書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

足を止めて振り返ればそこに長い影が腰をおろしてる

梅雨が過ぎて、一日に何度も空を見上げる。

昨日の夕暮れ、歩道橋の上に立つ。


季節や空で感じる想い。

虐待をされていた過去を持つ犬を飼っている友人がいる。
先日飲んだ時にその犬がパニックなってると聞いた。
昨日その原因がわかったとメールがきた。
一年前に今の友人(飼い主)のところにきて
それまでたらいまわしにされてきたから、またその時期が
くるんじゃないかと不安や恐怖に苛まれていたらしい。

人の一日は犬にとって三日分だとか言われるけど
心のトラウマは温度や湿度や匂いの中に刻まれているのか。

空を見上げる、
人知の及ばない深淵な自然のサイクルの中で
傲慢な人間様がその影を見つめる。