書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

共鳴は手間をかけるということ

かつて音楽をやって(今も時々)いるときに気付いた。
自分にはリズム感がないと。
そこそこのレベルから越えられない一線。

音楽のリズム感が弱い分なのか、人間としてのリズムの
感度はかなり上がった、と思う。

人との相性は第一印象とか、話し方とか、ファッションだとか
それぞれにあると思う。
俺が大事にするのが「リズム感」。

説明的なものより体感的なものだから言葉にできないけど、
このリズムがはまり、永遠の大きなセッションになる感じの
タイプは男女問わず素晴らしき仲間となる。

そんな友と昨夜は下北沢でビール片手にナイスなトークセッション。

二軒目に少年院で弾き叫ぶ魂のシンガー、和気さんの
新しくオープンしたカフェ「農民カフェ」へ。
一軒家を改築した、雰囲気を持った店。

しかし閉店後だった。農民の夜は早い。
誰もいないカフェを開けてもらい、
中庭で3つ椅子を並べ、夜を吸い込む。

秋へと向かう息づかいまでも聞こえてきそうな静寂の時間。

帰り道、iPodからSIONの嗄れ声。
「好きで生きていたい」