沢で、

「育み」を理解する体験。

 

白甘鯛、赤甘鯛、鬼カサゴの刺身から始まり、

50センチ超の甘鯛から松笠揚げ。

こんな分厚いのは初めて。

ふくよかな身の旨みが広がる天ぷら。

湯煮という料理法。

塩と酒を入れた湯で低音で煮る。

臭みを抜いて旨味を凝縮させる、そしてシンプル。

これ凄い。

これからいろんな魚でやってみよう。

絶対旨いカブト焼き。

小さいサイズは頭と骨を唐揚げ。

 

〆は大きな魚の骨やアラで炊いたスープでラーメン。

 

太古の暮らしや知恵に倣って残さずいただく。

 

「還ってゆく」。

 

そういう分岐に立っている。