書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

繊細な鈍さを持ってものごとに対峙せよ

南アフリカの熱狂の祭典が終わった。
評論家でも、ここはサッカーブログでもないから
細かい事は言いません。

「審判の質をあげろっ」

ぐらいでしょうか。

ハンパじゃないトレーニングとストイックなまでに
コンディションを整えてきた選手がかわいそうでなりません。

攻守の早いサッカーは流れのスポーツです。
人為的に流れを変えられてはたまりません。

ジャッジミスはもちろんのこと、適切なカードの判断もそう。

国や命を賭けて闘っている選手もいます。
国民の笑顔のために一生懸命走っている選手もいます。

とにかく選手がかわいそう。


勝負とは紙一重のところにあるね。
事を成すには3つの「ん」が必要だと言われます。
「運 鈍 根」

解釈はいろいろあると思う。
運を掴むためには適当に鈍感で根気よくやること
愚鈍なまでの実直さと根性が運を招く
運は平等だから、才走らずに鈍重に根をおろすことが重要
とか。

総じて、あまりに頭が良すぎたり、鋭すぎたりする人より
誹謗中傷を気にしない鈍さや一生懸命な愚直さがあるほうが
大成してゆくのですね。
人間的に魅力もあったりする。

今回のワールドカップからもそれを学んだ。

日常生活でも、書をやってもそう。
「信頼」は「親愛」に。

縦糸と横糸が交わって絆は織られてゆく。