書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

思い出の地で無形のタイムカプセルを開け

最近のブーム「ネットショッピング」。
仕事柄、宅配便業者さんとの取引は多いのですが
ネットショッピングのおかげで毎日必ず業者の人が
ウチにきます。(例の事件以来、しっかりドアのレンズで
確認するようになった)

そうやって便利になる一方で忘れてはいけない
原風景というのもある。生まれ育った故郷もそう。
そりゃ良いことも悪いことも、ちゃんぷる状態の故郷。
しかし憎んでも、受け入れても、替えのない唯一の場所。

最近ふと母校の校歌を改めて読んだ。

作詞は、かの詩人谷川俊太郎
当時からその名前は知ってはいたけど
あの頃の俺の作詞家といえば森山達也
仲野茂、石橋凌忌野清志郎・・・だったから。

普通、校歌って校名が曲の最後の方に連呼されるけど
谷川先生はそういう手法をしなかった。
その発想は学生だったころから「カッチョいい」と思っていた。

 大地の深みから水はわいて
 木々をうるおし海へとそそぐ
 今日開く新しい歴史の頁に
 明日への希望を読みとろう
 せめぎあう心をむすぶ
 おおいなる愛のきびしさ

うん、筆を執ってみよう。

二番の歌詞を書いてみました。

校歌にギターの絵はあまり描かないよね。
俺の高校時代(この校歌は高校のもの)は多くの人が
そうであったように、ロックとバイトと女の子だったから。
手前のテレキャスターは高1の夏にバイトして買った
俺のギター。奥は友人が持ってたストラトキャスター
どっちも安物なんだけど夢中になって弾いていた。
いろんな曲をコピーし、たくさんのオリジナルも書いた。

俺のたち位置はそこにある。

思い出の地で湧き出した夢は乾いた心を潤し、
たくさんの愛情を受け、感謝を繰り返り
大きな海を流れていっている。



     amebaに引っ越してからアクセスも急上昇の
     「モヒ猿」。感謝。今回はそんな郷愁のブルース。