書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

さすらい

ふと思うことがある。
自分はいったいこれまでにどのくらいの人と
出会ったのだろうかと。友達の名前を思い出せるのは
小学3年のころからか。それ以前の記憶は実に曖昧だ。
初恋は幼稚園の時の平川先生、なに?初恋の話、
おまけに幼稚園?!俺はアイドルか(笑)。
仮に平川先生が当時大学を卒業して先生になっていたとして、
現在は・・・もうすぐ還暦じゃないか(苦笑)。

そうやって(?)幾多の出会いと別れを繰り返してきた。
これからもさすらいの旅は続く。楽しみだ。

昨日もたくさんの人に会った一日だった。
お昼は以前日本酒のラベル文字などでお世話になっていた
会社のデザイナーが独立して、そこからあるイヴェントの
筆文字制作の依頼を受けたので作品を渡しがてらランチ。
数年ぶりに会ったことだし昼間っからビールで乾杯!
スーツ姿の人たちを横目で見つつ、不埒なフリーランス

中目黒のイタリアンレストラン「KURA」。
ここも今、ロゴを書いている飲食グループの系列店。
13時を過ぎてなお満席状態が続く人気店。シェフも丁寧で
親しみやすい人柄。とにかく繁盛していてなぜか嬉しい。

夕方、ピアニスト・翻訳家・通訳と興味深い脳を持つ人たちと
話した。英語を話すときはまったく日本語はそこに介在しない
らしい。翻訳家の女性は35歳からご主人の海外転勤を機に
翻訳家になったそうだ。すごい行動力。いつだって思いたった
時がはじまり。俺も英語が喋られるようになりたくて勉強したが、
日本語以外の言語をたくみに操る能力ってすごいな。

夜はこれまたメニューを書いた五反田にある「黒べぇ」という
お好み焼き屋に行く。写真、なんか中途半端な写りだな。

駅から十分以上、住宅地にあるというのにここも活気があって
嬉しい。ものすごい大女優たちのサインが店内にぎっちり。
この繁盛の理由を知っておけばビジネスに役立つだろうな。
今度行ったとき聞いてみよう。帰りにワインを二本おみやげに
戴いた。黒べぇのパパ、ママありがとう。

で、夜も耽ってきたころ渋谷の「てん」という
和食屋で友人と待ち合わせ。
ほたるイカの沖漬け、アジ刺し、フグの唐揚に舌鼓。
途中、酔っぱらいのオヤジ軍団が店内になだれ込んできた。
酔っぱらいとは悪意なき罪人だ。
飲み屋で働く人はつくづく大変だと思う。俺も気ぃつけないと。

いろんな人がいろんな暮らしの中にいる。
それを記憶の中にしっかりと刻み込んでいこう、
僕の感受性や情緒はそこから育まれてゆく。