今朝のニュースで医学博士医の藤井輝明さんが亡くなられたと知った。
顔面に海綿状血管腫と呼ばれる紫色のコブがあり幼少期からいじめを受け、その経験を講演や著書で伝え、看護教育の現場でも活躍された方。
「外見差別と戦った同志の死 「バケモノ」と罵倒された過去 それでも笑い続けた稀有な才能」という記事の見出しで始まります。
以下リンク貼っておきます。興味のある方は読んでみてください。
産まれた時からの藤井さんの穏やかな葛藤が綴られています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/05870ce19e7cb170b63592c2c398992a297a9447
2000年の初め頃、当時付き合いのあった芸能プロの社長の紹介で一度銀座の中華料理店で食事をさせていただいた。
記事にも書かれているように藤井さんは「笑顔の人」でした。
当時の僕はまだまだ生意気で人見知りでギラギラしていて、警戒心も強く、初対面でもそんな雰囲気を出していたと思う。それでも藤井さんは笑っていた。
大きな身体で女性のようなゆっくりと優しい言葉を発し、ニコニコと微笑んでらした。
ロクな苦労も知らない僕は、<どうしてそんなふうにいられるのだろう>と正直思った。
今回の訃報を知り、記事を読んでも藤井さんの痛みと覚悟が伝わってくる。
そして今でもずっと看護の世界にいらっしゃったのだなと。
あの笑顔を昨日のことのように思い出した。