昨日、寿司屋にて美しいものを食しているときに
(正確にはその後だけど)思いついたので好評の
第二弾「食で語る恋物語」です。
ではどうぞ~。
<その痛みがやがて輝きになるまでの距離>
君はきれいにつくって距離を縮めようとしていた。
偽りとわかっていても過去を忘れるために。
少しづつおいしいところをつまみながら、
けして傷など曝け出すこともなく。
身を焦がすように君は求め合てきた。
でも心にあいた穴は埋まることなんてなかっただろ。
堅い痛みをかみ締めて甘さを知り、閉ざした心を
開いて確かめあったあの夏の終わりに帰るべきなんだ。
しっかりとより添い、お互いの持つ色を引き立てあっていた
あの夏はここにないけれど、まだ旅は終わってはいない。
過去に逃げることなくその痛みに対峙したなら
殻を割って、明日を探しにゆける。
やがてふっくらと柔らかな感情が君を包む。
乗り越えた正直な君はどこにもない輝きをみせるはずさ。
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職人の方のためにもお断りしておくと、もちろんこれは
料理の順番通りではありません。
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こんな作品もできました。
食欲と創造の秋が着実に近づいてきているようです。