書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

なくて七癖あって七十八癖と知りながら

この前、ひとり庶民的な定食屋で
ランチを食べていたときのこと。
となりのテーブルに母子(お母さん40代前半、女の子10歳前後)
が座って定食を食べだした。
会話が自然と耳に飛び込んでくる。
「(娘に向かって)お母さん、こういうお店来たことないから
 どうしていいのかわからない」
「今度の発表会までにバレエの靴、買いに行かないとね」
とか、やれピアノがどうしたと食べながら娘に喋っている。

しかしいっこうに味噌汁に手をつけない。
そして味噌汁を除くすべてを食べ終えて箸を置いた。

あぁ、味噌汁が口に合わなかったのね。

と俺が思ったとき、そのお母様、お茶を飲むかのごとく
(いや、それ以上の早さで)味噌汁一気飲みですよ。

お上品ぶった仮面がバリバリを割れてゆきましたよ。
娘にバレエやピアノやらせてる場合じゃないですよ。
こども真似しちゃうよ。


店を出て、ユザワヤで画材を買うために
丸井のエレベーターに乗ると、今度は5人の
女子高生が同乗。
ひとりの女の子が喋りだす。
「この前先輩たち4、5人と帰ったのね……
 …あれっ、5、6人だったかな」
彼女の話は続いて
「そのときに先輩の荷物を2、3個持たれてさぁ……
 …あれっ、3、4個だったけなぁ」

心の中で俺。
「そのへん、もうどっちでもいいよねっ!」

チンッ! 
目的階に着きました。

仕草、喋り方、行動…
人にはいろいろと癖があるものです。

俺もたくさんあるんだろうね。
不快にさせてることもあるんだろうな。
人見知りですぐに表情に出ちゃうのもクセの一部か。

クセのある書体は変えようがありません。

ここはもう、さらにさらに突き抜けてゆきます。