人生と永く関わってゆくものが食という欲。
数ある欲望の中で一番始めに芽生え、
最後まで続いてゆくものではないだろうか。
若いころはとにかく腹一杯になるために食べる。
大人になって今度はその奥行きに愉しみを見つける。
それだけ人生と密接にあるもの。
食を知るということは人生を知ること。
食を極めるということは人生を極めること。
素敵な仲間と一献。
自由が丘「九州博多 じもん」
ここの料理長とは公私にわたって
深い付き合いをさせてもらっています。
蚫、鮪、伊勢エビ、旬の魚のお造里。
友人のひいき目でもなんでもなく、
彼の生み出す料理は繊細で大胆な芸術作品。
蚫のステーキ。
稀少部位の「みすじ」
「すじ」というくらだから、かたいかと思いきや絶品。
他にも鱧のしゃぶしゃぶや稚鮎の天婦羅など
季節を感じる芸術を堪能しました。
日本の料理の素晴らしさとは季節を食べること。
いつも今が旬であるようにと、食は教えてくれます。
人生を教えてくれる、尊敬すべき素敵な仲間に乾杯。