試合前の練習では、本人を覗く選手全員が
「まさかあのアライさんが」と書かれたTシャツを着て練習。
誰よりも不器用で、誰よりも一生懸命で、
誰よりも練習をし、誰よりも声を出し、
誰よりも感情をぶつけ、誰よりもくらいつく、
あっ、このブログで最も支持の少ない我がカープ軍の話が始まってますよ。
1998年大学卒ドラフト6位で入団。
当時は「打撃も守備もめちゃくちゃ」「コネで入ったのか」
「5年でやめるだろう」と周囲に言われていた人。
言葉にするのは簡単だがそれを凌駕するだけの努力と根性が彼を一流にしていった。
しかしカープファンは彼を忘れていなかった。
いつだって全力なプレー、泥臭くボールを追う姿、一生懸命ゆえのコミカルさ。
いや、心のどこかでずっと待ち望んでいたのかもしれない。
もう一度赤いユニフォームに25番を背負う日を。
あっ、カープの話、もう少し続くぜ。
昨日の試合、
新井選手二回目のアットバット。
ワンボールからの2球目を鋭く振り抜きタイムリーツーベースで記録を達成!
平日なのに立ち見でぎっしりの神宮。カープファンからはもちろん、
ヤクルトのファンからも大きな喝采を受けました(ヤクルトファンの皆様ありがとうございます)。
実はね、俺もこの3連戦のどこかで行く予定だったのよ(別件が入ったのでそれはそれでOK)。
試合もチームメイトが11得点を新井さんに贈って快勝。
新井選手のこの笑顔と快挙、
家ではあまり飲まない俺ですがひとりで酔うまで飲んだ。
インタビューでもファンとチームメイトと丈夫な身体に産んでくれた
両親に感謝する言葉ばかりで自分のことを一切言わず。
2000本のカウントダウンの試合の中でも強引に打ちに行こうとせず
しっかりファーボールで出塁するようなフォアザチームの精神。
「記録よりもチームが勝つこと」
カープファンはグラウンドで野球をするわけではない。
だけどね、それぞれの置かれた環境の中で何かいろいろと被ったり
考えさせられたり、学んだりするところそうとうあったのではと類推します。
だから新井さんが好きなのです。
長嶋やイチローや野茂のようなスーパーなオーラはなくとも
野球が好きでそこにプレーできる喜びが漲りどこまでも全力でやる姿。
おめでとうございます、感動しました。
まだ、カープの話、続けてもいい?
ありがとう。