素直であれと教わってきたけど、いいたいことを
言ったらなんだか空気がおかしくなった。
空気を呼んで取り繕うことが成長なのか?
自由奔放に生きて、ときに嫌われることが素直でいいのか?
まぁ、いろいろあろう。
鮨でもつまんで考えてみよう。
久しぶりの食物語、アウトサイダー編。
文句とため息の質量に情熱が追い越されるな。
その肉を、その血を誇れるか?
弾けて、溶けてしまう瞬きのようなものであっても
残されたインパクトに意味があるんじゃないか。
誰にでも心を開けなくたって、その一枚のヴェールは
魅力と想いを十分に育んでゆく。
理屈なんて超越して本質を感じとる鋭さを。
経験を壊し、積み上げ、いつも新しい発見を。
端っこのほうに多くはないけどすごいものがあるんだぜ。
最後のはえんがわね。だからそういう意味。
この日行った鮨屋の大将は下駄履き。
日本の美味しいだけじゃない食文化、好きです。