書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

夜に語る

motenasi

大将独り占めのひとり贅沢。

閉店間際、カウンター貸し切りで今回も素晴らしいものに出会った。

おかませコース、

セイコガニの温かい茶碗蒸し。

外子も内子もいろんな食感、蒸し立てをいただくことで蟹の甘味が引き立つ。

こちらの料理、食す前に鑑賞するという楽しみがある。

アオリイカの握り。

丁寧な包丁の入りでトロける、ベルーガキャビアの塩気と調和という計算式がハマる。

生子をつまみながら日本酒の流れ。

そこに蒸し鮑と松川鰈。

2時間蒸し上げられたトロトロの鮑に焼きなすの香ばしさ、水分を抜いた熟成の鰈の旨味。紗利との相性はジョンとヨーコ、浩二と衣笠。

誰しもコースの最後は甘くふっくらしたものが食べたくなりますよね。

鰻!

表現を失う逸品。

素材、技術、盛り付け、気配りにいつも刺激を受ける。

良く知っているな、

ここ大事だね。

ワタシとウナギ。

みんなで飲めないご時世、自撮りが増えますが、こうして素晴らしい店、仲間があることに感謝してとにかく波が下がることを願おう。

食から感じること、共有しあうことは無限だ、頑張れ料理人。