書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

その物差しは自分を計るもので他人を計るものではない

今日はぶっちゃけていろんなことを書く。
意味があるかわからないけど長々ととっ散らかって。
只今正午過ぎ、そんな気分になった。

付き合いが長くなるとエゴがでてくる。
わがままはカワイイけどエゴは醜い。
相手を思いやる「心配」。心配は心配りだからいい。
それがいつか心配という名の「嫉妬」や「独占欲」
に変化してゆく。自分の思い通りにならないことで
いらつく。価値観も感性も経験も年齢も性別も違うと
知りながら。もうそうなったら初心に返るしかない。
「自分と同じ人などいない」とプラスに考えれば
「思い通りにならないこと」を受け入れられるんだ。
そしてそれもおもしろくなる。いい面だってあるから。
実は俺はガキの頃からのトラウマでそういう心理が強かった。
いや、今だってそうかもしれない。そのたびに傷つけてきた。
易々と消えるトラウマじゃないけど
ここ数年の俺の成長は凄まじいからな(笑)。
いつまでも大切なのは「心配り」だ。


久しぶりに涙なしでは読めない一冊に出会った。

<しゃぼん玉/乃南アサ>
帯コピーだけでこれを手にレジへ向かった。
犯罪を繰り返し逃亡を続ける少年が辿りついた
宮崎県の山村、そこの老婆との交流からこころの
何かが少しづつ変わり始める・・・
最後のほうは号泣、涙が止まらない。
「弱いけぇ、暴れるわけばい。それに自分のことだけの
奴は、人の心がわからんと。自分が痛いち思うことは、
人じゃって痛いとじゃ」
そうそう、確かに。

消したくても消せない過去もある、あるときにふと未来が
怖くなることもある。多かれ少なかれ誰にでもあるのかな。

【莫妄想(まくもうそう)】
過去の執着、未来への不安など考えてもしょうがないこと、
また夢想、空想するをやめ、いまできることに全力を
尽くしましょうということです。この本を読んでまた気付いた。
響く言葉とか思いっていうのはやっぱり心があるんだろうな。


昨夜、友人から「もっと自分自身に優しくしてみたら?」って
メールをもらった。俺は自分に甘いからそれはできぬ
ことだけど、なんかさ、すごく嬉しい言葉だった。

言葉、思い・・・それは俺の生業であり、生き方。
作品にもっともっと魂と表現が宿るために
今夜も酒を飲む・・・・

じゃなくて頑張るよ。


もちろん飲むがな。